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米アップル、インド攻略作戦始動 サムスンの牙城に挑戦

REUTERS
アングル:米アップル、インド攻略作戦始動 サムスンの牙城に挑戦

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アップルがインド市場で、サムスン電子の牙城を切り崩そうとしていると報じられています。
インドは世界で最も急速に成長しているスマートフォン市場であり、インド市場のiPhone販売台数は
急増していますが、市場シェアはまだわずかだと指摘されています。



インドの購買力は中国と比べると低いため、インド市場はこれまで長い間、
アップルにとって優先度が高いとは言えなかったとされています。
ところが今では、積極的なテレビ宣伝を打っているほか、販売網の拡大や、購入支援策など、
あの手この手で販売を伸ばそうとしているとのこと。

4-6月のインドのiPhone販売台数は93%増で、中国の伸び(87%)を初めて上回っています。
アップルのインドのスマホ市場でのシェアは2%。サムスン電子はシェアの1/3前後を握っています。

アップルが発表した15年第3四半期決算では、売上高が32.5%増加していますが、7-9月期の売上高見通しは
市場の予想に届かず、2桁成長がどのくらい続くのか、懸念が広がっています。
アップルのインド戦略積極化はこうした事情と無縁ではないとのこと。
ハイテク専門調査会社IDCのマネジングディレクター(インド・南アジア担当)、ジャイディープ・メータ氏は
アップルは意識的にインドで販売網を拡大し、積極的に製品を売り込もうとしている。
マーケティングへの支出拡大も、そうした戦略の一環だろう」と話しています。

家電小売店や、アップル取扱店の幹部の話では、アップルは自社製品への関心を高めようと、
棚スペースの拡大を求めているようです。
またアップルは販売業者の数を5社に拡大し、従来の倍以上に増やした、とされています。
業界筋によると、アップルはインド専任の幹部を採用。
インド特有の官僚主義に対応するため、政策アドバイザーを求める広告も出しています。
ある家電小売りチェーンの幹部は「アップルがインドで重視しているのは『ボリューム(量)』」と指摘。
「販売業者を増やし、中小の都市にも食い込もうとしている」と語ったとのことです。

インドでは確かにiPhoneの販売が伸びていますが、けん引しているのは
「4S」「5S」「5C」など安価な旧モデルとのこと。インドでの新型iPhoneの販売価格は
5万ルピー(約785ドル)からであり、格安スマホであればおよそ8台が買える計算になります。

そこでアップルは、最新のiPhone6を月賦で購入できる制度を導入し、
ストリーミング形式での音楽配信サービス「アップル・ミュージック」についても、
インドでの月間利用料金をわずか120ルピー(1.88ドル)とし、
米国のおよそ1/5の価格に設定しています。
アップルはこれまでも購入支援を行っていましたが、今回ほど積極的な対応は初めてと見られ、
インドをいかに重視しているかがうかがえると指摘されています。

カウンターポイントのアナリスト、ニール・シャー氏は
「(インドの)高級スマホ市場は今年、800万台に接近する」と指摘しており
「アップルに成長余地は大きく、シェアを伸ばすチャンスは十分ある」としています。


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