TouchTaiwan 2014、タッチパネルはディスプレイ一体型の展示が目立つ
日経テクノロジーオンライン
写真で見るTouch Taiwan、タッチパネルはディスプレー一体型の展示が目立つ

先日台湾にて開催された展示会「Touch Taiwan 2014」では、
ディスプレイ一体型のタッチパネルの展示が目立っていたようです。
ディスプレイ一体型のタッチパネルは、特に液晶パネルメーカーが積極的に開発し、拡販に取り組んでいます。
単価が低くなってしまっている液晶パネルの付加価値向上目的からだと考えられますが
機器メーカーもディスプレイとタッチパネルを一括で調達する傾向が出てきているようです。
それを反映しているのか、各社パネル一体型のタッチパネルを多数展示していたようです。
以下、各社の展示内容です。写真は元記事参照ください。
■AUO
インセル型タッチパネルを内蔵した液晶パネルや有機ELパネルを、
モバイル機器やウエラブル機器向けに展示。
有機ELパネル向けでは、封止ガラスの内側表面(発光素子側)にタッチセンサーを形成しているようです。
液晶パネルではオンセル型で5型から15.6型までのラインアップを展示。
カラーフィルタ基板の表面にタッチセンサーを形成したものとの事です。
■Innolux
オンセル型タッチパネルを内蔵した液晶パネルと、カバーガラス一体型(OGS:one glass solution)の
タッチパネルを内蔵した液晶パネルを展示。
オンセル型を採用するのは、スマートフォン用、タブレット端末用、ノートパソコン用で
このうちITO電極を用いたものを「TOD(Touch on Display)」、
メタルメッシュ電極を用いたものを「MOG(Metal on Display)」と同社は呼称しています。
OGS方式を採用するのはモニター用。
同社はカバーガラス一体型(OGS)を「WIS(Window Integrated Sensor)」と呼称しています。
■CPT
オンセル型のタッチパネルを内蔵した液晶パネルを中心に、インセル型タッチパネル内蔵品についても展示。
同社はオンセル型を「TOC」や「ToC」、インセル型を「TiC」と呼称しています。
同社はカバーガラスの端面を斜めにして、光の屈折を利用することで、
画面左右の非表示領域部をなくしたディスプレイや、
2層のタッチセンサー電極のうち、一方をTFTアレイ上に、
もう一方をカラーフィルター基板表面に形成し、オンセル型とインセル型の中間的な構造をとった
「ハイブリッドインセル型」(CPT社呼称)、
またインセル型でもタッチセンサー電極をすべてカラーフィルター基板の
内面(カラーレジスト側)に形成しているパネル
(液晶セル内に形成していることから、CPT社はインセル型としている)
など、特徴のある製品を展示していたようです。
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それを反映しているのか、各社パネル一体型のタッチパネルを多数展示していたようです。
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オンセル型を採用するのは、スマートフォン用、タブレット端末用、ノートパソコン用で
このうちITO電極を用いたものを「TOD(Touch on Display)」、
メタルメッシュ電極を用いたものを「MOG(Metal on Display)」と同社は呼称しています。
OGS方式を採用するのはモニター用。
同社はカバーガラス一体型(OGS)を「WIS(Window Integrated Sensor)」と呼称しています。
■CPT
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同社はオンセル型を「TOC」や「ToC」、インセル型を「TiC」と呼称しています。
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もう一方をカラーフィルター基板表面に形成し、オンセル型とインセル型の中間的な構造をとった
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またインセル型でもタッチセンサー電極をすべてカラーフィルター基板の
内面(カラーレジスト側)に形成しているパネル
(液晶セル内に形成していることから、CPT社はインセル型としている)
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