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熾烈な価格競争によりGG方式タッチパネルが復権

DigitimesReserchより。
熾烈な価格競争によりGG方式タッチパネルが復権
Digitimes Research: Fierce price competition revives GG touch panel demand

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一般的には、タブレットで使用されるタッチ技術は、デバイスの仕様に応じて選択されています。
ハイエンドモデルは通常、最先端の技術を採用し、有力ブランドベンダーのミッドレンジ/エントリーレベルのモデルは
ほとんどがGFF方式のタッチパネルを採用しており、ホワイトボックス製品はローエンド技術を採用しています。
以前からのGG方式は徐々に市場から消えてきています。


ですがDigiTimesResearchによると、いくつかの台湾のベンダーは激しい価格競争に追従するために
エントリ-レベルのタブレット向けにGG方式のタッチパネルに注目し始めているようです。

ハンドセット製品におけるタッチ技術と製品仕様との関係はタブレット向けのように明確ではありませんが
GG方式タッチパネル採用品の出荷割合が、近年のハンドセット製品において上昇しているそうです。

GG方式タッチパネルの復権の要因としては余剰生産能力と成熟した技術により
安価な価格設定となっていることが挙げられます。
現在、GG方式のタッチパネルは、ミッドレンジ向けGFF方式タッチパネルよりも約20~25%安価で、
GF1方式のタッチパネルよりも低いそうです。

GG技術のもう一つの利点は、GFF方式やOGS方式に比べて、故障率が低いという事です。
海外からの発注は、エントリーレベルのスマートフォンやタブレット業者の重要な収入源となっていますが、
不良品処理のために海外のクライアントから製品を中国に返還する際の時間と労力は
サプライヤーとクライアントの両方にとって重い負担です。
返品率を比較するとGFF方式のタッチパネルが1~2%の故障率であるのに対して、
GG方式のタッチパネルは0.5~1%となっており、返品の可能性を減らすことができます。

2013年にAcerの7inchと7.85inchのエントリーレベルタブレットは台湾のShunOnElectronic (SOE)の
GFF方式のタッチパネルを採用していました。
しかし、激しい価格競争により、これら2つのエントリーレベルタブレットは
中国HolitechのGG方式タッチパネルに変わるそうです。


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ハンドセットに関しては、海外市場に注力している中国ZTEとTCL、海外市場に参入した中国COOLPADなどが、
海外モデルのほとんどにGG方式のタッチパネルを採用しています。
このような動きは、その上流工程のタッチパネルサプライヤーである
SuccessElectronicsやLaibao、Holitechなどに利益をもたらしているようです。


確かに返品対応は想像以上にコストがかかります。
輸送費や修理費、顧客対応なども合わせたコストを考えると故障率が低いという事が
魅力になるというのも頷けるところですね。

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タッチパネル−技術開発・市場・アプリケーションの動向−タッチパネル−技術開発・市場・アプリケーションの動向−
(2012/10/26)
西野 利晴、西川 武士 他

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  • 2013/1よりディスプレイ周りの技術情報を掲載。

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