矢野経済研、2014年光学用PETフィルム市場規模は約31万tと予測
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矢野経済研究所,2014年の光学用PETフィルム市場規模は前年比106.5%の309,410tを予測

矢野経済研究所では、国内外の光学用PETフィルム市場の調査を実施しています。
<調査要綱>
1.調査期間:2014年4月~7月
2.調査対象:PETフィルムメーカー、プロテクトフィルムメーカー、リリースフィルムメーカー、
透明導電性フィルムメーカー、ハードコートフィルムメーカー等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談
それによると、2014年の光学用PETフィルム市場規模(部材用、副資材用も含む)は、
前年比106.5%の309,410t(メーカ出荷数量ベース)と見込んでいるとの事です。

高精細・大型モデルの液晶テレビの需要が拡大し、再びLCD部材用のフィルム需要が成長し始めており、
一方でタッチパネル部材用のフィルム需要もスマー トフォン、タブレット端末向けなどを中心に拡大しており、
光学用PETフィルム市場はこれまでの停滞を脱し、再び成長基調にあると予測しています。
また,中国・台湾で設備投資が続き、LCD部材用PETフィルムでは海外勢がシェアを拡大するとしています。
具体的には、2013年のLCD部材用PETフィルム市場規模(メーカ出荷数量ベース)は
前年比103.5%の170,000tとなっているとの事です。

最終製品の生産拠点も 中国や韓国、台湾などが主力となったことから、
ボリュームゾーンであるLCD部材向けの光学用PETフィルムについても、
生産規模とコスト競争力で勝る海 外勢のシェアが拡大しているとしています。
タッチパネル部材用PETフィルムに関しては日本メーカが2016 年まで高いシェアを確保すると予測しています。
2013年のタッチパネル部材用PETフィルム市場規模(メーカ出荷数量ベース)は前年比111.1%の13,940tとなったとの事。

国別に内訳をみる と日本メーカーが13,000t(構成比93.3%)、韓国メーカは240t(同1.7%)、
台湾メーカは700t(同5.0%)であったそうです。
タッチパネル部材用PETフィルムのユーザ企業のほとんどが日本国内にあり、
ユーザニーズとPETフィルムメーカが保有する技術との摺り合わせも容易であ ること、
また、同用途は低干渉対応や熱収縮対応などが必須であり、同市場は当分の間
日本のPETフィルムメーカ、コンバータが強みを発揮していくと予測しています。
矢野経済研究所プレスリリース
光学用 PET フィルム市場に関する調査結果 2014(PDF)
当ブログ関連記事
フレキシブルデバイス世界市場、2020年に5,271億円規模に―富士経済
矢野経済研究所,2014年の光学用PETフィルム市場規模は前年比106.5%の309,410tを予測

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<調査要綱>
1.調査期間:2014年4月~7月
2.調査対象:PETフィルムメーカー、プロテクトフィルムメーカー、リリースフィルムメーカー、
透明導電性フィルムメーカー、ハードコートフィルムメーカー等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談
それによると、2014年の光学用PETフィルム市場規模(部材用、副資材用も含む)は、
前年比106.5%の309,410t(メーカ出荷数量ベース)と見込んでいるとの事です。

高精細・大型モデルの液晶テレビの需要が拡大し、再びLCD部材用のフィルム需要が成長し始めており、
一方でタッチパネル部材用のフィルム需要もスマー トフォン、タブレット端末向けなどを中心に拡大しており、
光学用PETフィルム市場はこれまでの停滞を脱し、再び成長基調にあると予測しています。
また,中国・台湾で設備投資が続き、LCD部材用PETフィルムでは海外勢がシェアを拡大するとしています。
具体的には、2013年のLCD部材用PETフィルム市場規模(メーカ出荷数量ベース)は
前年比103.5%の170,000tとなっているとの事です。

最終製品の生産拠点も 中国や韓国、台湾などが主力となったことから、
ボリュームゾーンであるLCD部材向けの光学用PETフィルムについても、
生産規模とコスト競争力で勝る海 外勢のシェアが拡大しているとしています。
タッチパネル部材用PETフィルムに関しては日本メーカが2016 年まで高いシェアを確保すると予測しています。
2013年のタッチパネル部材用PETフィルム市場規模(メーカ出荷数量ベース)は前年比111.1%の13,940tとなったとの事。

国別に内訳をみる と日本メーカーが13,000t(構成比93.3%)、韓国メーカは240t(同1.7%)、
台湾メーカは700t(同5.0%)であったそうです。
タッチパネル部材用PETフィルムのユーザ企業のほとんどが日本国内にあり、
ユーザニーズとPETフィルムメーカが保有する技術との摺り合わせも容易であ ること、
また、同用途は低干渉対応や熱収縮対応などが必須であり、同市場は当分の間
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