旧シャープ堺工場が大幅利益、郭台銘氏が開示
日経テクノロジーOnlineより。
旧シャープ堺工場が大幅利益、郭台銘氏が開示

台湾Foxconn(鴻海、Hon Hai Precision Industry)董事長の郭台銘氏
台湾Foxconn(鴻海、Hon Hai Precision Industry)董事長の郭台銘氏は、
日経エレクトロニクスの単独インタビューで、堺ディスプレイプロダクトが
2013年に151億円もの営業利益を計上したことを明らかにしています。
堺ディスプレイプロダクトは第10世代の液晶パネル工場の運営会社であり、
郭氏は個人資産660億円を投じて同社株式の37.61%を保有しています。
◇2013年1~12月期の主要損益
売上高 2109億円
営業利益 151億円
税引き前純利益 89億円
税引き後純利益 60億円
金融機関からの借入残高は、前年(2012年)末の438億円から368億円と70億円減少しています。
また、2013年に堺ディスプレイプロダクトは、4Kパネルなどの製造に向けた設備投資を184億円実行しています。
堺工場の生産能力は8万枚/月。年間平均の工場稼働率は85%だったとの事です。
米VISIOなどの有力顧客がついていたと思われますが、
それでも第10世代の工場で稼働率85%を維持しているのは驚きです。
堺工場は郭台銘氏から出資を受ける以前、巨額赤字を計上していました。
2013年のテレビ需要は低調でしたが、それにもかかわらず利益を計上した要因として郭氏は
「従業員が努力すれば報われると信じてくれた」ことを挙げています。
同氏は株主配当として受け取ることが可能な約4億円の全額を、
堺ディスプレイプロダクトの従業員にボーナスとして配布することも決めているとの事。
同社の従業員数は約1500人になります。
堺ディスプレイプロダクトは2014年および2015年も黒字を計上し、
2016年に株式を公開する計画との事です。
テレビ業界不調の中、ここまで利益を上げられているのは驚きでした。
同工場にはバイプラントとしてカラーフィルターなどの前工程の部品工場も隣接していますが
これらの工場も含めてコスト削減に取り組んでいた模様です。
同氏の経営手腕を示す実例とも言えます。
今後の戦略にも注目です。
台湾Foxconn(鴻海、Hon Hai Precision Industry)董事長の郭台銘氏は、日経エレクトロニクスの単独インタビューで、堺ディスプレイプロダクトが2013年に151億円もの営業利益を計上したことを明らかにした。堺ディスプレイプロダクトは第10世代の液晶パネル工場の運営会社であり、郭氏は個人資産660億円を投じて同社株式の37.61%を保有している。
◇2013年1~12月期の主要損益
売上高 2109億円
営業利益 151億円
税引き前純利益 89億円
税引き後純利益 60億円
金融機関からの借入残高は、前年(2012年)末の438億円から368億円と70億円減少した。2013年に堺ディスプレイプロダクトは、4Kパネルなどの製造に向けた設備投資を184億円実行した。堺工場の生産能力は8万枚/月。年間平均の工場稼働率は85%だった。
堺工場は郭台銘氏から出資を受ける以前、巨額赤字を計上していた。2013年のテレビ需要は低調だった。それにもかかわらず利益を計上した要因として郭氏は「従業員が努力すれば報われると信じてくれた」ことを挙げた。同氏は株主配当として受け取ることが可能な約4億円の全額を、堺ディスプレイプロダクトの従業員にボーナスとして配布することも決めた。同社の従業員数は約1500人である。
堺ディスプレイプロダクトは2014年および2015年も黒字を計上し、2016年に株式を公開する計画である。
旧シャープ堺工場が大幅利益、郭台銘氏が開示

台湾Foxconn(鴻海、Hon Hai Precision Industry)董事長の郭台銘氏
台湾Foxconn(鴻海、Hon Hai Precision Industry)董事長の郭台銘氏は、
日経エレクトロニクスの単独インタビューで、堺ディスプレイプロダクトが
2013年に151億円もの営業利益を計上したことを明らかにしています。
堺ディスプレイプロダクトは第10世代の液晶パネル工場の運営会社であり、
郭氏は個人資産660億円を投じて同社株式の37.61%を保有しています。
◇2013年1~12月期の主要損益
売上高 2109億円
営業利益 151億円
税引き前純利益 89億円
税引き後純利益 60億円
金融機関からの借入残高は、前年(2012年)末の438億円から368億円と70億円減少しています。
また、2013年に堺ディスプレイプロダクトは、4Kパネルなどの製造に向けた設備投資を184億円実行しています。
堺工場の生産能力は8万枚/月。年間平均の工場稼働率は85%だったとの事です。
米VISIOなどの有力顧客がついていたと思われますが、
それでも第10世代の工場で稼働率85%を維持しているのは驚きです。
堺工場は郭台銘氏から出資を受ける以前、巨額赤字を計上していました。
2013年のテレビ需要は低調でしたが、それにもかかわらず利益を計上した要因として郭氏は
「従業員が努力すれば報われると信じてくれた」ことを挙げています。
同氏は株主配当として受け取ることが可能な約4億円の全額を、
堺ディスプレイプロダクトの従業員にボーナスとして配布することも決めているとの事。
同社の従業員数は約1500人になります。
堺ディスプレイプロダクトは2014年および2015年も黒字を計上し、
2016年に株式を公開する計画との事です。
テレビ業界不調の中、ここまで利益を上げられているのは驚きでした。
同工場にはバイプラントとしてカラーフィルターなどの前工程の部品工場も隣接していますが
これらの工場も含めてコスト削減に取り組んでいた模様です。
同氏の経営手腕を示す実例とも言えます。
今後の戦略にも注目です。
台湾Foxconn(鴻海、Hon Hai Precision Industry)董事長の郭台銘氏は、日経エレクトロニクスの単独インタビューで、堺ディスプレイプロダクトが2013年に151億円もの営業利益を計上したことを明らかにした。堺ディスプレイプロダクトは第10世代の液晶パネル工場の運営会社であり、郭氏は個人資産660億円を投じて同社株式の37.61%を保有している。
◇2013年1~12月期の主要損益
売上高 2109億円
営業利益 151億円
税引き前純利益 89億円
税引き後純利益 60億円
金融機関からの借入残高は、前年(2012年)末の438億円から368億円と70億円減少した。2013年に堺ディスプレイプロダクトは、4Kパネルなどの製造に向けた設備投資を184億円実行した。堺工場の生産能力は8万枚/月。年間平均の工場稼働率は85%だった。
堺工場は郭台銘氏から出資を受ける以前、巨額赤字を計上していた。2013年のテレビ需要は低調だった。それにもかかわらず利益を計上した要因として郭氏は「従業員が努力すれば報われると信じてくれた」ことを挙げた。同氏は株主配当として受け取ることが可能な約4億円の全額を、堺ディスプレイプロダクトの従業員にボーナスとして配布することも決めた。同社の従業員数は約1500人である。
堺ディスプレイプロダクトは2014年および2015年も黒字を計上し、2016年に株式を公開する計画である。
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