Touch Taiwan 2014―メタルメッシュ方式タッチパネルを各社が展示
日経テクノロジーオンライン
ITO電極よりも低抵抗で大型化に有利、メタルメッシュ方式のタッチパネルを台湾メーカーが展示

http://www.touchtaiwan.com/jp/
タッチパネルの入力検出に用いる電極の材料を従来のITO(indium tin oxide)から
網目状の金属に置き換えた、メタルメッシュ方式の投影型静電容量式タッチパネルを、
台湾メーカーが展示会「Touch Taiwan 2014」で多数展示していたようです。
メタルメッシュはITOよりもシート抵抗が低く、タッチパネルの大型化に対応可能な技術とされています。
タッチパネル付きノートパソコン市場が伸び悩み、メタルメッシュ方式タッチパネル市場の立ち上がりも
当初の予測より遅れていましたが、
「ここに来て徐々に出荷量が増え始め、2015年に向けた商談も活発化しつつある」(タッチパネル製造装置メーカー)
との事。
以下、各社の展示内容になります。
■Innolux社

Innolux社は6型フルHDパネルを展示
・メタルメッシュ方式のオンセル型タッチパネル付き液晶ディスプレーを展示
・カラーフィルター基板の表面(カラーレジスト塗布面の反対側)にメタルメッシュを形成
・同社はこの技術を「MOG(Metal on Glass)」と呼称
・展示したパネルは6型フルHD(1080×1920画素)
・液晶駆動は低温多結晶Si(LTPS)TFTを使用
■CPT社

CPT社は5.5型フルHD品と8型WUXGA品を展示
・5.5型フルHD(1080×1920画素)と8型WUXGA(1200×1920画素)の
2種類のメタルメッシュ方式タッチパネル付き液晶ディスプレーを展示
・アウトセルと呼ばれる外付け型
・メタルメッシュによるタッチセンサー基板を、表面カバーガラスおよび液晶セルと
接着剤で貼り合わせて実装
■GIS社
・84型から13.3型まで、多彩なメタルメッシュ方式のタッチパネル付き液晶ディスプレーを展示

GIS社の84型4K品。電子黒板向け
・84型品は電子黒板(同社はIWB:interactive white board と呼称)向け
画素数は4K×2K

GIS社の70型フルHD品。タッチテーブル向け
その他展示は
・電子黒板向け70型フルHD品
・タッチテーブル向け70型フルHD品
・デスクトップパソコン向け23.6型フルHD品
・タブレット端末およびノートパソコン向け13.3型WQHD(2560×1440画素)のデモを実施
■その他

ITRIが展示したメタルメッシュ方式タッチパネル。小森グループとの共同開発品。印刷法を用いて作製している。
・台湾の研究機関のITRI(Industrial Technology Research Institute)と
小森グループがそれぞれの展示ブースで、
共同開発したメタルメッシュ方式タッチパネルの実演を実施
・印刷法を用いてメタルメッシュを作製したもの
メタルメッシュは大型タッチパネルに適した技術とされていますが、
各社からは様々なサイズのパネルが展示されていたようです。
また一口にメタルメッシュ方式といってもオンセル型やアウトセル型など
パネルとの組み合わせ方は様々な方法があり、各社の違いが表れています。
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網目状の金属に置き換えた、メタルメッシュ方式の投影型静電容量式タッチパネルを、
台湾メーカーが展示会「Touch Taiwan 2014」で多数展示していたようです。
メタルメッシュはITOよりもシート抵抗が低く、タッチパネルの大型化に対応可能な技術とされています。
タッチパネル付きノートパソコン市場が伸び悩み、メタルメッシュ方式タッチパネル市場の立ち上がりも
当初の予測より遅れていましたが、
「ここに来て徐々に出荷量が増え始め、2015年に向けた商談も活発化しつつある」(タッチパネル製造装置メーカー)
との事。
以下、各社の展示内容になります。
■Innolux社

Innolux社は6型フルHDパネルを展示
・メタルメッシュ方式のオンセル型タッチパネル付き液晶ディスプレーを展示
・カラーフィルター基板の表面(カラーレジスト塗布面の反対側)にメタルメッシュを形成
・同社はこの技術を「MOG(Metal on Glass)」と呼称
・展示したパネルは6型フルHD(1080×1920画素)
・液晶駆動は低温多結晶Si(LTPS)TFTを使用
■CPT社

CPT社は5.5型フルHD品と8型WUXGA品を展示
・5.5型フルHD(1080×1920画素)と8型WUXGA(1200×1920画素)の
2種類のメタルメッシュ方式タッチパネル付き液晶ディスプレーを展示
・アウトセルと呼ばれる外付け型
・メタルメッシュによるタッチセンサー基板を、表面カバーガラスおよび液晶セルと
接着剤で貼り合わせて実装
■GIS社
・84型から13.3型まで、多彩なメタルメッシュ方式のタッチパネル付き液晶ディスプレーを展示

GIS社の84型4K品。電子黒板向け
・84型品は電子黒板(同社はIWB:interactive white board と呼称)向け
画素数は4K×2K

GIS社の70型フルHD品。タッチテーブル向け
その他展示は
・電子黒板向け70型フルHD品
・タッチテーブル向け70型フルHD品
・デスクトップパソコン向け23.6型フルHD品
・タブレット端末およびノートパソコン向け13.3型WQHD(2560×1440画素)のデモを実施
■その他

ITRIが展示したメタルメッシュ方式タッチパネル。小森グループとの共同開発品。印刷法を用いて作製している。
・台湾の研究機関のITRI(Industrial Technology Research Institute)と
小森グループがそれぞれの展示ブースで、
共同開発したメタルメッシュ方式タッチパネルの実演を実施
・印刷法を用いてメタルメッシュを作製したもの
メタルメッシュは大型タッチパネルに適した技術とされていますが、
各社からは様々なサイズのパネルが展示されていたようです。
また一口にメタルメッシュ方式といってもオンセル型やアウトセル型など
パネルとの組み合わせ方は様々な方法があり、各社の違いが表れています。
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