FC2ブログ

湘南先端材料研究所、機械加工できる長繊維強化セラミックス開発

日刊工業新聞
湘南先端材料研究所、機械加工できる長繊維強化セラミックス開発

Shonan-AML_CMC_Ceramics_image.jpg
長繊維強化セラミックスのサンプル

湘南先端材料研究所(神奈川県藤沢市)は、機械加工が可能な長繊維強化セラミックス(CMC)を
開発したと報じられています。


独自の成形法を確立したのがポイントで、カサタニ(大阪市淀川区)、エイトテック(同)の
3社共同で実用化に取り組んでいます。
加工性や耐熱性に優れるなどの特徴があり、航空宇宙や自動車などでの採用を目指すとの事。

アルミナや炭化ケイ素などをスラリー化し、炭化ケイ素系の長繊維を含浸させ、
プリプレグ(炭素繊維含浸シート)を作成した後、焼成して完成します。
繊維強化プラスチック(FRP)やアルミニウムなどでは不可能だった、1000℃以上の高温環境下でも
使用可能で、セラミックスの欠点だったもろさを解消したとしています。

アルミナよりも軽量で熱膨張係数も半分程度なので、高温での寸法安定性に優れるとの事。
曲げ強度も550メガパスカルと高く、繊維が破壊を食い止めるので破壊じん性も向上するとしています。
切断や研磨、穴あけなど各種機械加工が可能で、サンプルを作成して供給を始めています。

3社がそれぞれの強みを生かし、役割分担して体制を整えるとしています。
開発主体の湘南先端材料研究所が顧客の要望に応じたプロセス設計、積層構造設計を行い、
難加工材料のプレス加工を得意とするカサタニが、プリプレグの焼成と板状や曲面状のCMC部品を製造。
試作品製造のエイトテックがレーザー加工や異形状のCMC部品を担当するとの事です。

当ブログ関連記事
三菱化学とスズキ、植物由来樹脂デュラビオの新グレード開発-「アルト ラパン」採用
総合化学メーカー、自動車向け新素材の開発加速-高機能樹脂に資源投入し収益源に育成
金沢工大と三井物産、CFRP量産化へ実証研究-自動車部品など用途開発
日本勢がリードする「炭素繊維」 燃料電池車など活用拡大 中韓参入で競争激化

    
関連記事
スポンサーサイト



この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

miyabi

  • Author:miyabi
  • 2013/1よりディスプレイ周りの技術情報を掲載。

    Twitter @deep2black
カレンダー
11 | 2020/12 | 01
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最近の記事
タグリスト
カテゴリー
アーカイブ
リンク
人気記事
ブログ内検索
関連書籍
RSSフィード
Twitter