3つに折り畳める有機ELディスプレイ、半導体エネルギー研究所が展示

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3つに折り畳める有機ELディスプレイ、半導体エネルギー研究所が展示

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http://www.sel.co.jp/

半導体エネルギー研究所は、「Display Innovation 2014」において、4枚の13.5型のパネルを組み合わせて、
つなぎ目が目立たないようにした27型ディスプレイや、1058ppiの解像度を実現した2.78型ディスプレイ、
タッチパネル機能を付けた折り畳み可能な「Foldable Display」などを展示しています。


半導体エネルギー研究所は、「Display Innovation 2014」において、アクティブ駆動用バックプレーンに
CAAC-OS(C-Axis Aligned Crystalline-Oxide Semiconductor、c軸配向結晶性酸化物半導体)技術を用いた
有機ELディスプレイを展示しています。

特に、来場者の注目を集めていたのが、13.5型のパネルを4枚使って、つなぎ目が目立たないようにした
27型ディスプレイや、1058ppiの解像度を実現した2.78型ディスプレイ、タッチパネル機能を付けた折り畳み可能な
「Foldable Display」などとの事。

複数のパネルをつなぎ合わせるマルチ有機ELディスプレイは、額縁が透明で柔軟性に優れているため、
駆動用ICが実装された部分を折り曲げて、裏面に配置することができるそうです。
しかも、薄型のためディスプレイを複数枚並べても、パネル間のつなぎ目が目立ちにくいとしています。
このため、複数枚のパネルをつなぎ合わせることが容易となっており、会場では、4枚の13.5型パネルを使った
27型のディスプレイ(画素数は2560×1440)を展示していたそうです。解像度は108ppi。
「13.5型のパネルを9枚(3×3)並べると40.5型の4Kパネルを、36枚(6×6)並べると81型の8Kパネルを、
それぞれ作成することができる」(説明員)との事です。

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13.5型のパネルを4枚使用した27型のディスプレイ

写真で見る限り継ぎ目も目立たず表示されています。

CAAC-OS技術を用いて、13.3型の画面サイズで8K(7680×4320画素)を達成した
スーパーハイビジョンディスプレイ「IP8K」もデモ展示しています。解像度は664ppi。
画素密度が1058ppiの有機ELディスプレイも展示しており、2.78型の画面サイズに2560×1440の
有効画素数を作り込んでいます。
「ガラス基板上のTFTを用いたディスプレイとしては、世界最高の解像度を実現した」(説明員)との事。
輝度は300cd/m2。

sel_displayinovation2014_13p3_8K_IP8K_image.jpg
13.3型の画面サイズで8K(7680×4320画素)を達成したスーパーハイビジョンディスプレイ「IP8K」

sel_displayinovation2014_2p78_OLED_1058ppi_image.jpg
解像度で1058ppiを実現した2.78型有機ELディスプレイ


また特に来場者の注目を集めていたのが、折り畳み可能な「Foldable Display」との事。
5.9型製品は2つ折りもしくは3つ折り可能な製品のデモを行っています。
折り曲げた状態かどうかは内蔵したセンサーで認識することができるそうです。
「推奨する曲率半径は3mmだが、2mmでも10万回以上の曲げ耐久性を達成している。
物理的には半径1mmでも折り曲げ動作は可能」(説明員)としています。
今回は折り曲げ可能な有機ELディスプレイに、タッチパネル機能を付加した8.7型製品も展示しています。

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5.9型製品

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タッチパネル機能を備えた8.7型製品

5.9型についてはSID2014にて展示していた試作品とと同様の物のようです。

>半導体エネルギー研究所とNokiaなど、折り畳める有機ELパネルを開発

アクティブ駆動用バックプレーンにCAAC-OS技術を用いる同社の有機ELディスプレイは、
低温ポリシリコンTFTを用いる有機ELディスプレイ製品に比べて、
高精細化や大画面への対応が容易である、との事です。

関連記事
日経テクノロジーオンライン:1058ppiと超高精細の有機ELパネル、半導体エネルギー研究所が開発

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