エントリーレベル/ミッドレンジスマートフォンがオンセル型液晶タッチパネル市場を加速(追記)
DisplaySearch
Entry-Level and Mid-Range Smartphones Boost On-Cell TFT LCD Touch-Panel Market,
According to NPD DisplaySearch
エントリーレベル/ミッドレンジスマートフォンがオンセル型液晶タッチパネル市場を加速

2013年のオンセル型液晶タッチパネル出荷数は470万枚に留まっていますが
2014年上半期においては全世界で2000万枚以上が出荷されています。
これはエントリーレベルおよびミッドレンジのスマートフォン市場での採用が拡大していることが背景にあります。
最新のDisplaySearchの四半期タッチパネル市場分析によると、
2018年までに、オンセル型液晶タッチパネルの出荷は1億2900万枚に達すると予想しています。
インセル型液晶タッチパネル、オンセル型液晶タッチパネルおよびオンセル型AMOLEDタッチパネルを含む
ディスプレイ一体型タッチパネルは2012年にすべてのモバイルのディスプレイの20%を占め、
2013年に29%、 そして2014年は32%を占めると期待されています。
Figure: Touch Technologies for Mobile Phone Applications

「全体的なディスプレイ一体型タッチパネル市場は成長が期待されます。
しかし個別のメーカーの出荷シェアは依然として、オンセル型AMOLEDタッチパネルとインセル型液晶タッチパネルの
最大の顧客であるアップルとサムスンに依存しています」
とDisplaySearchのCalvin Hsiehリサーチディレクターは述べています。
その他のブランドは、オンセル型液晶タッチパネルを採用する傾向があるとの事です。
スマートフォン市場が成熟するにつれて、消費者は低価格でより多くの特徴と機能を期待するようになり
MotorolaやHuawei(華為)、その他のブランドは製品戦略をそれに合わせこんできています。
Hsieh氏は「これらのブランドはエントリーレベルおよびミッドレンジ帯のスマートフォン製品に合せた
オンセル型液晶タッチパネル採用のため、現在サプライチェーンを構築しているところです」と指摘。
シングルレイヤー(単層)オンセル型液晶タッチパネルは現在、
エントリーレベルおよびミッドレンジのスマートフォンにおいて採用され、シェアを拡大しています。
単層パターニング(すなわち、単層のITO膜)はGF1センサ構造で採用されており、
オンセル型液晶タッチパネルでも使用されていると見られています。
「Innolux、CPT、Hannstar、Tianma(天馬)、およびその他のパネルメーカーは14年上半期に
フォトマスク費用の削減と歩留向上のため、単層オンセル型液晶タッチパネルを採用、出荷しています」
と Hsieh氏は述べています。
Hsieh氏曰く、
「オンセル型液晶タッチパネルの初期の成功は、タッチモジュールメーカーとの競争手段を模索している
パネルメーカーへ大きな希望をもたらし、オンセル型液晶タッチパネルは確かに一体型タッチパネルの
出荷シェアの拡大に貢献します。
しかし、アドオン型タッチパネルもいまだ十分なサプライヤー、手頃な価格、および柔軟性を持っています」
との事。
(14/10/22追記)
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エントリーレベル/ミッドレンジスマートフォンがオンセル型液晶タッチパネル市場を加速

2013年のオンセル型液晶タッチパネル出荷数は470万枚に留まっていますが
2014年上半期においては全世界で2000万枚以上が出荷されています。
これはエントリーレベルおよびミッドレンジのスマートフォン市場での採用が拡大していることが背景にあります。
最新のDisplaySearchの四半期タッチパネル市場分析によると、
2018年までに、オンセル型液晶タッチパネルの出荷は1億2900万枚に達すると予想しています。
インセル型液晶タッチパネル、オンセル型液晶タッチパネルおよびオンセル型AMOLEDタッチパネルを含む
ディスプレイ一体型タッチパネルは2012年にすべてのモバイルのディスプレイの20%を占め、
2013年に29%、 そして2014年は32%を占めると期待されています。
Figure: Touch Technologies for Mobile Phone Applications

「全体的なディスプレイ一体型タッチパネル市場は成長が期待されます。
しかし個別のメーカーの出荷シェアは依然として、オンセル型AMOLEDタッチパネルとインセル型液晶タッチパネルの
最大の顧客であるアップルとサムスンに依存しています」
とDisplaySearchのCalvin Hsiehリサーチディレクターは述べています。
その他のブランドは、オンセル型液晶タッチパネルを採用する傾向があるとの事です。
スマートフォン市場が成熟するにつれて、消費者は低価格でより多くの特徴と機能を期待するようになり
MotorolaやHuawei(華為)、その他のブランドは製品戦略をそれに合わせこんできています。
Hsieh氏は「これらのブランドはエントリーレベルおよびミッドレンジ帯のスマートフォン製品に合せた
オンセル型液晶タッチパネル採用のため、現在サプライチェーンを構築しているところです」と指摘。
シングルレイヤー(単層)オンセル型液晶タッチパネルは現在、
エントリーレベルおよびミッドレンジのスマートフォンにおいて採用され、シェアを拡大しています。
単層パターニング(すなわち、単層のITO膜)はGF1センサ構造で採用されており、
オンセル型液晶タッチパネルでも使用されていると見られています。
「Innolux、CPT、Hannstar、Tianma(天馬)、およびその他のパネルメーカーは14年上半期に
フォトマスク費用の削減と歩留向上のため、単層オンセル型液晶タッチパネルを採用、出荷しています」
と Hsieh氏は述べています。
Hsieh氏曰く、
「オンセル型液晶タッチパネルの初期の成功は、タッチモジュールメーカーとの競争手段を模索している
パネルメーカーへ大きな希望をもたらし、オンセル型液晶タッチパネルは確かに一体型タッチパネルの
出荷シェアの拡大に貢献します。
しかし、アドオン型タッチパネルもいまだ十分なサプライヤー、手頃な価格、および柔軟性を持っています」
との事。
(14/10/22追記)
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