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ウエアラブル、次の狙い目は「耳」

日経テクノジーオンライン
ウエアラブル、次の狙い目は「耳」

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地球快適化インスティテュートとサルーステックによる、
市販のヘッドホンを用いた脈波測定のデモ

ウェアラブル端末はこれまで眼鏡型や腕時計型、リストバンド型など、装着箇所でいえば
「目」や「手首」に着目したものが多かったですが、ここにきて開発事例が相次いでいるのが、
「耳」をターゲットとするものだそうです。


例えばLEDを内蔵したイヤホンなどで脈波を測るタイプのものが既に開発されているようですが、
他にも信号処理技術を駆使し、市販のイヤホンで脈波を測れるようにしたものを、
三菱ケミカルホールディングスグループの地球快適化インスティテュートが開発しているようです。

原理としては耳にイヤホンを装着すると、外耳道に密閉空間ができますが、この空間の圧力が、
脈動に伴う鼓膜の動きによって変化すことを利用してこの圧力変化をイヤホンで検出するというものだそうです。

センサーなどを用いた生活習慣病予防に関する研究を長年続けている杤久保修氏
(横浜市立大学 医学部 社会予防医学 寄附講座・特任教授)は
「ウエアラブル端末の装着場所として、耳の中が最も好ましい」との見方を示しています。

理由の1つは
「眼鏡型の端末では視界がさえぎられる“うっとおしさ”があるのに対し、
耳の中では“ながら(作業)”ができる」(杤久保氏)ことだそうで
耳の中で生体情報を取得するとともに音声で情報を伝達し、人間の脳の機能を補うような
ウエアラブル端末を実現できるのではないか、と話しているとの事です。

加えて、耳の中は「さまざまな生体情報が取れる場所」(杤久保氏)との事で
例えば、耳の中の温度(耳孔温度)は
「脳の温度に近く、脳が生み出す(生体)リズムを反映する。耳孔温度が脈拍数と同期して変動するような時は
体調が良く、両者のリズムが狂うと体調が崩れやすい」(同氏)としています。


従来の端末はどちらかというとユーザーに情報を与えるものでしたが、
耳の装着するタイプはユーザーの生体情報を読みとることがメインになりそうですね。
記事中でも指摘がありましたが、補聴器メーカーなどの参入が期待されます。

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