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「あきらめた」-台湾・鴻海精密工業、シャープとの資本提携を断念

日刊工業新聞
「あきらめた」-台湾・鴻海精密工業、シャープとの資本提携を断念

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台湾・鴻海精密工業はシャープとの資本提携を断念すると報じられています。


シャープによる産業革新機構への出資要請や主力取引銀行に対する2000億円規模の
資本支援要請を受け、出資断念の方針を固めたとの事。
シャープは交渉自体が「終了」(幹部)と認識し、シャープの中小型液晶技術に高い関心を持つ鴻海
「あきらめた」(幹部)としており、出資交渉は実質的に幕を閉じる事になります。

>台湾・鴻海、シャープへの資本提携交渉再開を検討-出資に意欲、再協議申し込む意向

鴻海シャープが3年前に始めた出資交渉は、3月27日に1年期限を延長しています。
両社が打ち切りを伝えない限り、自動更新する仕組みとなっていますが、
両社幹部は情勢の変化を見ながら、交渉終了の認識を持つに至った模様です。

鴻海は3000億円規模の出資も視野に接触を図っていましたが、主力行と経営再建協議を進める
シャープは混乱を警戒。ただ、両社が共同運営する液晶工場(堺市堺区)の扱いが残っています。
同工場はシャープの過去の赤字要因となった第10世代ガラス基板の大型液晶工場となっており
共同運営後は最終黒字を維持しています。

しかし、大型投資で競争力を保ちたい鴻海と資金不足のシャープは、意見が合わず投資が難航。
市場では中国勢が大型液晶工場を相次ぎ立ち上げ、大手のBOEは10.5世代液晶工場を
18年に稼働する予定としており共同運営する工場の競争力は「持っても2-3年」(業界関係者)とされ、
対策が迫られる状況です。

>中国で第10.5世代液晶工場、世界最大のガラス基板を採用

シャープは迅速な経営判断と管理徹底、他社からの出資受け入れも視野に、
主力の中小型液晶事業を分社化する方針としています。
鴻海との資本提携が消え、液晶への出資候補は政府系ファンドの産業革新機構に絞られそうだと見られています。


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