FC2ブログ

シャープ、中国スマホ液晶の今期出荷上振れも

REUTERS
シャープ、中国スマホ液晶の今期出荷上振れも

SHARP Photo by Takahisa Suzuki

シャープの方志教和専務は、ロイターなどの取材に対し、中国のスマホメーカー向けの中小型液晶の出荷が好調で、
2015年3月期の計画が上回る可能性があることを明らかにしています。


今期に中国メーカー15社のスマホへの出荷が確実なことは公表していますが、このほかにも、
2015年の発売を予定している中国スマホ25機種の供給に向けた交渉に入っており、
早ければ来年1-3月期の売り上げに寄与するとの事です。

4-9月期の中国スマホ向け中小型液晶の売上高は約1000億円で前年比5倍の規模に成長しています。
通期で2000億円を超える計画で、これに25機種の出荷の一部が来年初めに加われば、上振れ要因となります。

一方で、中国スマホ用液晶は価格下落が懸念されており、ジャパンディスプレイは通期の連結業績が
最終赤字になる見込みです。
方志専務も価格動向については「半年くらい前から急スピードで下がっている」と指摘していますが、
シャープが出荷する中心は「フルハイビジョン(フルHD)」と呼ばれる高級品。
それら最先端液晶の価格については「今のところ影響はない」と述べています。

シャープの今期の中小型液晶の売上高は約7000億円の見通し。中国メーカーの比率を高めることで、
米Appleへの依存を減らしています。世界のスマホ市場でも、アップルと韓国サムスン電子の「2強」が
中国メーカーの攻勢を受けてシェアを落としていますが、シャープは中国勢躍進の波に乗った格好となります。

方志専務によると、中国メーカーの中でも、華為技術をはじめとする伝統的上位メーカーに比べ、
小米科技など新興メーカーが液晶の高精細化に積極的で
「明確に新興メーカーにターゲットを狙って一気に納入した」と指摘しています。

中国市場でも、新興メーカーが伝統メーカーのシェアを奪う構図が出てきていますが、
それら「勝ち組」の新興メーカーとの良好な関係が寄与し、フルHDや、それを超える解像度の
「WQHD」など高精細液晶の出荷につながった模様です。

特に、中国勢の中でも伸びが目立っている小米については
「小さなメーカーの頃からずっとアプローチして一緒に伸びてきた」(同)。
小米の雷軍・最高経営責任者(CEO)とは、今年に入ってすでに3-4回面会し、
密接に情報交換しているとの事です。


記事にもある通り、うまく勝ち馬に乗った形で好調の模様です。
中国のスマートフォンメーカーの勢いがどこまで続くのかにもよりますが、直近の収益には
大きく寄与するとみられます。
このタイミングで次の波にうまく乗れるかが、不調を脱するポイントになりそうです。


当ブログ関連記事
シャープ、4年ぶり中間最終黒字 営業利益は計画未達
シャープ、小米へのパネル供給比率低下の恐れ BOE初受注
中国市場攻略に懸けるシャープ、注力5分野とタッチパネル展示
シャープ、亀山第1工場をAppleから買収か-中国系メーカーへの供給拡大が狙い?

   
関連記事
スポンサーサイト



この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

miyabi

  • Author:miyabi
  • 2013/1よりディスプレイ周りの技術情報を掲載。

    Twitter @deep2black
カレンダー
08 | 2020/09 | 10
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
最近の記事
タグリスト
カテゴリー
アーカイブ
リンク
人気記事
ブログ内検索
関連書籍
RSSフィード
Twitter