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トヨタの燃料電池車特許の無償公開に見る、4つの論点

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トヨタの燃料電池車特許の無償公開に見る、4つの論点

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トヨタ自動車は燃料電池自動車FCV)の内外特許約5680件を無償公開すると発表しています。
このトヨタの動きについて知財専門家による解説記事です。


■「なぜ特許を無償公開するのか」

FCVという新しい市場を確立するために必要な特許技術を開放することで、
FCV市場への参入を促しガソリン車から水素燃料車への世代交代を図る意図があると指摘しています。
背景にはハイブリッドの普及が関連特許で囲い込みをしたため世界的には普及が進まなかったことが
あるとの意見も出ているようです。

■「なぜ2020年までの期限付きとしたのか」

FCVの標準化活動を推し進める為に、参入企業をできるだけ早く増やし業界の流れを
作り出すため(他社に様子見されないため)と指摘しています。

■「米テスラ・モーターズのEV関連特許開放との関連性」

日本のEV急速充電器の規格「CHAdeMO」が国際標準化を完了させた時期に、
テスラ・モーターズが電気自動車関連特許を開放すると発表したことは
EVへの流れを加速させる意図があったと考えられ、一度インフラが定着するとその置き換えは
容易には進まないことから、流れを変える意図としては関連がありそうです。

■「ホンダとの協調の可能性」

ホンダとしてのFCVの位置づけ次第。
「オールジャパン」としての観点では対抗しくにい流れが出来ているといえそうです。
詳細は次回との事。


いずれにせよトヨタが大量の特許を保有していたからこそ打ち出せた戦略であり、
ライセンス料の調達といったこれまでの特許の活用方法から市場でのポジションの確保へと
特許戦略が変わってきていることの証左といえそうです。


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