産総研など、太陽光の反射と断熱を1材料で実現できるアルミナ膜を開発
日刊工業新聞
産総研など、太陽光の反射と断熱を1材料で実現できるアルミナ膜を開発

開発した光を反射する断熱材。
アルミナナノ繊維の分散液(左)とアルミナ断熱膜
産業技術総合研究所化学プロセス研究部門の小平哲也主任研究員、水上富士夫客員研究員は
川研ファインケミカル(東京都中央区)と共同で太陽光の反射と断熱を一つの材料で実現できる
アルミナ膜を開発したと発表しています。
色は銀色で1000℃に耐えるとのこと。昼夜で温度が大きく変化する装置などの断熱用に提案するとしています。
アルミナ製のナノ繊維を水溶液に分散させ、塗布して乾かすだけで膜を作れるため、
複雑な曲面にも成膜できるとしています。ナノ繊維の太さは6nmで長さ3000nm。
ナノ繊維が網目状に絡み合ったシートが積み重なって膜になり、このシートの間で光が多重反射するとしています。
実験では波長500-1400nmの光を70%以上反射したとのことです。
網目状シートは空隙率が高く発泡スチロールと同じ程度、熱を伝えにくいため
反射材と断熱材を組み合わせる必要がなく、一つの材料で温度を保てるとのことです。
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色は銀色で1000℃に耐えるとのこと。昼夜で温度が大きく変化する装置などの断熱用に提案するとしています。
アルミナ製のナノ繊維を水溶液に分散させ、塗布して乾かすだけで膜を作れるため、
複雑な曲面にも成膜できるとしています。ナノ繊維の太さは6nmで長さ3000nm。
ナノ繊維が網目状に絡み合ったシートが積み重なって膜になり、このシートの間で光が多重反射するとしています。
実験では波長500-1400nmの光を70%以上反射したとのことです。
網目状シートは空隙率が高く発泡スチロールと同じ程度、熱を伝えにくいため
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