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三菱レイヨン、欧・中国に技術支援拠点-炭素繊維の需要増、機能化学品の市場開拓

日刊工業新聞
三菱レイヨン、欧・中国に技術支援拠点-炭素繊維の需要増、機能化学品の市場開拓

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自動車や航空機向け炭素繊維の需要増を取り込む
(トウと呼ぶ炭素繊維の束)

三菱ケミカルホールディングス傘下の三菱レイヨンは2015年度中に欧州と中国で、
現地ニーズ調査や顧客の要望に応じた機能化学品の評価が行えるテクニカルセンターを新設するとしています。



自動車や航空機向けに炭素繊維の需要増が見込める欧州、自動車・電子機器の生産増が続く中国の
市場開拓を現地主導とすることで機能化学品の需要拡大を着実に取り込むマーケティング体制を確立するとの事。

三菱レイヨン炭素繊維は、欧州の航空機大手エアバスの新型機「A320neo」用新型エンジンの
ファン構造部材に採用が決定しており、独BMWの電気自動車「i3」にも独SGLとの合弁会社の
プレカーサー(炭素繊維原糸)が用いられています。
今後も燃費規制強化で軽量化に貢献する炭素繊維の採用拡大が欧州で見込めるため、
ドイツにセンター新設を決め、4月に稼働したとの事。

一方、中国では機能化学・樹脂のテクニカルセンターを江蘇省南通市に新設するとしています。
自動車部材や電気製品の原料になるアクリル樹脂成形材料、コーティング材料の評価は
これまで日本で行っていましたが、現地で評価を行えるようにすることで評価期間を短縮し、
顧客との距離を狭めるとしています。
将来は三菱ケミグループの三菱化学、三菱樹脂の技術支援拠点との連携を目指すとの事です。


東レ、帝人、三菱レイヨンの日本企業3社は、焼く温度や時間、無酸素状態の作り方などで
高機能な炭素繊維の生産技術を確立し、世界シェアで海外企業に大きく差を付けているとされていますが
評価やマーケティングを現地化することで顧客のニーズをいち早くくみ取る狙いがありそうです。

>日本勢がリードする「炭素繊維」 燃料電池車など活用拡大 中韓参入で競争激化

三菱レイヨン
Mitubishi-rayon_logo_image.jpg
https://www.mrc.co.jp/

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