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アマゾンのスマホ「Fire Phone」は、なぜ失敗したのか(追記)

WIRED.jp
アマゾンのスマホ「Fire Phone」は、なぜ失敗したのか

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先日の決算発表で、アマゾンは2014年第三四半期は470億円の赤字を計上したことが明らかになっています。
背景として鳴り物入りで登場した謹製スマートフォン「Fire Phone」の失敗が指摘されています。


公式な販売数は公表しないものの、アマゾンが先日公開した第3四半期の報告では、
1.7億ドルの損失を抱えており、これはFire Phoneの売上が下回ったことが大きな原因だとされています。
そのなかでもアマゾンは8300万ドル相当の未発売のFire Phoneが売れ残っているとコメントしており
相当数が売れ残ってしまっている状態のようです。

FirePhoneの失敗の要因としてはまず初期の値段の高さが挙げられています。
初期にはキャリア契約付きで199ドルで販売されていましたが、現在は99セントで販売されています。
初期の値付けのミスについてはAmazonも認めるところであり、
Amazonのデバイス担当SVPのDavid LimpがFortune誌で、
大きな問題は最初の価格設定を間違えたことだ、と語っているようです。

そしてAmazonが売りとしていた3Dのような奥行きのある表示を実現できる「ダイナミックパースペクティヴ」は
それほど消費者を惹きつけることはできませんでした。
またカスタムアプリの『Firefly』はアイテムにカメラを向けるだけで被写体となった製品をAmazonの買い物カゴに
入れることができるものですが、これも露骨にAmazonでの買い物を誘導するもので
同様に購入動機としては薄いものとなってしまっています。

とはいえ同社の「Kindle」も発売当初は不評だったようで、Amazonが今後も地道な改良を続けていくのであれば
「Kindle」と同様にAmazonへの入り口の一つとして機能してくるかもしれません。

関連記事
TechCrunch:Amazonは不評のFireスマートフォンを殺さずに長期な視野で育てる気だ
CNET Japan:アマゾン幹部:「Fire Phoneは価格設定を誤った」--Fortuneインタビュー

(15/09/25追記)
TechCrunch:市場から消えた(?)AmazonのFire Phone
AmazonのFire Phoneの32GBおよび62GBモデルが売り切れになっており、
再入荷の予定については不明となっている模様です。

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  • 2013/1よりディスプレイ周りの技術情報を掲載。

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