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コーニング、液晶テレビを大幅に薄型化できるガラス基板を発表(追記)

OPTRONICS ONLINE
コーニング、液晶テレビを大幅に薄型化できるガラス基板を発表

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CESコーニングブースで展示されたSDP製70インチ超薄型液晶モジュール

コーニングCorning)は、液晶テレビをスマートフォンレベルまで大幅に薄型化することを可能にする
ガラス基板「Corning Iris™ Glass」を発表しています。


同社は、エッジライト方式液晶テレビ向けガラス導光板として、この製品を開発。
全ての液晶ディスプレイは、画像を表示するためにバックライトを必要としますが、
導光板は、LED光を一定方向に伝播するために必要なバックライトに不可欠な部品です。

Iris Glassは光透過率に優れ、これにより明るい画像が実現しガラスを導光板材料として
利用することが可能になったとしています。
エッジライト方式液晶が市場に現れ始めた当時、ディスプレイ業界はガラス導光板を用いることを望んでいましたが、
光透過率が問題となり、これまでパネルメーカはプラスチックを採用していました。

プラスチックは、光透過率という点では問題はありませんが、導光板としては剛性不足がパネルメーカによる
テレビの薄型化の制約になっていました。それを補うために、パネルメーカは追加の構造部品を組み込み、
その分の重量およびスペースが従来のエッジライト方式液晶テレビには加わっていた形になります。
また、プラスチックは湿気に曝されると膨張するため、メーカはテレビの額縁部分(ベゼル)の幅を
広くとる必要もありました。

Iris Glassは、プラスチックより36倍堅く、パネルメーカは10㎜厚未満のテレビを設計することが
可能となるとしています。
熱膨張率もプラスチックより90%低いため、額縁部分の幅を狭め、
より洗練されたデザインを実現できるとしているとの事。

同社は、液晶ディスプレイの開発、製造、販売を行なう堺ディスプレイプロダクト(SDP)と協力し、
Iris Glass を採用したSDP製70インチ超薄型液晶モジュールのプロトタイプをCESで発表。
SDPのディスプレイは4K解像度を備えているとの事です。

Corningニュースリリース
コーニング、CES2015でディスプレイの革新技術を発表
Corning Iris™ Glassが液晶テレビの極薄化を実現


関連記事
CNET Japan:コーニング、液晶テレビの極薄化を実現する「Iris Glass」を開発

(14/01/21追記)
業界でも話題となっているようです。
EMSOne:【液晶テレビ】 コーニングのガラス製導光板で液晶TV薄型化に革命?

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