FC2ブログ

パナソニック、米テスラ電池工場に数百人規模を派遣へ

REUTERS
パナソニック、米テスラ電池工場に数百人規模を派遣へ

panasonic_tesla_cell_buziness_image.jpg

パナソニックは、米電気自動車(EV)テスラ・モーターズが米ネバダ州に建設するリチウムイオン電池工場の
2016年の量産開始に向けて、今年の秋以降、数百人規模の人員を現地に派遣する計画を明らかにしています。
電池の生産設備を立ち上げるため、日本から順次送り出すとの事。


車載・産業分野の社内カンパニー「オートモーティブ&インダストリアルシステムズ(AIS)社」を統括する
伊藤好生専務が大阪市内で記者団に明らかにしています。

2016年の量産開始を予定するテスラの電池工場の建設で、パナソニックは、電池の製造装置を日本から運び、
設備の立ち上げのために数百人を派遣し、その後数年間にわたって設備の生産能力の拡大に従事するとの事です。

来年の春にも試験稼働を開始する計画ですが、伊藤専務は「この1年で工場の建物に設備を搬入して、
現地でチューニングして性能確認しながら立ち上げなければならない。
来年の稼働に向けて余裕がある計画ではない」と述べています。

パナソニックは、通常の業務に必要な設備投資に加え、M&A(合併・買収)など将来につながる
「戦略投資」に2015-18年度の4年間で1兆円を充てる計画で、15年度は2000億円を予定しています。
このうち、今期の車載・産業分野の戦略投資は約600億円で、テスラ電池工場など設備投資に320億円、
スペインの自動車部品大手フィコサ・インターナショナルへの出資などに280億円を充てるとの事。

その上で、伊藤専務は「投資案件がクリアになれば、その時点で計画に織り込んでいく」とし、
戦略投資枠600億円の上方修正もあり得るとの考えを示しています。


パナソニックは、2018年度に車載事業の売上高を2.1兆円(15年度は1.3兆円の計画)に拡大する方針です。
このうち、運転席周り(コックピット)事業で9300億円(同6000億円)、先進運転支援システム(ADAS)事業で
4700億円(同3100億円)、電池事業で7000億円(同4200億円)に、それぞれ引き上げる計画としています。

特に、自動運転化時代の前段階としてADAS事業の拡大に期待が高まっていますが、
伊藤専務は「センサーや画像処理分野で、われわれのデジタル家電の技術が生きてくる」と指摘しています。
その上で、ADAS事業のM&A(合併・買収)や他社との協業については
「(走る・曲がる・止まるの)制御技術の部分で、他社や自動車メーカーの力を借りたい」と述べたとの事。

パナソニックは、自動車部品メーカーとして制御技術が不足していますが、
伊藤専務は「ADASの進化は、いきなり自動運転ではない。まずはセンシングデバイスでデータ処理する部分では、
自社で技術を持っているので参入機会がある」と述べ、将来の自動運転の時代に向けて
M&Aや協業で実力を蓄えていく方針を示しています。

当ブログ関連記事
パナソニック、中南米向けテレビモジュールを内製化-メキシコとブラジル工場
「農業ではなく工業」--パナソニックが手がける最先端植物工場(追記)
パナソニック、国内太陽電池工場に約100億円を投資(追記)
パナソニック、通期の最終利益1800億円 利益重視から成長優先へ

    
関連記事
スポンサーサイト



この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

miyabi

  • Author:miyabi
  • 2013/1よりディスプレイ周りの技術情報を掲載。

    Twitter @deep2black
カレンダー
11 | 2020/12 | 01
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最近の記事
タグリスト
カテゴリー
アーカイブ
リンク
人気記事
ブログ内検索
関連書籍
RSSフィード
Twitter