日立ハイテク、EL蒸着装置事業から撤退
日刊工業新聞より。
日立ハイテク、EL蒸着装置事業から撤退

日立ハイテクノロジーズが、有機EL蒸着装置事業から事実上撤退したことが明らかになったと報じられています。
新機種の開発を打ち切ったほか、既存機種の受注も積極的に行わないとの事。
有機ELテレビや同パネルは既存の液晶テレビに比べ割高で、市場の立ち上がりが遅れており、
日立ハイテクは同事業の継続は難しいと判断した模様です。
同社は2013年度に有機EL蒸着装置を発売し、2台を納入しているそうですが
今後も「良い案件が持ち込まれれば受注しないわけではないが、価格競争が厳しい。
14年度は受注なしの前提で予算を組んでいる」(久田眞佐男社長)と説明しているとの事です。
ニュースリリースでは一応否定されていますが
日立ハイテクが有機EL蒸着装置からの撤退と報じられています。
有機ELは近年照明用途で量産化を行ったメーカーがある一方で
撤退を表明するメーカーがあるなど、なかなか市場の動向の読みが難しい状況です。
また、製造プロセスの簡便な塗布型も開発が進んでいることもありますので
積極的な活動は行わないというのが実情のようです。
加えて有機ELに積極的なSamsungやLGといったメーカーがありますが
おそらく自社内製や韓国内での製造など、成膜装置大手でないと製品を売り込みにくいといった
状況もあるのではないかと推測します。
日立ハイテクとしてはリソースを他に投入した方がよいという判断なのではないでしょうか。
市場が立ち上がらないとこういった周辺機器についても
開発や低価格化が進まないといったジレンマがありますね…。
日立ハイテクニュースリリース
日立ハイテクグループにおける有機ELビジネスについて
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日立ハイテクノロジーズが、有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)蒸着装置事業から事実上撤退したことが24日明らかになった。新機種の開発を打ち切ったほか、既存機種の受注も積極的に行わない。有機ELテレビや同パネルは既存の液晶テレビに比べ割高で、市場の立ち上がりが遅れており、日立ハイテクは同事業の継続は難しいと判断した。同社は2013年度に有機EL蒸着装置を発売し、2台を納入した。
今後も「良い案件が持ち込まれれば受注しないわけではないが、価格競争が厳しい。14年度は受注なしの前提で予算を組んでいる」(久田眞佐男社長)と説明した。

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日立ハイテクは同事業の継続は難しいと判断した模様です。
同社は2013年度に有機EL蒸着装置を発売し、2台を納入しているそうですが
今後も「良い案件が持ち込まれれば受注しないわけではないが、価格競争が厳しい。
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有機ELは近年照明用途で量産化を行ったメーカーがある一方で
撤退を表明するメーカーがあるなど、なかなか市場の動向の読みが難しい状況です。
また、製造プロセスの簡便な塗布型も開発が進んでいることもありますので
積極的な活動は行わないというのが実情のようです。
加えて有機ELに積極的なSamsungやLGといったメーカーがありますが
おそらく自社内製や韓国内での製造など、成膜装置大手でないと製品を売り込みにくいといった
状況もあるのではないかと推測します。
日立ハイテクとしてはリソースを他に投入した方がよいという判断なのではないでしょうか。
市場が立ち上がらないとこういった周辺機器についても
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