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タッチパネルの歩留まり向上に貢献、透明電極の欠陥箇所を特定する検査装置を大日本スクリーンが発売

日経テクノロジーOnlineより。
タッチパネルの歩留まり向上に貢献、透明電極の欠陥箇所を特定する検査装置を大日本スクリーンが発売
100分の作業時間を15秒に短縮、貼り合わせ後の品質管理やクラックの検知も可能に


Dai-nippon-screen_tranparentmonitor_TM-1C_image.jpg
図1 大日本スクリーン製造の透明電極モニター装置「TM-1C」

大日本スクリーン製造は、タッチパネルなどに使用される透明電極の回路パターンを光学的に可視化し、
欠陥箇所の特定や回路パターンの線幅測定を可能にした検査装置「TM-1C」を開発したと発表しています。

2014年9月から販売開始し、初年度は10~15台の販売台数を見込むとの事。
価格は2000万円だそうです。

タッチパネルの透明電極の欠陥検出はこれまで、成形後に導通検査するか、レーザー顕微鏡を使って
時間をかけて欠陥箇所を特定するしか方法がなく
さらに、回路パターンの微細化や透明度の向上が進むにつれて、欠陥の発生原因の見極めが
難しくなっており、生産効率と歩留まりの向上を支援する検査装置のニーズが高まっています。

大日本スクリーンは2年前からタッチパネルの透明電極の回路パターンを光学的に可視化することにより、
欠陥箇所の検出や回路パターンの線幅測定を可能にする技術を開発してきており
同社が持つ光学系の工夫と画像処理技術を融合することで、今回、様々なパターンや光学条件を持つ
透明電極を可視化できる検査装置を製品化したとの事です。

7型タブレット端末用のタッチパネル(横170mm×縦120mm)の場合、従来のレーザー顕微鏡による方法では
約100分かかっていましたが、今回の装置は15秒程度でスキャンできるとの事。
また、従来の方法では困難だったPETフィルムとカバーガラスを貼り合わせた状態での品質管理や、
クラックと呼ばれる微細なひび割れの検知も可能になったとしています。

今回の製品は欠陥箇所の特定や不良解析に使われるオフラインの機種ですが、
今後は製造ラインのインラインモニター機能を持つ後継機種の開発
および上市を2015年度にも計画しているとしています。

上記にあるように透明電極部の欠陥はテスターなどで電気的に不良個所の配線を確認し、
加えて顕微鏡などで作業者が直接目視で探す必要がありましたが
タッチパネルは近年パターン見えの対策を様々に講じてきており、
その結果、仮に欠陥があった場合にはより発見しにくくなってきています。

光学的に可視化するとの事で、光源のフィルターや画像処理などで欠陥検出を
容易にできるようにしているものと思われます。

また今回の装置は製品の不良解析目的となっていますが、
歩留りの向上のためには製造ラインで不良を検出および対策する必要があります。
今後はインラインモニター機能を備えた装置も検討しているとの事で
早期の開発が期待されます。

大日本スクリーン製造ニュースリリース
タッチパネルの透明電極モニター装置を発売
~透明電極の欠陥箇所を特定し、歩留まり向上に貢献~


関連ニュースリリース
タッチパネル透明電極の検査技術を開発


大日本スクリーン製造は、タッチパネルなどに使用される透明電極の回路パターンを光学的に可視化し、欠陥箇所の特定や回路パターンの線幅測定を可能にした検査装置「TM-1C」(図1)を開発し、4月21日に記者発表会を開催した(プレスリリース)。2014年9月から販売開始し、初年度は10~15台の販売台数を見込むという。価格は2000万円である。
 高機能化が進むスマートフォンやタブレット端末などに使われているタッチパネルには、薄型化や高精細化への対応が求められている。そこでタッチパネルメーカー各社は、透明電極の回路パターンの微細化や透明度の向上をいっそう進めたタッチパネルの開発を進めており、この製造工程の安定化や歩留まりの向上が大きな課題になっている。タッチパネルの透明電極の欠陥検出はこれまで、成形後に導通検査するか、レーザー顕微鏡を使って時間をかけて欠陥箇所を特定するしか方法がなかった。さらに、回路パターンの微細化や透明度の向上が進むにつれて、欠陥の発生原因の見極めが難しくなっており、生産効率と歩留まりの向上を支援する検査装置のニーズが高まっているという。
 大日本スクリーンは2年前からタッチパネルの透明電極の回路パターンを光学的に可視化することにより、欠陥箇所の検出や回路パターンの線幅測定を可能にする技術を開発してきた。同社が持つ光学系の工夫と画像処理技術を融合することで、今回、様々なパターンや光学条件を持つ透明電極を可視化できる検査装置を製品化した。7型タブレット端末用のタッチパネル(横170mm×縦120mm)の場合、従来のレーザー顕微鏡による方法では約100分かかっていたが、今回の装置は15秒程度でスキャンできる。また、従来の方法では困難だったPETフィルムとカバーガラスを貼り合わせた状態での品質管理や、クラックと呼ばれる微細なひび割れの検知も可能になったとする。
 記者発表会では、実際の装置によるデモが行われた。さらに、発表の場に立った同社 メディアアンドプレシジョンテクノロジーカンパニー副社長の山本均氏および商品開発統括部 第三商品開発部部長の藤原成章氏は、本製品の今後の機種展開についても言及した。今回の製品は欠陥箇所の特定や不良解析に使われるオフラインの機種だが、今後は製造ラインのインラインモニター機能を持つ後継機種の開発および上市を2015年度にも計画しているという。



タッチパネル−技術開発・市場・アプリケーションの動向−タッチパネル−技術開発・市場・アプリケーションの動向−
(2012/10/26)
西野 利晴、西川 武士 他

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