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京大、高濃度で導入可能な高分子太陽電池向け色素を開発-エネ変換効率3割向上

日刊工業新聞
京大、高濃度で導入可能な高分子太陽電池向け色素を開発-エネ変換効率3割向上

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京都大学大学院工学研究科の大北英生准教授と伊藤紳三郎教授らの研究グループは、
高分子太陽電池に高い濃度で導入できる色素を開発しています。



色素を導入すると可視光領域外の近赤外領域の太陽光を吸収できるようになり、
エネルギー変換効率が約3割向上しています。
印刷技術で大量に生産できる高分子太陽電池の実用化につながると期待されています。

変換効率の向上には高分子材料とフラーレン(炭素原子の構造物)の層の界面に沿って
近赤外領域を吸収する色素が分布する必要があります。
ですが、色素を高濃度で導入すると界面以外の場所に散らばり発電効率が低下します。

研究グループは、せっけんなどの界面活性剤が水と油の界面に自発的に集まる原理に着目。
分子材料とフラーレンそれぞれに親和性を示す二つの性質の色素を作製。
従来の3倍の濃度を界面部分に安定的に導入できたことで変換効率が向上したとのことです。
成果は独科学誌アドバンスド・マテリアルズ電子版に掲載されています。

JSTニュースリリース
せっけんに学ぶ高分子太陽電池高効率化の原理の解明

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