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HTC、Nexus 9で受託生産事業を再開へ 市場は業績への貢献に疑問符

EMSOne
【EMS/ODM】 HTC、Nexus 9で受託生産事業を再開へ 市場は業績への貢献に疑問符

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スマートフォンの台湾HTC(宏達電)の周永明・最高経営責任者(CEO)は新刊書の中で、
同社がスマホなど電子機器の受託生産事業を再開することを明らかにしています。


かつて主力としていたODM(設計・製造)による受託生産事業を再開することで、
内製しているHTCブランドのスマホ販売低迷を補うのが狙いと見られており
台湾の市場や業界では、米グーグル(Google)が14年10月中に発表するタブレットPC「Nexus 9」の新モデルを、
HTCに生産委託するとの観測が強まっています。

ただ、Nexes 9の出荷が500万台を割り込む程度にとどまることから、
HTCの業績回復につながる原動力にはならないとの見方も出ているとの事。

日経テクノロジーオンラインのコラムでも触れられていましたが
台湾KGI証券(凱基)は最新レポートの中で、
HTCが自社工場について、EMS(電子機器受託製造サービス)の一線級に引けを取らないコスト競争力を
備えていると自己評価しているが、実際には、スマホ出荷台数が2011年の水準から半減するなど、
経営規模が縮小していることを反映して原材料の調達コストが上昇しており、自社ブランドの製品でさえ、
2015年には外部の工場に製造委託しないとコストダウンを図ることができないのが実情だ」と強調。
さらに、「Google社がNexus 9の価格を299米ドルと比較的高く設定することから、
出荷台数は最終的に500万台に届かない恐れがある」と予測しており
その上で、「HTCの売上高にNexus 9の占める割合は10~15%、売上総利益率に占める割合も10%を
下回るものと見込まれるため、HTCの業績を回復に導く原動力にはなり得ない」との見方を示しているそうです。

コラムのタイトルにもなっていますがスマホの出荷台数が通年2000万台規模でも
原材料のコストが上昇してしまう状況とされており、一定以上の出荷規模を持つ製品を
取り扱えるか否かが業績の分かれ目になっているようです。

HTCといえば一時期は非常に勢いのあった企業だと思いますが、現状では苦戦を強いられているようで
業界の浮き沈みの激しさを感じます。

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