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タッチパネル用ITOフィルムの市況低迷-早くも消耗戦

日刊工業新聞より。
タッチパネル用ITOフィルムの市況低迷-早くも消耗戦

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タッチパネル用のインジウムスズ酸化物(ITO)透明導電性フィルムの市況が悪化していると報じられています。


積水化学工業やJSRが同フィルムの価格急落を受けて特別損失を計上しており
日東電工も業績悪化の一因となったようです。
各社は需要を見込んで供給能力を増強していましたが、早くも消耗戦に突入しています。

積水化学工業はITOフィルムの市況悪化を受けて4月に約53億円の減損処理を実施。
2013年に100億円の売り上げを目指していましたが、競争激化により想定以上に価格下落が進行したとの事。
JSRも同フィルムの設備などで10億円を減損処理しており
最大手の日東電工が13年度から生産能力倍増を進めたことで、供給に余剰感が生じた事が
要因の一つとなっていると指摘しています。

軽量な同フィルムがITOガラスを一部代替したことで、
危機感を募らせたガラスメーカーが値下げ攻勢を仕掛けたことも市況悪化に拍車をかけた形になります。
また、先進国向けスマートフォンの販売が伸び悩む一方、中国勢の低価格機種が新興国を中心に台頭したことで
「(スマートフォンメーカーが)価格重視の流れに傾いた」(積水化学)との事。

このほかタッチパネル透明導電フィルムでも富士フイルムや日立化成などが手がける銀パターン方式は
幸い、「ITOとは方式が違うので急速な単価下落はない」(丸山寿日立化成執行役)としています。

中国市場の低価格化戦略が川上の業界にも波及した形になったといえそうです。

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低価格機種が新興国を中心に台頭したことで価格重視の流れに
 タッチパネル用のインジウムスズ酸化物(ITO)透明導電性フィルムの市況が悪化している。積水化学工業やJSRが同フィルムの価格急落を受けて特別損失を計上。日東電工も業績悪化の一因となった。各社は需要を見込んで供給能力を増強したが、早くも消耗戦に突入した。(平岡乾)
 積水化学工業はITOフィルムの市況悪化を受けて4月に約53億円の減損処理を実施。2013年に100億円の売り上げを目指していたが、競争激化により想定以上に価格下落が進行した。JSRも同フィルムの設備などで10億円を減損処理。最大手の日東電工が13年度から生産能力倍増を進めたことで、供給に余剰感が生じた。
 軽量な同フィルムがITOガラスを一部代替したことで、危機感を募らせたガラスメーカーが値下げ攻勢を仕掛けたことも市況悪化に拍車をかけた。また、先進国向けスマートフォンの販売が伸び悩む一方、中国勢の低価格機種が新興国を中心に台頭したことで「(スマートフォンメーカーが)価格重視の流れに傾いた」(積水化学)という。
 このほかタッチパネル用透明導電フィルムでも富士フイルムや日立化成などが手がける銀パターン方式は幸い、「ITOとは方式が違うので急速な単価下落はない」(丸山寿日立化成執行役)という。



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