FC2ブログ

電子部品、空前の好決算 スマホ需要拡大が追い風 “Appleショック”に警戒も

ITmedia
電子部品、空前の好決算 スマホ需要拡大が追い風 “Appleショック”に警戒も

japan_electro-parts_maker_14_result.jpg
電子部品各社の連結業績は、スマホ需要の拡大や車の電子化を追い風に上方修正が相次いでいる

電子部品大手7社の2014年4~12月期連結決算が出そろったようです。
スマートフォンや自動車向けの部品販売が好調で全社が増収増益となっている模様。


15年3月期連結決算では、TDK村田製作所日本電産の3社が売上高を1兆円の大台に乗せる見通しで、
電子部品メーカーが空前の好決算となっているようです。

村田製作所はスマホ内部で電気を蓄える積層セラミックコンデンサーと、周波数の電波を送受信する
SAWフィルターの販売が好調で、15年3月期の連結売上高を前期比19.3%増の
1兆100億円(従来予想は9650億円)、最終利益を61.0%増の1500億円(1240億円)に引き上げています。

TDKも売上高を9.7%増の1兆800億円(従来予想は1兆500億円)、
最終利益を2.5倍の420億円(370億円)に上方修正しています。
桃塚高和執行役員は「中国のスマホメーカー向け高周波部品の受注が好調」と述べています。

日本電産も売上高を従来の9600億円から前期比14.3%増の1兆円に引き上げています。
円安進行や車載向けの精密小型モーターの販売好調が大きな要因のようです。

スマホやパソコンなどの完成品メーカーが中国や韓国勢との競争で苦戦する一方で、
電子部品メーカーは業績好調と対照的な状況となっています。
電機系アナリストは「全方位外交でビジネスができているのが大きい」と指摘しているとの事。
スマホ市場は昨年以降、中国の新興メーカーが台頭し、韓国サムスン電子がシェアを落としていますが、
電子部品メーカーは取引先の分散化に力を入れており、積層セラミックコンデンサーなどで
高いシェアを握る村田製作所は、ほぼすべての端末メーカーや通信キャリアに納品している模様。

また「部品メーカーは生産設備を内製化しており、競合他社はまねできない」(同)。
高い生産ノウハウを蓄積し、中国や韓国勢も部品分野に触手できないのが現状のようです。

電子部品メーカーの15年3月期は好調に推移していますが、
ある電子部品メーカー首脳は「アップル・ショックを警戒している」と話しているようです。
昨年発売した新型iPhoneは買い替えサイクルと重なり史上最高の出荷となっていますが
今年は反動減が予想されています。
中国でのスマホ販売も伸びていますが、全体の出荷が昨年より落ち込む可能性もあり、
このため、車載などスマホ以外の分野を伸ばせるかが各社の業績の分かれ目となりそうと指摘されています。


生産技術のノウハウ流出を設備の内製化で押えているのはポイントとなりそうです。

ディスプレイ関係では生産設備については設備メーカーからの購入が主となっており、
ある程度の使いこなしはあれど同様の設備を導入すれば製造出来てしまう事から
新興メーカーのキャッチアップが容易となってしまっています。

関連記事
日刊工業新聞:TDKなど電子部品専業上位3社、1兆円企業に-スマホ・自動車市場で海外勢を圧倒

当ブログ関連記事
韓国系の部品業者、中国ハイエンドスマホに照準
村田製作所、中国スマホ向け部品は来期も拡大
日本の電子部品、海外スマホ供給で明暗 Samsungやソニー向けは苦戦
中国スマホ向け部品増産 ジャパンディスプレイなど


関連記事
スポンサーサイト



この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

miyabi

  • Author:miyabi
  • 2013/1よりディスプレイ周りの技術情報を掲載。

    Twitter @deep2black
カレンダー
11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最近の記事
タグリスト
カテゴリー
アーカイブ
リンク
人気記事
ブログ内検索
関連書籍
RSSフィード
Twitter