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中国のタッチパネル専門展示会「Touch China」、シャープの実機展示に注目

日経テクノロジーOnlineより。
中国のタッチパネル専門展示会「Touch China」、シャープの実機展示に注目

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シャープの展示ブース

タッチパネルの専門展示会「Touch China 2014(第7回深セン国際タッチパネル技術展)」の様子が
報じられています。


今回は、シャープが初めて出展し、注目を集めており、また、中国現地メーカーも実機を並べるなど
力の入った展示ブースが多く、タッチパネル産業の中国シフトが急速に進んでいる様子がうかがえたとの事です。

シャープは、鉛筆のように先端が尖ったペンでも入力可能な、高感度のタッチパネル技術について
実機展示をしたようです。
Cuメッシュのフィルムセンサーを用いた、マルチタッチ可能な投影型静電容量方式のタッチパネルとの事。
70型の大画面品などを展示し、訪れた来場者が実際にタッチ入力を試している姿が見られたそうです。
同社はこのほか、液晶パネルの鮮やかな色再現を可能にする新型のLEDバックライトを展示し、
その効果をデモしていたとの事。

会期初日には併設セミナー「Global Smart Touch Industry Summit 2014」が開催され、
世界のタッチパネル関連企業5社が最新の技術動向や事業戦略について講演が行われました。

■Applied Materials社
・ロール・ツー・ロール方式のタッチパネル製造装置の最新動向について講演。
タッチパネルで一般に使われている透明ITOフィルムの電気抵抗を低減し、
100Ω/□以下のシート抵抗値を実現するための技術について紹介。

■日本ゼオン
・独自開発したポリマー樹脂「COP」を用いた高機能フィルム「ZEONOR」の事業戦略と将来展望について講演
・今回の講演では、ディスプレー応用に加えて、タッチパネル応用についても紹介。
・虹ムラと呼ばれる画質劣化を抑制できることや、サングラスをかけてタッチパネル付きディスプレーを見ても
問題ないことを示した。

■FUK
・フィルムセンサーの貼り合わせ工程と、ディスプレーとのダイレクトボンディングの最新技術について解説
・同社のローラー貼り付け方式と大気BEND方式の優位性をアピール
・2枚のフィルムセンサーを用いるGFF方式のタッチパネル製造における技術課題に対して、
同社のロール・ツー・シート貼り付けラインを提案

■シャープ
・今回の展示会場で披露した、高感度のタッチパネル技術の詳細について講演。
・70型の大画面に対応するために採用した、低抵抗のCuメッシュによるフィルムセンサーや、
並列駆動方式と専用のコントローラーICなどについて解説
・これらの新技術を導入した大画面タッチパネルのマルチタッチ動作や、先端の細いペンによる入力のデモ

■Wanshun Optical and Electrical Films社
・タッチパネルのセンサーに使えるITOフィルムの特徴について講演
・Applied Materials社の製造装置を導入し、ロール・ツー・ロール方式による大量生産を実現
・同装置によって製造したITOフィルムは、タッチセンサーとして特性が優れていると語った。

シャープが取り組んでいるCuメッシュの技術については14年3月のシャープ技報で紹介されています。
黒化処理などがされているようですので、東レあたりのフィルムかもしれません。
またデジタイザーについてはデジタイザー自体から駆動用の信号を出力しているようです。

シャープ技報第106号:高性能タッチディスプレイの開発

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タッチパネルの専門展示会「Touch China 2014(第7回深セン国際タッチパネル技術展)」(主催:中国通信工業協会、日経BP社、中瑞会展)が2014年6月9~11日の3日間、中国・深センの深セン会展中心で開催された。今回は、シャープが初めて出展し、注目を集めていた。また、中国現地メーカーも実機を並べるなど力の入った展示ブースが多く、タッチパネル産業の中国シフトが急速に進んでいる様子がうかがえた。
 シャープは、鉛筆のように先端が尖ったペンでも入力可能な、高感度のタッチパネル技術について実機展示をした。Cuメッシュのフィルムセンサーを用いた、マルチタッチ可能な投影型静電容量方式のタッチパネルである。70型の大画面品などを展示し、訪れた来場者が実際にタッチ入力を試している姿が見られた。同社はこのほか、液晶パネルの鮮やかな色再現を可能にする新型のLEDバックライトを展示し、その効果をデモしていた。
 会期初日の6月9日の午後には併設セミナー「Global Smart Touch Industry Summit 2014」が開催され、世界のタッチパネル関連企業5社が最新の技術動向や事業戦略について講演した。日経BP社によるタッチパネルの技術進化と用途開拓についての講演に続き、米Applied Materials社、日本ゼオン、FUK、シャープ、中国Wanshun Optical and Electrical Films社が登壇した。
 Applied Materials社のApplied Materials WEB Coating GmbHのThomas Deppisch氏は、ロール・ツー・ロール方式のタッチパネル製造装置の最新動向について講演した。フィルム基板に透明電極をスパッタリング法によって成膜する装置である。今回は特に、タッチパネルで一般に使われている透明ITOフィルムの電気抵抗を低減し、100Ω/□以下のシート抵抗値を実現するための技術について紹介した。
 日本ゼオンの小渕和之氏は、独自開発したポリマー樹脂「COP」を用いた高機能フィルム「ZEONOR」の事業戦略と将来展望について講演した。同社はZEONORの光学的特性を生かして、液晶テレビ用の光学フィルムなどに応用してきた。今回の講演では、ディスプレー応用に加えて、タッチパネル応用についても紹介した。虹ムラと呼ばれる画質劣化を抑制できることや、サングラスをかけてタッチパネル付きディスプレーを見ても問題ないことを示した。
 FUKの原浩司氏は、フィルムセンサーの貼り合わせ工程と、ディスプレーとのダイレクトボンディングの最新技術について解説した。タッチパネル製造における様々な技術課題に対して、同社のローラー貼り付け方式と大気BEND方式の優位性をアピールした。さらに、2枚のフィルムセンサーを用いるGFF方式のタッチパネル製造における技術課題に対して、同社のロール・ツー・シート貼り付けラインを提案した。
 シャープの宮本雅之氏は、今回の展示会場で披露した、高感度のタッチパネル技術の詳細について講演した。70型の大画面に対応するために採用した、低抵抗のCuメッシュによるフィルムセンサーや、並列駆動方式と専用のコントローラーICなどについて解説した。さらに、これらの新技術を導入した大画面タッチパネルのマルチタッチ動作や、先端の細いペンによる入力のデモについて、動画を使って示してみせた。
 Wanshun Optical and Electrical Films社の李功軍氏は、タッチパネルのセンサーに使えるITOフィルムの特徴について講演した。Applied Materials社の製造装置を導入し、ロール・ツー・ロール方式による大量生産を実現しているという。また、同装置によって製造したITOフィルムは、タッチセンサーとして特性が優れていると語った。
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