FC2ブログ

車載ディスプレーで覇権握れるか-JDIとシャープの中小型液晶戦略に注目集まる

日刊工業新聞
車載ディスプレーで覇権握れるか-JDIとシャープの中小型液晶戦略に注目集まる

Sharp_FFD_arch_image.jpg
車のインストルメントパネルへの採用を狙う(シャープのアーチ型ディスプレイ)

中小型ディスプレイ業界で車載分野の存在感が高まっているとされています。


車のIT化の進展に伴い1台に搭載するディスプレイ数が増え、市場拡大が確実視されています。
供給安定性などが求められる車載ディスプレイは参入障壁が高い一方、
長期間にわたって安定的に収益を確保でき“うま味”も多いとされています。

car_display_product_trend_image.jpg

JDIは、伝統的に強い欧州市場を深耕しながら、日米の市場開拓に取り組んでいます。
14年6月には米デトロイトに拠点を設けるなど営業体制を強化しており、足元では
「特にトヨタ自動車と独フォルクスワーゲン(VW)向けのシェアが上がっている。
また米ビッグスリーとの取引拡大にも手応えを得ている」
(柳瀬賢ヴァイスプレジデント第6ビジネスユニットビジネスユニットマネージャー)との事です。

車載ディスプレイ事業は鳥取工場(鳥取市)に集約、開発・生産・品質管理の一体的な運営を実現しています。
このため信頼性や供給安定性を確保した上で、「先端製品をいち早く提供できる」
(柳瀬マネージャー)のが強みとの事。

シャープは中小型ディスプレイ事業の収益を安定させるため、車載を含む非コンシューマー向けの
売上高比率を14年度の14%から21年度は40%まで高める考えのようです。
中でも車載向けを重視しており、「ディスプレイをただの表示器から高機能デバイスに変える」(方志教和専務)と
技術革新を牽引する方針を掲げています。

高視認性や異形状、狭額縁などの液晶技術と、自社製のセンサーデバイスなどを組み合わせて
車載ディスプレイ分野で新たな価値創造を目指しており、円形やドーナツ形などの自由な形状をつくれる
「フリー・フォーム・ディスプレイ(FFD)」、画像センサーと連携したセンターミラー用ディスプレイ、
ジェスチャーセンサーと組み合わせたタッチレスインターフェースなどの提案を始めています。

2014_car-display_share_image.jpg

ただ台湾のInnolux(イノラックス)やAUO、CPT、韓国LGディスプレイが車載分野に本腰を入れ始めています。
商社のUKCホールディングスは、台湾メーカーの車載ディスプレイを取り扱っており、
「コスト競争力が評価されて、ティア1(1次)車部品メーカーからの引き合いが増えている」
(福寿幸男社長)と話しています。


当ブログ関連記事
凸版印刷、曲面形状の車載ディスプレー向け銅タッチパネルモジュールの試作品開発
パネルのCPT、中国の車載IoT市場で成果
シャープ、高感度化とセンサー統合でディスプレイの競争軸を変える
JDI、高雄の車載用工場を増強 アウディに和碩とタブレット供給も?(追記)
車載パネル JDIが首位返り咲き、INNOLUXは6位転落の見通し
【産業動向】 JDIとシャープ、車載ディスプレイシェアでINNOLUXの後塵拝す 13年

    
関連記事
スポンサーサイト



この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

miyabi

  • Author:miyabi
  • 2013/1よりディスプレイ周りの技術情報を掲載。

    Twitter @deep2black
カレンダー
10 | 2020/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
最近の記事
タグリスト
カテゴリー
アーカイブ
リンク
人気記事
ブログ内検索
関連書籍
RSSフィード
Twitter