微生物燃料電池で畜産排水から発電+リン回収を可能に(追記)
日経テクノロジーオンライン
微生物燃料電池で畜産排水から発電+リン回収を可能に

微生物燃料電池の仕組み
岐阜大学 流域圏科学研究センター 准教授の廣岡佳弥子氏と特任助教の市橋修氏らの研究グループは
微生物燃料電池において、豚の糞尿などを含む畜産廃水から、発電しつつ、
リンの回収に成功したことを明らかにしています。
微生物燃料電池とは、「発電菌」と呼ばれる微生物が有機物を分解する際に生じる電子を利用するもので、
廃水処理に適用した場合、廃水中から有機物を除去すると同時に電気エネルギーを回収できるものになります。
これに加えて岐阜大学の研究チームは、電極にリン付着させて回収することもできることを
突き止めたとしています。
リンは農業の化学肥料、金属加工や食品添加物などで利用されていますがが、数年前まで、
経済的に採掘可能なリン鉱石は地球上から数十年程度で枯渇することが懸念されていました。
最近の調査で新たな鉱石が発見され、当面の枯渇の心配はなくなったものの、
日本はほぼ全量を輸入に頼っており、必要量の安定確保や、価格交渉力の確保のために、
リンのリサイクルは重要だとしています。

大規模発電施設のイメージ
また、リンは多くの廃水に大量に含まれており、処理せずに排出すると水域の富栄養化の原因になるので、
廃水から除去することが求められてきていました。
今後は、10~20年後の実用化を目標に、微生物燃料電池の大型化やコスト削減を図りたいとしているとの事です。
(14/12/12追記)
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こちらの記事の方が砕いた説明になっていると思います。
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微生物燃料電池において、豚の糞尿などを含む畜産廃水から、発電しつつ、
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廃水処理に適用した場合、廃水中から有機物を除去すると同時に電気エネルギーを回収できるものになります。
これに加えて岐阜大学の研究チームは、電極にリン付着させて回収することもできることを
突き止めたとしています。
リンは農業の化学肥料、金属加工や食品添加物などで利用されていますがが、数年前まで、
経済的に採掘可能なリン鉱石は地球上から数十年程度で枯渇することが懸念されていました。
最近の調査で新たな鉱石が発見され、当面の枯渇の心配はなくなったものの、
日本はほぼ全量を輸入に頼っており、必要量の安定確保や、価格交渉力の確保のために、
リンのリサイクルは重要だとしています。

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また、リンは多くの廃水に大量に含まれており、処理せずに排出すると水域の富栄養化の原因になるので、
廃水から除去することが求められてきていました。
今後は、10~20年後の実用化を目標に、微生物燃料電池の大型化やコスト削減を図りたいとしているとの事です。
(14/12/12追記)
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