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JDI、15年度の中国スマホ向け売上高は1.5倍の2400億円超へ(追記)

REUTERS
JDI、15年度の中国スマホ向け売上高は1.5倍の2400億円超へ

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ジャパンディスプレイJDI)は2016年3月期の中国スマートフォンメーカー向け液晶の売上高について、
前年比1.5倍の2400億円を超える規模を計画していると発表しています。


華為技術(ファーウェイ)や小米科技など中国の大手を中心に、タッチパネルを内蔵した
「インセル」型の高精細液晶の一段の出荷増を見込むとの事。

インセル型の液晶は、中国メーカー中心に出荷が急増しており、中国・アジア顧客に対する全出荷のうち
インセルの比率は1-3月期に60%まで高まった模様です。4-6月期は70%を超える見込みとの事。
米AppleのiPhone向けの出荷も、昨年末の商戦期を過ぎても1-3月期に大きな落ち込みがなかったことから、
4-6月期も高い水準の出荷が続くと見込んでいます。

今期から年間の業績予想を見送り、四半期予想のみ開示するとしています。
4-6月期の予想は、売上高が前年比91.7%増の2400億円、営業損益が20億円の黒字
(前年同期は127億円の赤字)としています。
14年3月の新規上場から配当実績はありませんが、3年度目となる今期は、
期末配当を実施する計画との事です。

6月23日の株主総会で大塚周一社長は退任し、元三洋電機副社長の本間充氏が会長に、
現取締役の有賀修二氏が社長に就任するとしています。

>ジャパンディスプレイ、元三洋電機の本間氏がCEOへ

3社合算で4500億円規模の売り上げ高でスタートした同社ですが、記者会見で大塚社長は
「今期は売上高1兆円がみえてくる」と述べています。
さらに、営業利益については「安定的に3ケタ(億円)が出せる体質ができている」と指摘しており
次の成長に向けて「バトンタッチすることにした」としています。

来期は、石川県白山市の新工場の稼働で、一段の売り上げ拡大を見込んでいます。

>ジャパンディスプレイ、石川・白山市の新工場建設を正式発表-米アップルが資金提供

新工場の稼働で、スマホ向け液晶市場で「圧倒的地位」を確保し、
3年以内に営業利益率10%を目指していくとしています。

2015年3月期の売上高は前年比25.2%%増の7693億円、営業利益が同81.4%減の51億円。
出荷数量は伸ばしていますが、中級品の価格下落が激しく、増収減益となっています。
上半期まで低調だったApple向けの出荷は、iPhone6/6plusの好調を背景に、
下半期以降に大幅に伸ばしています。 通年の中国スマホ向け売上高は前年比2.4倍の1600億円となっています。

当期純損益は122億円の赤字となっています。
競争激化による液晶価格の下落のほか、取引先の台湾メーカーの破綻や
深谷工場(埼玉県深谷市)の閉鎖に関連する費用が響いた模様です。

ただ前期は、上半期の当期純損益の赤字が278億円だったのに対し、下半期は155億円の黒字を計上。
西康宏最高財務責任者(CFO)は「上期は不振だったが、下期にV字回復は果たせた」と述べています。

関連記事
(15/05/15追記)
日刊工業新聞:ジャパンディスプレイ、122億円の当期赤字に転落-価格下落や工場閉鎖など影響

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