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タッチ制御とLCD駆動の一体型ICは2015年後半に登場、SynapticsのCEOが語る

日経テクノロジーオンライン
タッチ制御とLCD駆動の一体型ICは2015年後半に登場、SynapticsのCEOが語る

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タッチ・スクリーン・コントローラーIC大手の米Synaptics社は、中小型液晶ドライバーIC大手の
ルネサスエスピードライバ(RSP)の買収が完了したことを2014年9月30日に発表しています。
それを機に来日した同社President and CEOのRick Bergman氏へのインタビュー記事となっています。


Synaptics社がRSPの買収を発表したのは約4カ月前ですが、RSPの統合は非常に順調に進んでいると
Bergman氏は語っているそうです。

統合後の新製品としては両社の得意とする分野を統合した製品を検討しており、
Synapticsのタッチスクリーン・コントローラーとRSPの液晶ドライバーを1チップに統合することを、
同氏はTDDI(touch and display driver integration)と呼んでいるそうです(図1)。

synaptics_touchscreen-type_image.jpg
図1●タッチスクリーンの方式 Synapticsのスライド。

TDDIのICの開発はすでに始まっており、2015年下期には製品として登場するとの見込みを示しているとの事。

TDDI ICの登場によって、2チップが1チップになるため、小型化が期待されるほか、
部品のサプライチェーンが簡略化し、さらに、タッチ・スクリーン・コントローラーと液晶ドライバーが
ホストプロセッサーを経由せずに直接データをやりとりするようになることでホストプロセッサーの負荷が下がり、
消費電力の低減が期待できるとしています。

synaptics_smartdisplay-platform_image.jpg
図2●TDDIにプロセッサーコアを集積し「スマートディスプレイ」のベース(プラットフォーム)にする
Synapticsのスライド。

一体型の次は、TDDI ICのインテリジェント化を進めるとしています(図2)。
TDDI ICに簡単なプロッセサーコアを集積し、ホストプロセッサーの負荷をさらに低減するとの事。
Bergman氏によれば、例えば、個人認証の機能をTDDI ICのプロセッサーコアが担うとしています。
Synaptics社は、指紋認証技術を持つ米Validity Sensors社を2013年11月に買収しており、
Validityの指紋認証技術とSynapticsのタッチスクリーンコントローラ技術を統合したソリューションは、
韓国Samsung Electronics社製のスマートフォンに搭載されているとの事です。

synaptics_human-interface_cardesign_image.jpg
図3●次の応用分野は自動車 Synapticsのスライド。

TDDI ICのホストプロセッサーがValidityベースの指紋認証機能を処理できるようになれば、
「タッチするだけで指紋認証が可能になる」(同氏)としています。
また、同氏は、「SynapticsもRSPも得意だったスマートフォンの次に期待する応用分野は自動車だ」と
述べており(図3)「自動車にはタッチソリューションを提供できる場所が多い」(同氏)と見ているようです。

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