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凸版印刷、プリンテッドエレクトロニクス向け微細印刷技術を確立

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凸版印刷、プリンテッドエレクトロニクス向け微細印刷技術を確立

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凸版印刷は、導電性材料を使い線幅とその間隙をそれぞれ10μmで形成する
印刷技術を確立したと発表しています。


プリンテッドエレクトロニクス技術は、スマートフォンなどのモバイル機器に利用されており、
特にタッチパネル画面の引き出し配線で活用されています。
現在、線を示す「ライン」と線と線の間である「スペース」を、それぞれ70μmで形成する技術が実用化されており、
さらに微細な30μmで形成する技術が研究開発されています。
また、近年は、タッチパネルセンサ自体を印刷で形成する研究も進んでいます。

今回同社は、導電性材料を使用したグラビアオフセット印刷により、「ライン」と「スペース」を
10μmで形成する印刷技術を確立したとしています。
ラインとスペースの幅を調整することで色の濃淡を表現し、写真や絵画などの画像を印刷することができ
さらに、文字やマークなどを印刷し、それらを組み合わせ画像に埋め込むことができるとの事。

同社では、この技術の特長である、微細印刷が可能であること、導電性を有した線が形成できること、
比較的大面積での生産が可能なことを利用して、プリンテッドエレクトロニクス以外の分野にも展開を検討。
凸版印刷として知見のある偽造防止技術や、これから本格的な市場拡大が見込まれる
ウェアラブル端末の配線やセンサ、回路への技術展開を進めていくとしています。

サイズは600mm×600mmと大きめのサイズですが、基材や印刷材料が明記されておらず、
気になるところです。

印刷による回路形成については小森コーポレーションとITRIが線幅5μmでの印刷を行っています。
こちらはスペースが不明ですが、線幅だけで言えば凸版印刷のものよりも細い状態です。
実際にタブレットを作成してデモも行っています。
>ITRIと小森、タッチパネル新印刷技術を発表―メタルメッシュを一度に印刷

またシンク・ラボラトリーとヘレウスはグラビア製版印刷技術による6μm幅の
微細線印刷を発表しています。
>シンク・ラボラトリーとヘレウス、6μm幅の微細線印刷に成功

ただしこちらは画像を見る限りは形状が安定していないようにも見えます。

その他の印刷手法としては東レエンジニアリングがインクジェットによる
絶縁膜形成とジャンパー線の描画が可能な装置を発表しています。
>東レエンジニアリング、インクジェット法によるタッチパネルセンサー製造法を開発


それぞれ対象とする製品群は多少異なりますが、
印刷による導電性パターン形成については装置メーカー、材料メーカー、部材メーカー
それぞれの領域からのアプローチで開発を進めている状況です。

凸版印刷ニュースリリース
凸版印刷、プリンテッドエレクトロニクス分野での微細印刷技術を確立

関連記事
日刊工業新聞:凸版印刷、電子回路など線幅10マイクロメートルで印刷できる技術を開発

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