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東工大、失敗データを公開―超電動材料開発でのネガティブデータ

日刊工業新聞
東工大、超電導材料開発での失敗データ公開

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東京工業大学フロンティア研究センター&応用セラミックス研究所の細野秀雄教授は、
超電導の材料を開発する際に失敗した材料(約1000種類)のデータベースを公開すると発表しています。


実験で仮説が否定された「ネガティブデータ」はグローバルな研究開発競争を戦う上で
最も重要な情報の一つですが、1000種類といった大規模データの公開は異例との事です。

公開するのは、2010年から実施してきた内閣府の最先端研究開発支援(FIRST)プログラム
「新超電導および関連機能物質の探索と産業用超電導線材の応用」で実験した
鉄化合物やチタン化合物、アンチモン化合物などの材料情報との事。

もちろん無制限に公開する訳ではなく、公開の範囲を国内研究者に限るなど条件を検討しているようです。

確かに「失敗したデータ」というのも貴重なバックデータとなるわけで、
そういった情報の共有は実験の効率化に役立つと思います。
「それでもやってみる」というアプローチも重要ですが、バックデータの有無で
データから判断される内容も精度が向上するのではないかと思います。
いわゆる「失敗学」というやつですね。
工学院大学教授の畑村洋太郎氏が提唱して話題となりました。

またある面からみると「失敗」でも別の側面から見ると「成功」だったりもします。
粘着力の弱すぎる糊からポストイットが開発されたといった例もあります。
発想の転換が大事ですね。

東京工業大学応用セラミックス研究所プレスリリース
失敗データ公開-超電導材料の開発

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