国内太陽電池4社の前3月期、パネル販売・出荷7%減-シャープなど住宅用にシフトへ

日刊工業新聞
国内太陽電池4社の前3月期、パネル販売・出荷7%減-シャープなど住宅用にシフトへ

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国内太陽電池主要4社合計の2015年3月期の太陽光パネルの販売・出荷実績は431万キロワットとなり
前期比7%減となっています。


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12年に再生可能エネルギーで発電した電力の固定価格買い取り制度が始まって以来、
急増した太陽光パネルの需要は当初予想より1-2年早くピークアウトを迎えた模様です。
制度変更や買い取り価格の低下が販売にブレーキをかけた形になっています。
企業別では住宅用に集中するパナソニックが前期比横ばいを維持。
シャープ、京セラなども安定需要がある住宅用にシフトするとしています。

シャープの15年3月期の販売実績は前期比15%減の177万キロワットとなっています。
16年3月期は50万キロワット少ない110万キロワットの販売を予想しています。

>シャープ、太陽電池事業で海外からのODM調達を検討-住宅向け製品にも拡大

京セラの16年3月期の販売計画は前期比横ばいの120万キロワットで、
京セラが国内首位に立つ可能性が出てきています。

>2016年度に次世代燃料電池を市場投入、京セラが事業方針を発表

三菱電機は14年3月期末までに、年65万キロワットまで生産能力を引き上げていますが、
生産・出荷とも、50万キロワットにとどまっています。委託生産を中止した現在の能力は年53万キロワットに縮小。
16年3月期は新築住宅向け需要を見込んでいますが、発電用の見通しが立たない模様です。

各社とも狙いを定める住宅用は年30万件近い安定した需要があります。
パナソニックは発電効率の高い太陽光パネルの性能を発揮しやすい住宅用に特化し、
発電用の需要停滞の影響を抑えています。

>パナソニック、国内太陽電池工場に約100億円を投資

京セラも16年3月期、住宅用の比率を前期比5ポイントアップの35%に引き上げるとしています。
シャープも住宅用パネルの生産に特化するとしています。


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