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JSR、ITOフィルム事業から撤退

日刊工業新聞
JSR、タッチパネル用フィルムの製造・販売事業から撤退

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JSRはタッチパネル用導電性フィルムの製造・販売事業から撤退すると報じられています。


同社はスマートフォンやタブレット端末の普及による需要増を見込んで2010年に参入し、
韓国の自社工場で生産していましたが、その後も新規参入が相次いだほか、
同社を含む供給メーカー各社が急激に生産能力を増強。
13年夏以降は需要を上回る供給増により同フィルムの単価が急速に下落したことで
収益改善のめどが立たなくなったとの事です。

ITO-Film_market_for_touchpanel_image.png

13年3月期の事業売上高は15億円程度で、14年3月期は前期比4倍の60億円程度を目指していました。
出荷量は面積ベースで同3―4割伸びた半面、価格の下落が激しく、売上高は1割増にとどまっています。
すでに開発と営業活動は終了し、9月には生産も止める見通しとの事です。
また事業譲渡は予定していないとの事。

ITOフィルム市場の市況悪化は以前にも報じられており、
直接的には業界大手の日東電工の増産により供給過剰になったことから
単価の下落が進んだとみられています。
背景にはスマートフォンメーカーの低価格路線化や、対抗するガラスメーカーの値下げ攻勢も
要因となっているとみられています。
国内メーカーでは積水化学が4月に約53億円の減損処理、
今回のJSRもフィルムの設備などで10億円を減損処理を行っていました。

銀系材料を適用したタッチパネルの採用増加も一因となっていそうですね。

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タッチパネル用ITOフィルムの市況低迷-早くも消耗戦

 
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