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シャープ、ディスプレイ技術を応用した「採光フィルム」を開発(追記)

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シャープ、ディスプレイ技術を応用した「採光フィルム」を開発

Sharp_in-light_film_image1.jpg
採光フィルムを用いた自然採光システム(窓の上段部に設置)

シャープは、液晶ディスプレイの開発で培った光学制御技術を応用した「採光フィルム」を開発したと発表しています。
オフィスの窓に設置することで照明用電力を削減でき、オフィスの省エネ化に貢献するとしています。


従来、窓から外光を直接取り入れると、季節や天候、時間帯によっては眩しすぎる場合があるため、
カーテンやブラインドなどにより遮光するのが一般的でした。
暗くなった室内を蛍光灯やLED照明などで明るくするため、照明用電力がオフィスにおける電力使用の中で
大きな割合を占めていました。

Sharp_in-light_film_image2.jpg

開発した「採光フィルム」は、太陽の年周運動・日周運動を考慮した
高度な光学設計に基づいた独自の技術を用いているとの事。
表面に微細加工を施すことで、フィルムの片側に様々な角度から入る光を、
反対側から一定の角度で出すことが可能としています。

このフィルムを窓の上部に設置することで、季節や時間帯に応じて変化する入射角度に関わらず太陽光を
効率的に天井方向に取り込み、不快なグレア(眩しさ感)を抑えながら室内全体を明るくすることができるとの事。
検証では、年間でおよそ4割の照明用電力の削減が可能となる高い採光効果が確認されたとしています。

この「採光フィルム」をサッシに納めた「自然採光システム」が、
ヒューリック虎ノ門ビル(東京都港区)に設置されています。


調光フィルムとしては以前に産総研と住友化学が夏季と冬季で太陽光の入射量を
自動調節するシートを開発したと発表しています。
こちらは窓ガラス全面に貼ることを想定しているもので意図は多少異なります。

>【人とくるま展】産総研と住友化学、夏季と冬季で太陽光の入射量を自動調節するシートを開発

シャープニュースリリース
液晶ディスプレイの技術開発で培った光学制御技術を応用した「採光フィルム」を開発

関連記事
CNET Japan:シャープ、オフィスの照明用電力を削減できる「採光フィルム」--ディスプレイ技術応用
AV Watch:シャープ、液晶ディスプレイ技術を用いた“窓用採光フィルム”。省エネに貢献
(15/06/11追記)
日刊工業新聞:シャープ、液晶の光制御技術応用した建物向け採光フィルム開発-照明電力40%削減
ITmedia:窓に貼るだけで照明電力を4割削減、液晶技術を活用したシャープの「採光フィルム」
(15/11/18追記)
CNET Japan:シャープ、採光フィルム設置で室内照明の消費電力量を約4割削減
シャープは液晶技術を応用した「採光フィルム」を使用することで、
室内照明の消費電力量を約4割削減できることを実証したと発表しています。

当ブログ関連記事
産総研、自動車フロントガラス用の調光ミラー開発-透明・鏡状態切り替え

    
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