東大、体に貼り激しく動いても剥がれない生体情報計測向けシート型センサーを開発
日刊工業新聞
東大、体に貼り激しく動いても剥がれない生体情報計測向けシート型センサーを開発

電極部分だけに粘着性ゲルを利用し、柔軟性を持たせたシート型センサー(東大提供)
東京大学大学院工学系研究科の染谷隆夫教授、リー・ソンウォン博士研究員らは、
湿布のように体に貼り付け、激しく動いても剥がれずに心電などの生体情報を計測できる
シート型センサーを開発したと発表しています。
生体適合性が高く粘着性があり、光で特定の形にできるゲルを開発しセンサーに組み込んでいます。
ラットの心臓の表面にセンサーを直接貼り付けたところ、
3時間以上同じ位置にとどまり、正確に心電を測定できたとの事。
厚さ1.4μmのポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂のフィルム上に有機トランジスタの集積回路を配置し、
生体と接触する電極部分だけ粘着性ゲルを形成しています。
試作した集積回路は、4.8cm四方の中に144個のセンサーを4mm間隔で配列。
電極部分だけが生体と接触しているため、シート全体で柔軟性があり
ダイナミックに動いても剥がれない構造を持つとしています。
また、高感度で伸縮性のある歪みセンサーを作製しており、
ヒトの指に直接貼り付け、指を動かした際の動きを計測できたとの事です。
染谷教授は「体内埋め込み型の電子デバイスとして生理電気信号を計測するなど
手術中の診断器具として使えるのではないか」と期待しているとの事です。
(15/03/08追記)
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詳細はこちらの記事が詳しいです。
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