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中国市場攻略に懸けるシャープ、注力5分野とタッチパネル展示

日経テクノロジーオンライン
中国市場攻略に懸けるシャープ、注力する5分野とタッチパネルの展示に見る技術力

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シャープ 専務執行役員の方志教和氏が講演で示した5分野

シャープのデバイスビジネスグループが、中国・深センで開催した商談会の詳細記事が
日経テクノロジーオンラインに掲載されています。
詳細は元記事を参照ください。


シャープは下記の5分野の製品群を軸に中国市場を攻略していくとしています。

(1)「Smart (personal) world」
(2)「Automobile world」
(3)「Home appliance world」
(4)「Medical world」
(5)「Infrastructure world」

(1)「Smart (personal) world」
現在の部品事業の中心であるスマホ向け液晶パネルを中心に、光色域LEDバックライトやセンサーを展示しています。

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スマートフォン向け液晶パネルのトレンド

現在の競争軸は超高精細化であり、今回の展示会でも最先端品を展示していますが、
今後の競争軸として高色域表示が注目されてくると同社は見ているようです。
NTSC比85%、バックプレーン技術はIGZOを用いた5.5型FHDのパネルや、
NTSC比109%でAdobe RGBも超える中小型パネル向けのバックライト技術や
フィールドシーケンシャル方式で高色域のMEMSディスプレーのデモも行っていたようです。

sharp_1409_china_demo_smartphone_highcolorfield_backlight_image.jpg
中小型パネル向けの高色域バックライトのデモ

また入力機能にも着目しており、
3Dセンサーや、ジェスチャー入力のためのセンサーのデモも行われていたとの事です。

(2)「Automobile world」
「Automobile world」(車載)では、異形ディスプレー「フリーフォームディスプレイ(FFD)」を使った、
自動車のインスツルメントパネル(インパネ)のデモ展示が行われていたとの事です。

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フリーフォームディスプレイを自動車のインパネに納めたデモ

また、12.1型のインパネ向け液晶パネルの展示もあり、
実車への搭載に向けた評価が進んでいるとの説明もあったとの事。
ディスプレイ以外では高解析度CCDセンサーと広視角CCDセンサーの展示も行われていたようです。

(3)「Medical world」
医療用のディスプレイ製品としては、既存の医療用モニターの需要は今後も増えていくとしていますが
今後期待できる市場として、健康モニターとしてセンサー機能を内蔵したウエアラブル端末に着目しており、
その表示用として電池寿命の長いメモリー液晶をアピールしていたようです。

sharp_1409_china_demo_memory-LCD_for_medical.jpg
医療用パネルと並んで展示されたメモリー液晶の技術展示

(4)「Home appliance world」
とりわけ中国で問題となっているPM2.5対策としてPM2.5センサーを展示していたようです。

sharp_1409_china_demo_homeappliance_pm2p5sensor_image.jpg
PM2.5センサー(右側)と、光触媒による有害物質除去(左側)の技術デモ

応用として、このセンサーを単独で設置し、そのデータをスマホなどに転送する使い方、
あるいは空気清浄機に組み入れて微粒子数をモニターしフィードバックするなどの使い方を想定しているようです。
併せて人体に有害なVOC(揮発性有機化合物)を光触媒で取り除く技術のデモも行われており、
さらに、このエリアでは、完全な暗闇でもカラー検出ができる赤外線センサーや、
家庭用テレビで色純度を高めてNTSC比100%の映像を表示できるLEDバックライト技術を展示していたとの事です。

(5)「Infrastructure world」
主力製品である「ZENIGATA LED」の一連の商品を展示しアピールしていた模様です。
また照明用途では、色温度を変えられるLEDや目に安全な赤外LEDなども展示していたとの事です。

タッチパネル戦略
これまで認知度が低かったタッチパネルにおいても、一連の商品エリアとは独立して、
シャープのタッチパネル」をアピールしており
「1型から100型までをカバーするタッチパネル技術」をうたい文句に、様々なタッチパネル製品と技術を
メインの展示会場とは別の独立した個室で披露していたようです。

マルチ入力が可能な大型の電子ホワイトボードへの応用や、毛筆での筆記が可能な20型パネルなど、
様々なニーズに幅広く対応していくことを今回の展示でアピールしていたようです。

全体的にかなり力を入れた展示となっており、シャープとしても手ごたえがあった模様です。
今後積極的に中国市場に力を入れていく様子がうかがえた展示会となっていたようです。

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