タッチパネル市場動向:GGタイプタッチパネルはiPhone4/4SとiPad4効果で市場に残留
Digitimes Researchより。
タッチパネル:GGタイプタッチパネルはiPhone4/4SとiPad4効果で市場に残留
GG touch panels yet to be eliminated from market thanks to iPhone 4/4s and iPad 4

ガラス-ガラス貼り合せタイプ(GG)のタッチパネルは、AppleのようなGGタイプ以外のタッチ方式を
推進する企業によって一度は業界から消えていくものと思われていました。
フィルム型タッチパネルと比較すると、GGベースのタッチパネルは、より厚く、重く、歩留が悪いとされています。
しかし、Appleは新興市場でGGベースのタッチパネルを搭載したiPhoneの4/4Sを販売し続け、
GGタッチパネルベースのiPad4は、エントリーレベルの9.7インチタブレットとしてiPad2から置き換わっています。
Amazonや中国系のスマートフォン/タブレットベンダーもエントリーレベルの製品に
GGベースのタッチパネルを使用しています。
Digitimes Researchによれば少なくともOGS方式のタッチパネルの耐久性と歩留が向上するまでは
GGタイプのタッチパネルは市場に留まると予測しています。
フィルムタイプととガラスタイプのタッチパネルの比較は、常にタッチパネル業界で注目されています。
ガラスタイプのタッチパネルは、光学的に優れており、一方でフィルムタイプは生産コストが低く
大量生産に適しており、生産能力の拡大が容易だとされています。
スマートフォン/タブレット産業が徐々に拡大するにつれて、フィルムタイプのタッチパネルは、
徐々にエントリーレベル/ミッドレンジのスマートフォン/タブレット市場の主流となるだろうとされています。
またハイエンド製品についてはほとんどのベンダーがGGベースのタッチパネルが持つ重量及び厚さの問題から
OGSやインセル、オンセルタイプのタッチパネルを採用しています。
上記の傾向からGGタイプのタッチパネルが業界から消えていくだろうとされていました。
しかし、ガラスタイプのタッチパネルは、まだ各ブランドで使用され続けています。
Amazonはエントリーレベル製品にGGタイプのタッチパネルを採用しています。
中国系スマートフォンメーカーのLenovoとHuaweiもまた単層マルチタッチ対応のガラスタッチパネルを
GGタイプやとGFFタイプと組み合わせてエントリーレベル/ミッドレンジのスマートフォンに採用しています。
2014年3月に、AppleはエントリーレベルのタブレットであるiPad4(9.7インチ(2048×1536)
GGタッチパネルベース)への置き換えを狙って、iPad2を生産停止すると発表しており、
また新興市場の需要に応じて、iPhone4/4Sを供給し続けています。
iPhone4Sの生産量は2014年第二四半期に4-600万台に達すると予想されており
GGタイプのタッチパネルが市場にとどまることを後押ししています。
Digitimes Researchによれば、台湾TPKとGISは、当初の予想よりもはるかに多い700万台のタッチパネルを
2014年第一四半期にiPhone4/4S用に出荷していると推定しています。
とはいえGGタイプはローエンドのホワイトボックス向けタブレットを除き、
エントリーレベル/ミッドレンジスマートフォンへの採用率は徐々に低下して
歩留、生産コストの向上したOGS方式に置き換わっていくと予想されており、
現在、中国のエントリーレベル/ミッドレンジスマートフォンの2/3を占める中国系のガラスタッチパネルメーカーの
GGタイプタッチパネル比率は2015年までに1/3に減少するだろうと予測しています。
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ガラス-ガラス貼り合せタイプ(GG)のタッチパネルは、AppleのようなGGタイプ以外のタッチ方式を
推進する企業によって一度は業界から消えていくものと思われていました。
フィルム型タッチパネルと比較すると、GGベースのタッチパネルは、より厚く、重く、歩留が悪いとされています。
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しかし、Appleは新興市場でGGベースのタッチパネルを搭載したiPhoneの4/4Sを販売し続け、
GGタッチパネルベースのiPad4は、エントリーレベルの9.7インチタブレットとしてiPad2から置き換わっています。
Amazonや中国系のスマートフォン/タブレットベンダーもエントリーレベルの製品に
GGベースのタッチパネルを使用しています。
Digitimes Researchによれば少なくともOGS方式のタッチパネルの耐久性と歩留が向上するまでは
GGタイプのタッチパネルは市場に留まると予測しています。
フィルムタイプととガラスタイプのタッチパネルの比較は、常にタッチパネル業界で注目されています。
ガラスタイプのタッチパネルは、光学的に優れており、一方でフィルムタイプは生産コストが低く
大量生産に適しており、生産能力の拡大が容易だとされています。
スマートフォン/タブレット産業が徐々に拡大するにつれて、フィルムタイプのタッチパネルは、
徐々にエントリーレベル/ミッドレンジのスマートフォン/タブレット市場の主流となるだろうとされています。
またハイエンド製品についてはほとんどのベンダーがGGベースのタッチパネルが持つ重量及び厚さの問題から
OGSやインセル、オンセルタイプのタッチパネルを採用しています。
上記の傾向からGGタイプのタッチパネルが業界から消えていくだろうとされていました。
しかし、ガラスタイプのタッチパネルは、まだ各ブランドで使用され続けています。
Amazonはエントリーレベル製品にGGタイプのタッチパネルを採用しています。
中国系スマートフォンメーカーのLenovoとHuaweiもまた単層マルチタッチ対応のガラスタッチパネルを
GGタイプやとGFFタイプと組み合わせてエントリーレベル/ミッドレンジのスマートフォンに採用しています。
2014年3月に、AppleはエントリーレベルのタブレットであるiPad4(9.7インチ(2048×1536)
GGタッチパネルベース)への置き換えを狙って、iPad2を生産停止すると発表しており、
また新興市場の需要に応じて、iPhone4/4Sを供給し続けています。
iPhone4Sの生産量は2014年第二四半期に4-600万台に達すると予想されており
GGタイプのタッチパネルが市場にとどまることを後押ししています。
Digitimes Researchによれば、台湾TPKとGISは、当初の予想よりもはるかに多い700万台のタッチパネルを
2014年第一四半期にiPhone4/4S用に出荷していると推定しています。
とはいえGGタイプはローエンドのホワイトボックス向けタブレットを除き、
エントリーレベル/ミッドレンジスマートフォンへの採用率は徐々に低下して
歩留、生産コストの向上したOGS方式に置き換わっていくと予想されており、
現在、中国のエントリーレベル/ミッドレンジスマートフォンの2/3を占める中国系のガラスタッチパネルメーカーの
GGタイプタッチパネル比率は2015年までに1/3に減少するだろうと予測しています。
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