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オンセルタッチパネルは2014年のハイエンド系スマートフォンには採用されず

オンセルタッチパネルはハイエンド系スマートフォンには採用されず
Digitimes Research: On-cell touch panels unlikely to win favor in high-end smartphones in 2014

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米タッチコントロールICメーカーのシナプティクスと中国Focaltechが主導している
オンセルタッチパネル技術は、2013年10月に量産を開始してからの累計出荷台数が100万台となっています。



パネルメーカーは歩留低下の問題を解決していますが、
2014年末までの薄型化の解決が難しく、
ほとんどのベンダーがハイエンドのスマートフォンへの適用を見送っています。

CPTは最も初期にオンセルタッチパネル量産を開始しているメーカーで
Focaltech供給のタッチコントロールICを用いて最初のクライアントとして中国COOLPADに供給しています。
一方で、シナプティクスは、Nokiaにパネルを供給するInnoluxに協力しています。

2014年第一四半期末に、CPTは唯一オンセルタッチパネルの100万台出荷を達成しており、
新技術は数量の点で非常に良好と考えられていました。

Hannstarは、子会社のHannsTouchのカラーフィルタの生産ラインを使用して、
2014年5月にオンセルタッチパネルの量産を開始しています。
Hannstarは推定月産70万台のパネルをZTEに供給しています。

2013年後半ではオンセルタッチパネルは従来のタッチパネルメーカーを脅かす程に
出荷が良好だと考えられていましたが、
当初の予想に比べ、満足には程遠い状況となっています。
パネルメーカーのオンセル技術の製造工程管理の改善にもかかわらず、
ほとんどの携帯電話ベンダーは、まだ新しい技術を採用することに躊躇しているようです。

重要な点として、単層マルチタッチ技術を採用しているオンセルタッチパネルの場合、
パネルのサイズはサブ5インチクラス、解像度はWVGAレベルと小さく、製品用途が限られてしまうようです。
同時に、ガラス表面のピンホールが容易にガラス薄型処理中に拡大して、
歩留まりを低下させてしまうため、タッチパネルの薄型化(スリミング)ができていないようです。

結果、十分な解像度と薄さを達成できていないために、オンセルタッチパネルは
2014年末まではGFFなどの従来のタッチパネル技術と対抗できる可能性が低いと指摘されています。

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