シャープ、主力行に資本支援の要請を検討＝関係筋

REUTERS
シャープ、主力行に資本支援の要請を検討＝関係筋



シャープが主力取引先のみずほ銀行と三菱東京ＵＦＪ銀行に資本支援を要請する方向で
検討していることがわかったと報じられています。
なお、シャープからは「当社が発表したものではなく、決定した事実はない」との声明が発表されています。

シャープ：当社の資本増強、業績及び事業構造改革などに関する一部報道について


不採算事業の減損処理で、2015年3月期の連結最終赤字が膨らむ可能性が出ており、
財務基盤を立て直すのが狙いとされています。
関係筋によると、2015年3月期中に不採算事業の減損処理を徹底する方針との事です。

このため、広島県内の電子部品4工場の生産設備の資産見直しに入っており、
この他にも、大阪府堺市の太陽電池工場も減損の対象になるかを見極めているとされています。
これら費用が追加されれば、今期の連結最終赤字は2月に公表した300億円から
膨らむ可能性があるとの事です。

関連記事
CNET Japan：シャープ、主力行への資本支援要請報道に対しコメント
AV Watch：シャープ、赤字拡大と資本支援要請報道に「決定した事実はない」
ITmedia：「シャープが主力2行に資本支援要請」報道　シャープ「当社が発表したものではない」

当ブログ関連記事
液晶失速は一過性、中国スマホ2000億円計画は維持＝シャープ専務
シャープ、'14年度通期で300億円の赤字に。TVや液晶が苦戦(追記)
シャープ亀山工場、Apple専属契約見直し　中国向け高精細パネル生産へ
シャープ、テレビ生産工場再編－赤字再転落、閉鎖・売却含め検討