シャープ、中国合弁で新型液晶-自前主義改め業績改善

日刊工業新聞より。
シャープ、中国合弁で新型液晶-自前主義改め業績改善

シャープが中国の電機メーカーであるChina Electronics Corp.
(CEC、中国電子信息産業集団有限公司)へ技術供与を行い、2015年にも現地での合弁生産を
行うことを発表しています。供与する技術にはシャープが推し進める
「IGZO」の技術も含まれると見られています。
CECの子会社であるNanjing China Electronics Panda Group Corp.
(CEC Panda社、南京中電熊猫信息産業集団有限公司)と南京市は
Nanjing CEC-PANDA LCD Technology Co., Ltd. (南京中電熊猫液晶顕示科技有限公司)を
設立しており、この会社はシャープの亀山第一工場の液晶パネル生産ラインを譲り受けています。
かつては垂直統合を目指していたシャープですが、苦境に立たされている事から
方針転換を余儀なくされている状況です。

関連記事
tech-on:
シャープと中国CECが第8.5世代液晶工場で合弁、IGZOパネルを生産へ

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 シャープが中国の電機メーカーに新型液晶パネル「IGZO」の技術を供与し、2015年にも現地で合弁生産することが26日わかった。液晶事業への投資などで経営危機に陥っている同社は
投資余力がない。再建の柱に位置づけるIGZOも開発から生産まで手がける自前主義を改め、業績改善を急ぐ。
 09年から液晶事業で提携する南京中電熊猫信息産業集団(南京市、CECパンダ)に技術を供与。CECパンダが南京市で15年の稼働を目指す新工場で合弁生産する。
シャープは技術料として数百億円を受け取るほか、一部を同工場に出資して生産したパネルを出資割合に応じて引き取る権利も得る。
 IGZOはシャープが世界に先駆けて量産に成功した省電力と高精細が特徴の液晶パネル。
他社への技術供与に従来は否定的だった。「次世代IGZOの開発、量産を進めている」(水嶋繁光副社長)とするが、「優位性を保てるのは1―2年」(業界関係者)との指摘がある。
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住友化学、有機EL印刷技術で真空蒸着法並みの解像度を実現

日刊工業新聞より。
住友化学、有機EL印刷技術で真空蒸着法並みの解像度を実現

住友化学は、インクジェット法を用いた高分子有機ELディスプレーの印刷技術を用いて、
370mm×470mmのガラス基板(第2世代=G2)で423ppiの解像度を実現したと発表しています。
アルバックのインジェット印刷装置、コニカミノルタの高精細用プリントヘッドの技術を用いて
いるとの事。インクジェット技術は必要な場所だけに材料を塗布可能な方式ですが、
隣り合う液滴が混ざってしまうなどの混色の問題などもあり、高精細化が困難でした。
高精細化を実現できたということですが、インクの調整などかなり行っているのではないでしょうか。
発光特性などとトレードオフになってしまう可能性もありますし、パネルの情報がまだありませんので、
素子としてはまだ発表できる段階ではないのかもしれません。

住友化学ニュースリリース(PDF):
インクジェット法による高分子有機ELディスプレイの印刷技術を開発
…ニュースリリースは非常にシンプルです。

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 住友化学は24日、インクジェット法を用いた高分子有機ELディスプレーの印刷技術を用いて、370ミリメートル×470ミリメートルのガラス基板で423ppiの解像度を実現したと発表した。
プリントヘッドやインクの特性などを最適化。液滴を微細化するなどして真空蒸着法並みの解像度を実現した。
生産コストも大幅に安くできるため、スマートフォンなど中小型情報端末向けとして商業生産での採用を目指す。
 真空蒸着法で作った有機ELディスプレーを用いたサムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーS4」の解像度441ppiに近い解像度をインクジェット法で実現した。
インクジェット法は必要な部位だけに有機EL材料を塗布でき、現在主流の真空蒸着法に比べて低コストでの生産が可能になる。
 同法の技術開発ではアルバックのインクジェット印刷装置、コニカミノルタから高精細用プリントヘッドに関する協力を受けた。
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【EMS/ODM】 フォックスコン、組織の大改編に着手 13年末完了目指す

EMSOneより。
【EMS/ODM】 フォックスコン、組織の大改編に着手 13年末完了目指す

台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)が、2013年末までをメドに、
傘下の事業群(事業部)再編を実施すると報じられています。
EMS世界最大手も事業構造の変革が求められるほど浮き沈みの激しい産業だと
言えるのではないでしょうか。

関連記事:
【EMS/ODM】 鴻海のコネクタ事業部、3年内の上場目指す トップ明言
【EMS/ODM】 鴻海のアップル独占、さらに崩壊 iPad mini組立に新顔2社?
【EMS/ODM】 鴻海、iPhoneのコネクタ受注奪回か アップルの中国系重用で一部流出

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台湾の経済紙『工商時報』(6月21日付)は、EMS(電子機器受託生産)世界最大手の台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)が、2013年末までをメドに、傘下の事業群(事業部)再編を実施すると報じた。7月にコネクタを扱うNWInG事業群(Network Interconnection Business Group)を同社から分離、独立させるのを皮切りに、販売ルートなど複数の事業群を相次ぎ分離・独立させる。また、事業群の統廃合も進めることが見込まれる。
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【産業動向】 「3Dプリンタで大量生産も産業革命もムリ」 鴻海トップ、電子産業での活用に否定的

EMSOneより。
【産業動向】 「3Dプリンタで大量生産も産業革命もムリ」 鴻海トップ、電子産業での活用に否定的

3Dプリンタ


最近話題を集めている3Dプリンタですが、
EMS大手の台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)のトップ、郭台銘董事長は
商用向けの大量生産には適さないとコメントしています。
現在の3Dプリンタは樹脂製品の形成が主ですので確かに金属部品などが多用され、
大量に加工が必要な製品には向いていないと思われます。
現時点での企業での用途としても試作品などの少量の特注品の生産や
モックアップの作製に活用しているようです。
どちらかというと少量の特殊加工品を手掛ける中小メーカー(例えば日本の町工場)にとって
より脅威なのではないでしょうか。試作金型を手軽に作製するなど上手く活用できる方法を
模索したいですね。

関連記事
tech-on:
3DプリンタのStratasys社、低価格機大手のMakerBot社を子会社に
3Dプリンタは何でもできる“魔法の箱”じゃない
3Dコンサルタントの原雄司氏に日本ならではの活用法を聞く


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3Dプリンタによるものづくりが、デジタル産業革命としてオバマ米大統領も重視する姿勢を見せるなど、急速に注目を集めている。こうした中、EMS(電子機器受託生産)世界最大手、台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)のトップ、郭台銘・董事長はこのほど台湾の夕刊紙『聯合晩報』のインタビューで、3Dプリンタは商用向けの大量生産には適さず、巷間言われる第3次の産業革命にはなりえないとの考えを示した。6月24日付で同紙が伝えた。
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手書き入力に注力したタブレット端末「enchantMOON」、2013年7月7日に発売へ(追記)

Tech-onより。
手書き入力に注力したタブレット端末「enchantMOON」、2013年7月7日に発売へ

日本のベンチャー企業であるユビキタスエンターテインメント(UEI)が同社が開発を進めてきた
タブレット端末「enchantMOON(エンチャント・ムーン)」を2013年7月7日から発売することを
発表しています。
最大の特長として実際の神のノートとペンの書き味の実現を目指していることが挙げられます。
専用の「デジタイザーペン」(モーガンタッチ製)を採用したことで手書き認識や手書きデータの取得が
可能との事。静電容量式のタッチパネルも搭載しているので指での操作も可能です。

専用サイトのNEWSではベンチャーならではですが
量産の進捗が豊富な写真とともに事細かに記載されており、エンジニアなら誰もが
経験しているであろう量産前後の四苦八苦が生々しく記録されています。
単純に読み物として面白く、一緒に開発している気分になりますので
読んでいるとどんどん欲しくなってきます。

(15/12/09追記)
ITmedia:「enchantMOON」販売終了 新機種開発へ
ユビキタスエンターテインメント(UEI)は、「enchantMOON」の販売を15年いっぱいで終了すると発表しています。
「コンセプトをゼロから見直した」という新機種の開発も示唆しているとのことです。

enchantmoon logo
http://enchantmoon.com/



日本のソフトウエア・ベンチャー企業のユビキタスエンターテインメント(UEI)は、同社が開発を進めてきたタブレット端末「enchantMOON(エンチャント・ムーン)」を2013年7月7日から発売することを明らかにした。当初、同年5月下旬に発売予定だったが、延期になっていた。

enchantmoon.jpg

 enchantMOONの最大の特徴は、ペン入力によって、実際の紙のノートとペンの書き味の実現を目指している点である。電磁誘導方式のタッチ・ペンを採用する。
専用の「デジタイザーペン」を採用したことで、液晶パネルの精細度163ppiの約5倍となる815ppiで、手書き認識や手書きデータの取得が可能だという。なお、静電容量方式のタッチ・パネルも搭載しているので、指による操作もできる。

 CPUには、中国Allwinner Technology社の「Allwinner A10」を採用する。動作周波数は1.2GHzである。1024×768画素で8型の液晶パネルを搭載する。重さは699gである。

 内蔵ストレージの容量は16Gバイト。IEEE802.11b/g/nの無線LAN機能を備える。カメラも搭載。
内蔵2次電池の容量は5000mAhである。OSには、Android 4.0を基にしてenchantMOON向けに開発した「MOONPhase」を採用する。

ソニー SmartWatch 2発表 -最大4日駆動・スマホ連携・防水防塵で9月発売

ガジェット速報より。
ソニー SmartWatch 2発表 -最大4日駆動・スマホ連携・防水防塵で9月発売

ソニーモバイルから新型スマートウォッチ「SmartWatch 2」が発表されました。
インチサイズは1.6インチ、解像度は220×176ドット、IPX5/7相当の防水機能を有しており、
通常の使用方法で4日ほど持つそうです。詳しく記事を見られていませんので
「通常の使用方法」がどこまでなのかは把握していませんが、それなりな持ち時間ですかね。
単純な時計として考えてしまうと3~4日での充電は少々面倒ですが…。
重電はmicroUSBを用いるようです。通信は Bluetooth 3.0、NFCが搭載され、
スマートフォンとのワンタッチでの連携ができるようになっています。
デバイス単体でもメール、テキストの閲覧、電話、スマートフォンを操作しての
写真撮影ができるようです。
デザインとしては直近のXperiaを踏襲したデザインになっています。プレスリリースでは
実際に腕に装着した写真が載っていますが、少々大きい印象です。
とはいえ画面を見ながら操作するにはある程度の大きさが必要ですので難しいところですね。
スマートウォッチの最適なサイズの設定は悩ましいところです。

関連記事:リンゲルブルーメン
Sony、新型スマートウォッチ「SmartWatch 2」を発表。防水・NFC対応─9月発売予定

ソニーモバイルプレスリリース(英文)
Introducing Sony SmartWatch 2 – the world’s first water-resistant smartwatch with NFC connectivity*



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ソニーモバイルは25日(現地時間)、上海で開催された「Mobile Asia Expo」にて、1.6インチディスプレイを搭載した新型スマートウォッチ「SmartWatch 2」を発表しました。販売価格は不明で、国際版は9月に登場。

sony smartwatch2-1

SmartWatch 2は2013年モデルのXperiaを象徴するアルミボタンを含め、全体的にXperia Zのようなデザインとなっています。ボディにはアルミが使われ、解像度は220×176ドット、加えてIPX5/7相当の防水機能を有しており、電池持ちに関しても通常の使用方法で4日ほど持つとのことです。

今回のスマートウォッチにはBluetooth 3.0のほかにNFCが搭載され、NFCを搭載したスマートフォンとワンタッチでペアリングすることができるとのこと。また、このデバイス自体にもAndroidOSが搭載されており、メールやテキストの閲覧のほかに電話を受けたり、写真を撮ることができるとされています。

sony smartwatch2-2

スマートフォンを補完するスマートウォッチそのものは以前から存在していましたが、機能の少なさや画面サイズ、電池持ちなどの観点から話題にのぼることは決して多くはありませんでした。しかし現在では、米アップルや米グーグル、さらには米インテルまでもがスマートウォッチを開発中であるともいわれています。スマートウォッチは次世代を担う端末「ウェアラブルデバイス」としてガジェット市場を席巻することができるのか、注目が集まります。

[Engadget]
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東大、新色素で有機系太陽電池を開発-エネ変換効率12%

日刊工業新聞より。
東大、新色素で有機系太陽電池を開発-エネ変換効率12%

東京大学先端科学技術研究センターの瀬川浩司教授、木下卓巳特任助教らは、
新しく開発した色素を用いた積層型(タンデム型)有機系太陽電池を開発、エネルギー変換効率が約12%と世界最高レベルに達したと発表しています。
光吸収と同時に電子のスピン向きを反転させ、電子のスピン向きをそろえることで
色素の光吸収帯域を近赤外領域(1000nm)まで広げられたことがポイントのようです。

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 東京大学先端科学技術研究センターの瀬川浩司教授、木下卓巳特任助教らは、新しく開発した色素を用いた積層型(タンデム型)有機系太陽電池を開発、エネルギー変換効率が約12%と世界最高レベルに達した。色素の光吸収を発電に応用する有機系太陽電池は低コストだが、光の吸収帯域が狭く、高効率化が課題になっている。今回の成果は、理論的には30%以上の変換効率を実現し、低コストの太陽光発電の開発につながる可能性がある。成果は英科学誌ネイチャー・フォトニクスに掲載された。
 研究チームは、分子が光を吸収する際に電子の持つスピンの向きを反転できる新色素(DX)を開発した。光吸収と同時に電子のスピンの向きを反転させ、電子のスピンを同方向にそろえることに成功。色素の光吸収の帯域を近赤外領域(1000ナノメートル)にまで広げた。
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サムスン 55型有機ELテレビ発売へ=競争本格化

yonhapnewsより。
サムスン 55型有機ELテレビ発売へ=競争本格化

サムスン電子が55型の有機ELテレビを発売すると報道されています。
ですがあまりその他のサイトなどでは同様の報道はなされていませんので
ちょっと眉唾な印象ですね。

→事実でした。お詫びして訂正いたします。曲面ディスプレイが先に発売になるのは意外ですね。

sumsung curved OLED-TV


tech-on:
Samsungが55型で曲がった有機ELテレビを発売

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【ソウル聯合ニュース】サムスン電子は次世代テレビとして注目されている有機ELパネルを搭載した55型テレビを来週、発売する見通しだ。画面がカーブした曲面型の有機ELテレビも発表するという。同社関係者が19日、明らかにした。
 55型有機ELテレビの販売価格はLG電子の競合製品に近い約1000万ウォン(約84万円)になるとみられる。
 LGは1月初旬に世界で初めて55型の有機ELテレビを発売し、4月に曲面型の55型有機ELテレビを公開した。
 有機ELテレビではLGが半年近く独走しているのに加え、1100万~1500万ウォンに上る高価格などにより、韓国での月間販売台数は約50台にとどまっている。テレビ世界最大手のサムスンが参入し、本格的な競争が展開されると、市場が拡大すると見込まれる。
 両社が市場をリードしている有機ELテレビは第1世代のブラウン管、第2世代の薄型テレビに続く第3世代テレビ。液晶パネル(LCD)と違い、画面を構成するピクセルが自ら発光し、反応速度も1000倍以上速く、高画質と低電力を実現できる。光源(バックライト)が不要なため薄型化でき、フレキシブルディスプレーや透明ディスプレーの製造に適している。
日本や中国メーカーなども技術開発に総力を挙げている。

kimchiboxs@yna.co.kr
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曲がる有機イメージセンサー、医療からセキュリティまで幅広い分野に応用

EETimesより。
曲がる有機イメージセンサー、医療からセキュリティまで幅広い分野に応用
有機光エレクトロニクスセンサーを手掛けるフランス企業と、ディスプレイ開発を手掛ける英国企業が共同で、フレキシブルな有機イメージセンサーを開発すると発表した。同イメージセンサーは、医療機器から指紋認証まで、さまざまな用途に適用できるとしている。


有機光エレクトロニクスセンサーの印刷技術を持つフランスのIsorgは、ディスプレイ開発メーカーの英Plastic Logicとパートナーシップを構築し、プラスチック基板に搭載したフレキシブル有機イメージセンサーの開発を手掛けていくと発表しています。
Plastic Logicは凸版印刷と共同で42インチの電子ペーパーも発表していますね。
センサーの構成としてはプラスチック基板上に形成した有機薄膜トランジスタバックプレーンに、
有機光検出器を印刷するという構造との事。
試作品のスペックとしては、アクティブ領域が4×4cmで画素数94×95、画素幅は175×200μm、画素ピッチは375μmだそうです。

当ブログ関連記事:
【リテールテック】凸版印刷とPlastic Logicが42型相当の曲げられる電子ペーパーを共同展示、
デジタル・サイネージ向け


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有機光エレクトロニクスセンサーの印刷技術を持つフランスのIsorgは、ディスプレイ開発メーカーである英国のPlastic Logicとの間でパートナーシップを構築し、プラスチック基板に搭載したフレキシブル有機イメージセンサーの開発を手掛けていくと発表した。

 Isorgは、2010年にCEA-Leti(フランス原子力庁電子・情報技術研究所)からスピンオフして設立された新興企業である。存在検知やジェスチャー認識などの用途向けに、単一素子または数種類の素子による有機センサーの開発を手掛けている。一方、Plastic Logicは、画素数が最大で数百万に上るフレキシブルディスプレイに向けた、アクティブマトリクス式有機バックプレーンの分野で優れた実績を持つ。このためIsorgとPlastic Logicは、フレキシブル型イメージセンサーを開発する上で、互いを補完する実績と技術を備えているといえる。

 フレキシブルなアクティブマトリクス式有機ELディスプレイ(AMOLED)は近年、最新型の携帯電話機などのように曲面を持つ電子機器において、重要な技術として関心を集めている。それに伴い、同一の基板上にイメージセンサーを作り込む技術への注目も高まっている。


フレキシブルな有機イメージセンサー
フレキシブルな有機イメージセンサー 出典:Isorg

 両社は、フレキシブルイメージセンサーの共同開発にあたり、Isorgが開発した技術をベースとして採用している。
プラスチック基板上に形成した有機薄膜トランジスタバックプレーンに、有機光検出器を印刷するというものである。最初に完成した試作品は、アクティブ領域が4×4cmで画素数94×95、画素幅は175×200μm、画素ピッチは375μmだという。

 Isorgが通常、有機光検出器で使用する材料は、PEDOT-PSS*1)である。この材料を使うと、低コストのプラスチック基板またはガラス基板上に、常温常圧で形成することができるので、高コストとなる高温かつ真空状態での処理が必要ない。

*1)PEDOT-PSS:水分散ポリチオフェン誘導体。
ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルホン酸ナトリウムの混合物である。

 Plastic Logicは、バックプレーン設計や製造プロセス、材料などを、Isorgの有機光検出器に合わせて最適化したという。こうして実現したフレキシブルな透過型バックプレーンは、デジタルイメージセンシング技術をベースとした幅広い用途への適用が期待されている。

 Isorgによると、適用が見込まれる分野としては、スマートパッケージングや、医療機器向けセンサー、生物医学診断、指紋のスキャニングによるユーザー認証などが挙げられるという。

【翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan】
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NOKIA関連

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携帯電話端末大手のフィンランド企業のNOKIAに対して、中国企業であるファーウェイが
買収に前向きだとして話題を集めています。

NOKIAは旧来の携帯端末(いわゆるフィーチャーフォン)において世界最大手の地位を
占めていましたが、スマートフォンの普及に対しては乗り遅れ、米マイクロソフト(MS)と協力して
WindowsPhoneを積極的にリリースすることで地位の奪還を図っています。
一方でファーウェイはWindowsPhoneに懐疑的であり、仮に買収が成功すればNOKIAも
Androidへの方向転換を迫られる可能性があります。MSにとっては憂慮すべき状況といえます。
そのような状況の中、MSはつい先日までNOKIAの買収を検討していた模様ですが、
そちらは破談に終わったようです。

フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が進むことで業界の勢力図も
大きく様変わりしている事の一つの象徴とも言えそうです。

関連記事
ガジェット速報:
ファーウェイ社、ノキア買収を検討 ―サムスン・アップル超え目指す
米マイクロソフト、ノキア買収を断念していた ―WSJ報道
リンゲルブルーメン:Huawei幹部、Nokia買収を示唆─以後Nokiaの株価が急上昇
ロイター:中国の華為技術、ノキア買収を検討=報道
ウォールストリートジャーナル:米マイクロソフトがノキアと買収交渉―破談に終わる


中国タッチパネル産業の再編・統合が加速化へ

http://japanese.china.org.cnより。
中国タッチパネル産業の再編・統合が加速化へ

中国タッチパネル産業についてすでに再編・統合の動きがあると報じられています。
一例として川上の材料メーカーである長信科技が川中企業のあるモジュール工場を買収したそうです。
原因として中国タッチパネルメーカーの信利光電の最高生産管理責任者(CPO)である陳学彬氏が
述べるところによると「タッチパネルの仕上げ段階である表面処理が複雑であり、その上、形や色、構造など
顧客のニーズに合わせて決める必要があるということ」とのこと。
特にOGSなどのデザインにまで関わる部品については顧客とのすり合わせが重要そうですね。
元々タッチパネル業界には川上・川下から様々なメーカーが参入していますので
産業構造・サプライチェーンはこれからも大きく変化していきそうです。

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中国タッチパネル産業の再編・統合がすでに始まった。タッチパネル産業の川上企業である原材料生産企業の
長信科技は先般、川中企業のあるモジュール工場を買収したことが業界の注目を集めた。アナリストは「今後、タッチパネル産業チェーンの再編・統合は加速するだろう」との見方を示している。18日付中国証券報が伝えた。

中国タッチパネルメーカーの信利光電の最高生産管理責任者(CPO)である陳学彬氏は中国証券報に対し、「タッチパネル産業で起ころうとしている再編・統合ブームには、業界企業はすでに準備ができている。産業チェーンの川上・川下企業の統合は必然的な流れである。
その主な要因は、タッチパネルの仕上げ段階である表面処理が複雑であり、その上、形や色、構造など顧客のニーズに合わせて決める必要があるということだ。現在、同業種の多くの企業が業務の構成において不完全であるため、今後、前期工程だけで後期の仕上げ処理を取り扱わない企業が統合される可能性が高い」との見方を示した。

「中国証券報」より 2013年6月18日
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東大、立体視・平面視切り替え可能なレンズシート開発-スマホ向け用途期待

日刊工業新聞より。
東大、立体視・平面視切り替え可能なレンズシート開発-スマホ向け用途期待

 東京大学生産技術研究所の竹内昌治准教授と大学院生の飯村義信氏らのグループは、
立体視と平面視を切り替えることができる「可変レンチキュラーレンズシート」を開発したと報じられています。
シート内に充填した液体に圧力をかけることで、シート表面に微細なかまぼこ状の凸レンズを形成するとの事。
シートは約0・07ミリメートルの薄さ。材料としてシリコーンゴムを採用しており、
試作品は1・5センチメートル角の大きさで、微細加工技術により幅0・5ミリメートルの流路を32本成形しています。
流路に液体を詰め、圧力をかけると流路の部分が膨らんでかまぼこ状のレンズを作る仕組みだそうです。
水圧をどうやってかけるかがポイントでしょうか。小型のポンプかシリンジですかね。
ある程度のサイズなら機械式の押し込みボタンでも行けるでしょうか?
レンズの厚みが変わることになりますのでどうやって画面に実装するか、また液体を内包した部品を
端末に組み込むことのリスクなど、まだまだ課題は多そうですが、面白い発想だと思います。

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 東京大学生産技術研究所の竹内昌治准教授と大学院生の飯村義信氏らのグループは、立体視と平面視を切り替えることができる「可変レンチキュラーレンズシート」を開発した。シート内に充填した液体に圧力をかけることで、シート表面に微細なかまぼこ状の凸レンズを形成する。普段は鮮明な平面画像を表示しながら、必要に応じて立体視を作り出せる。

可変レンチキュラーレンズシート
可変レンチキュラーレンズシート(東大提供)

 同シートは約0・07ミリメートルの薄さ。材料としてシリコーンゴムを採用した。
試作品は1・5センチメートル角の大きさで、微細加工技術により幅0・5ミリメートルの流路を32本成形した。流路に液体を詰め、圧力をかけると流路の部分が膨らんでかまぼこ状のレンズを作る仕組み。

 今回のシートは水圧をかけない状態にしておけば、平面画像も鮮明に映し出せる。また、水圧によって立体視と平面視を切り替えるため、シート表面に電極が入り込まず、タッチパネル式のディスプレーに貼り付けても操作を邪魔しない。
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スマートフォンの画面で発電できるソーラーパネル技術が登場

ガジェット速報より。
スマートフォンの画面で発電できるソーラーパネル技術が登場

EXTREME TECHは、フランスのSunPartnerグループがスマートフォンやタブレットのディスプレイを
ソーラーパネルとして活用できる技術を開発し、現在テスト中であると伝えています。
厚さは0.5mm、透過率85%、発電能力としては1cm²あたり2.5mwとの事で
「仕事中や庭でビールを飲んでいるときに端末を人工光や太陽光にさらしておけば、
10分間の通話もしくは20分間音楽を聞く分の電力を供給できる」との事。たとえ方が海外らしいですね。
目標としては、2013年中盤までに面積当たりの供給電力を倍にし、透明度については95%、
薄さについては0.3mmを目指すとしています。
問題点としてディスプレイの視野角が大きくなってしまうことのようですが、
実際のところ、携帯端末における視野角の問題についてはどこまで気にされているのでしょうか。
あまり自分は気にしない方ですが…。どこかにレポートありそうですね。
どちらかというとスマートフォンについては表面の汚れや傷の問題でカバーやフィルムをつける人が
多いように感じるのですが、むしろそういったカバーやフィルム起因で発電効率が落ちそうですね。

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EXTREME TECHは14日(現地時間)、フランスのSunPartnerグループがスマートフォンやタブレットのディスプレイを
ソーラーパネルとして活用できる技術を開発し、現在テスト中であると伝えています。

ソーラーパネルを背面に搭載した携帯端末には、サムスンの「Crest Solar」(下画像)、ノキアの「Blue Earth」やLGの「Pop」がありますが、充電の際にディスプレイを下側に向けておかなければならないため、重要な通知に気がつかない場合や、操作しながら電力を供給することができないなどの問題点がありました。さらにソーラーパネルを搭載することで、端末本体がかさばる仕様となってしまいます。

crest solar sumsung

SunPartnerグループはこれらのケースを想定し、薄く、透明度の高いソーラーパネルを開発しています。イメージとしてはパネルというよりは、フィルムに近いかもしれません。

sunpartner pevfilm
Credit:SunPartner

厚さはたった0.5mmで、透明度も85%と高く、上図のようにディスプレイ内に実装することができます。
このソーラーフィルムでは1cm²あたり2.5mwの電力を供給することができ、「仕事中や庭でビールを飲んでいるときに端末を人工光や太陽光にさらしておけば、10分間の通話もしくは20分間音楽を聞く分の電力を供給できる」としています。

目標としては、2013年中盤までに面積当たりの供給電力を倍にし、透明度については95%、薄さについては0.3mmを目指すとのことです。
sunpartner pevfilm2
Credit:EXTREME TECH

この技術の問題点としては、ディスプレイの視野角が大きくなってしまうことが挙げられます。デモに利用されたiPhone 3Gでは視野角が50度から180度に広がりました。一見するとこれは利点のように感じてしまいますが、隣の人から画面を覗かれてしまうといったプライバシーの問題があります。

携帯端末とバッテリー持続時間の関係性をめぐっては、バッテリーの技術革新が研究段階を抜け出せないため、バッテリーの持ちを良くする様々な取り組みが行われています。公式サイトで述べられているように、ワイヤレス充電などの技術はあくまで充電の煩雑さを解消する技術ですが、これはスマートフォンのバッテリーを補うことができる技術です。
この技術は実用性・コストともにとても優れているため、現時点では良いものであるように感じます。
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産総研、多層グラフェン使い微細配線の作製技術を開発

日刊工業新聞より。
産総研、多層グラフェン使い微細配線の作製技術を開発

産業技術総合研究所は、シート状の炭素構造物が積み重なった多層グラフェンを使い、
微細配線の作製技術を開発したと報じられています。
グラフェン層間に塩化鉄分子を導入することで、銅と同程度の電気抵抗率を達成しているとの事。

追記:
産総研のニュースリリースより。

多層グラフェンを用いた微細配線作製技術を開発


今回開発した技術では、条件を最適化したCVD法を用いて高品質多層グラフェンをサファイア基板上に合成する。
原料はメタンをアルゴンと水素で希釈したガスであり、500 ℃程度の温度のサファイア基板上にスパッタ法を用いて作製したコバルト薄膜を触媒とした。
グラフェンの合成温度は約1,000 ℃である。図1に合成された多層グラフェンの透過電子顕微鏡(TEM)による断面図、およびラマン分光スペクトルを示す。TEM像から、10層程度の多層グラフェンであることがわかる。また、ラマンスペクトルのG'(2D)バンドの形状は高品質結晶グラファイトと類似していることから、この多層グラフェンがグラファイトと同様の構造を持つ可能性が考えられる。

図1 (a)多層グラフェンのTEMによる断面図と(b)ラマンスペクトル
図1 (a)多層グラフェンのTEMによる断面図と(b)ラマンスペクトル

 今回の多層グラフェンを酸化膜付シリコン基板に転写し、通常の半導体プロセスを用いて配線化した。
グラフェン配線の光学顕微鏡像と電流-電圧特性を図2に示す。抵抗率は最小で56 µΩcmであり、高品質結晶グラファイト(抵抗率:40 µΩcm程度)に匹敵するものであった。このグラフェン配線に250 ℃で107 A/cm2の密度の電流を流したところ、150時間を経過しても断線せず、銅配線より優れた電流密度耐性を示した(図3)。

図2 (a)多層グラフェン配線の光学顕微鏡写真と(b)電流-電圧特性
図2 (a)多層グラフェン配線の光学顕微鏡写真と(b)電流-電圧特性

図3 250 ℃環境での電流密度耐性の評価試験
図3 250 ℃環境での電流密度耐性の評価試験
青丸は銅が断線した条件。多層グラフェンは107 A/cm2の電流を150時間印加しても断線しなかった。

 今回の多層グラフェン配線は優れた信頼性を示したが、抵抗率は銅よりも約1桁高いため、塩化鉄のインターカレーションによる低抵抗化を試みた。
多層グラフェン配線が形成された基板と塩化鉄粉末を真空石英管内に入れ、310 ℃に加熱して、インターカレーションを行った。図4に、インターカレーション前後のラマンスペクトルと、抵抗の変化率を示す。ラマンスペクトルのGバンドは高波数側に移動し、インターカレーションにより多層グラフェンへ電荷移動が起こったことを示唆している。
電荷移動が起これば抵抗は低下するはずだが、実際に抵抗率はインターカレーション後に中央値で約15%に低下した。得られた抵抗率の最小値は9.1 µΩcmであり、銅と同オーダーの抵抗率を、多層グラフェンを用いた配線で初めて得られた。

図4 (a)インターカレーション前後のラマンスペクトルの変化。Gバンドが高波数側に移動している。(b)インターカレーション後の抵抗変化率の累積確率分布。中央値は015。
図4 (a)インターカレーション前後のラマンスペクトルの変化。Gバンドが高波数側に移動している。(b)インターカレーション後の抵抗変化率の累積確率分布。中央値は0.15。


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 産業技術総合研究所は、シート状の炭素構造物が積み重なった多層グラフェンを使い、微細配線の作製技術を開発した。導電性は既存の銅配線と同程度で、銅より耐久性が高い。LSI向け微細配線への応用が見込める。
今後は銅よりも電気抵抗の低い多層グラフェン配線の作製を進め、実用化を目指す。
 グラフェンは炭素原子が蜂の巣状に並んだシート構造物。優れた導電性や耐熱性、強度などの特性を持つ。化学気相成長でサファイア基板上にグラフェンが10層程度積み重なった
多層グラフェンを合成し、酸化膜付きシリコン基板に転写して一般的な半導体プロセスで配線化した。
 作製したグラフェン配線に250度Cで1平方センチメートル当たり1000万アンぺアという
高密度電流を流したところ、150時間経過しても断線しなかった。またグラフェンの層間に塩化鉄分子を導入することで、電気抵抗率を銅と同程度の9・1マイクロオームセンチメートルにできた。
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PVTECなど、太陽電池の劣化因子を解明-水蒸気進入、酢酸で劣化

日刊工業新聞より。
PVTECなど、太陽電池の劣化因子を解明-水蒸気進入、酢酸で劣化

太陽光発電技術研究組合(PVTEC)は、産業技術総合研究所と共同で、太陽電池モジュールにおける
水蒸気の侵入とモジュール特性の関係性を検証したとの事。
水蒸気透過率の異なるサンプルにて劣化を解析した結果、
結晶系モジュールは水単純に水ではなく、水蒸気の侵入で発生する酢酸の影響が大きく、
薄膜系モジュールでは酢酸と水蒸気それぞれが劣化因子であることが分かったそうです。
他のデバイスにも応用が利きそうです。


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 太陽光発電技術研究組合(PVTEC、東京都港区、桑野幸徳理事長、03・6403・4800)は、産業技術総合研究所と共同で、太陽電池モジュールにおける水蒸気の侵入とモジュール特性の関係性を検証した。
結晶系モジュールは水蒸気の侵入で発生する酢酸の影響が大きく、薄膜系モジュールでは酢酸と水蒸気それぞれが劣化因子であることが分かった。
 結晶系では多結晶セルを、薄膜系では薄膜シリコンセルを用いた。部材の最下部(裏面材)にはガラスやフッ素樹脂(ETFE)など、水蒸気透過率の異なるサンプルを、封止材にはエチレン酢酸ビニル共重合(EVA)を使用した。
 結晶系では、水蒸気透過率の高い裏面材で最大出力を長時間維持し、水蒸気そのものが劣化因子ではないことが分かった。薄膜系では裏面材の種類によっては
ガラスにデバイス層を載せた「ベアセル」よりも出力低下が顕著に見られ、水蒸気以外の劣化因子があることを見いだした。
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東電、産総研とホンダ開発の高所作業用ロボを福島第一に投入-「アシモ」の技術応用

日刊工業新聞より。
東電、産総研とホンダ開発の高所作業用ロボを福島第一に投入-「アシモ」の技術応用

以前に当ブログで取り上げたNHKの番組にて紹介されていました、
アシモの技術を応用した高所作業用ロボットが福島第一原発へ投入されるようです。
やはり実践投入へはなかなか時間がかかりますね。

当ブログ関連記事:
NHKスペシャル ロボット革命 人間を超えられるか

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 東京電力は17日、産業技術総合研究所とホンダが開発した高所作業用ロボットを、福島第一原子力発電所に投入すると発表した。放射線量が比較的低い2号機原子炉建屋1階の西側エリアで使用。
18日にアームをまっすぐに伸ばした状態で天井部分の線量率測定や干渉物などを調査する。
安全性や操作性などから実施可否を判断し、後日、格納容器に通じる配管部周辺を調べる計画だ。

asimo応用作業ロボット
18日から福島第一原発で稼働開始する高所作業用ロボ
(右はマストをすべて伸ばした姿勢)

 高所部分の除染や遮蔽(しゃへい)は空間線量の低減に効果的とされるが、これまでの調査手段は目視のみで、具体的な線量や奥まった場所の調査はできていなかった。成果を踏まえて他の原子炉建屋調査への水平展開や、除染作業への活用も検討する。

 ロボットはクローラー型の移動台車にアームロボットを搭載した構造。放射線量の測定や静止画の撮影、3次元データの取得などができる。大きさは全長1・8メートル、幅0・8メートル、高さ1・8メートルで、重さが約1100キログラム。
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【液晶パネル】 タッチパネルで中国系の台頭顕著 サムスン・ASUSから受注も

EMSOneより。
【液晶パネル】 タッチパネルで中国系の台頭顕著 サムスン・ASUSから受注も

液晶分野だけでなく、タッチパネル業界でも中国系のメーカーが存在感を増してきているようです。
液晶と比べてガラス基板サイズが小型(最大でもG6?)であり、参入しやすい事もあるかもしれません。
またコスト勝負な面もありますので、メッシュセンサーなどITO代替技術の開発に各社注力している模様です。

当ブログ関連記事:
【液晶パネル】 レノボ、ノート用タッチパネルを中国O-filmのGFFにシフトか コスト削減で
【液晶パネル】 タッチパネルのJ Touch、スマホ用でHTCから新規受注

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スマートフォンやタブレットPCのタッチパネル供給で、中国系業者が成果を挙げ始めている。中国O-film(欧菲光)は台湾ASUSTeK(エイスース=華碩)、中国Chung Hua EELY(中華意力)は韓国サムスン(Samsung)から、いずれもタブレットPC用タッチパネルの受注に成功した模様だ。
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【SID】継続的な「酸化物半導体+有機EL」開発と、さらなる進化を遂げる「液晶」(その1)

Tech-onより。
【SID】継続的な「酸化物半導体+有機EL」開発と、さらなる進化を遂げる「液晶」(その1)
新技術は早期の市場投入をすべき時期に
北原 洋明=テック・アンド・ビズ


Tech-onよりSID2013のレビュー記事が載っていましたのでご紹介。
今年の傾向として「酸化物半導体+有機EL」と「a-Si/LTPS+液晶」の発表に注目が集まっているそうです。
特に有機EL関連については今年に入って各社が大画面の有機ELを発表してきており、
市場への早期の応用が期待されています。
一方で液晶についてもモバイル用途のメインになってきているIPS技術関連の
発表が多く、技術の進歩が続いています。
また今回は中国系メーカーの口頭発表もあり、各社技術力を伸ばしてきているのが分かります。


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 ディスプレイの先端技術を発表する国際会議「SID」では、ここ数年、将来の主役を目指す“有機EL”や“酸化物半導体”などの技術に注目が集まっている。
これらについて議論するセッションには多くの聴衆が集まり、その技術も着実に進歩している。その陰で、これまでディスプレイの産業を引っ張ってきた“液晶”においても、地味な扱いではあるが、まだまだ多くの重要な発表がある。毎年続けてSIDに参加して会場内外での生の議論を聞いていると、この両者に対する見方が年々変化していることを感じる。有機ELや酸化物半導体のような新技術に対しては、これまでのような漠然とした期待ではなく、市場への早期の応用を望む声である。その背景には、既存技術である液晶の絶え間ない進化を目の当たりにして、新技術の出番が遠のいていく危機感が増していることにある。


発表件数から見る変化――継続する「酸化物半導体+有機EL」と増加した「a-Si/LTPS+液晶」
 図1に、バックプレーンTFT(駆動基板)とフロントプレーン(表示体)の組み合わせで発表された、今年(2013年)の論文をまとめた。著者は、毎年継続的にこの表を作って、その年の特徴や前縁からの変化を眺めている。今年も、継続的な進歩と共に大きな変化が見て取れる。

 継続的な進歩としては、期待されている「酸化物半導体+有機EL」の分野での着実な進捗である。発表件数は昨年並みであるが、一つの目標製品としている有機ELテレビも着実に大画面のものが試作されている。今年は、韓国LG Display社の55型や台湾AU Optronics(AUO)社の65型も登場した。

 大きな変化の一つは、液晶に関する発表が大きく増加していることである。昨年はわずか4件であったが、今年は一気に4倍に増加した。その中身は、IPS液晶に関するものが多い。この背景には、モバイル用途ではIPSがメインの技術になったことと共に、液晶技術の進化がまだ続いていることがある。さらに、酸化物半導体をバックプレーンに使ったものもある。

 変化の二つめは、中国からの口頭発表が出て来たことである。昨年までは、ポスターで数件の発表を散見する程度であった。しかし今年は、中国China Star Optoelectronics Technology社(CSOT:華星光電)の110型4K×2Kの招待講演や中国BOE Technology Group社(京東方)の酸化物半導体を使った65型4K×2Kなど数件の口頭発表があり、聴講者の中にも中国からの参加者が多く見受けられた。

図1 継続的な「酸化物半導体+有機EL」開発と、さらなる高性能化を目指す「液晶」
図1 継続的な「酸化物半導体+有機EL」開発と、さらなる高性能化を目指す「液晶」
SID 2013の口頭発表内容を整理した。TFT単体、材料単体の発表は除く。Siベースのマイクロディスプレイは除く。著者が作成。

「酸化物半導体 +有機EL」の進捗
 大画面の有機ELテレビ用としては、有機ELテレビとして最大サイズとなる65型のAUO社の発表は、インパクトがあった(Tech-On!関連記事1)。また、LG Display社は、今年発表した55型有機ELテレビの技術内容を発表し(講演番号21.1、21.2、27.2)、画面を湾曲させたものを展示会会場でデモ展示した(図2)。これも着実な技術的進歩と言えるだろう。

図2 LG Display社による「湾曲した有機ELテレビ」の展示デモ
図2 LG Display社による「湾曲した有機ELテレビ」の展示デモ
手前は画面を湾曲させたもの。奥は平らな画面。共に画面サイズ55型で厚みは4mm。輝度は400 cd/m2以上、コントラスト比は10万対1以上。第8世代ラインで作製した。

斜めペンタイル配列で有機ELの高精細化を推し進めるSamsung
 中小型パネルで有機EL化を推し進めるSamsung社は、基調講演で高精細化に対応する「Diamond Pixel」配列の紹介と共に、将来のフレキシブル・ディスプレイの世界を有機ELで実現する構想を大勢の聴衆の前でアピールした(Tech-On!関連記事2)。展示会場でも、有機ELの超高精細化を積極的にアピールした(図3)。

図3 超高精細有機ELパネルを実現するDiamond Pixel配列
図3 超高精細有機ELパネルを実現するDiamond Pixel配列
ペンタイルの画素配列をベースにして、発光層の配列を斜めにしたもの。Samsung社の展示会場での説明パネル。

有機ELのカギを握る材料開発
 有機EL技術を発展させるためには、材料がカギを握ることは誰しもが認めるところである。発光材料の性能向上だけでなく、効率良く電子を供給するための電極材料もその一つである。NHK放送技術研究所の発表のような
素子構造や材料の変更による改善(Tech-On!関連記事3)なども注目される技術である。

 また、ポスター発表ではあるが、旭硝子(AGC)の「Electron Injecting Material for OLEDs driven by Oxide TFTs: Amorphous C12A7 Electride(講演番号P142)」も意義のある内容である。東京工業大学教授の細野秀雄氏が今年春の応用物理学会で発表した
酸化物TFT駆動の有機EL用の電子注入層として、旭硝子と共同開発したスパッタリング法によるアモルファスC12A7エレクトライドの特性を調べたものである。
素子構造としては、最初にスパッタリング膜が使える逆構造トップ・エミッションを採用し、従来のAl/LiFなどに比べて、数倍の発光特性を得ている。

 このような材料開発の取り組みが、有機ELの実用化に向けた着実な歩みになる。

早期の市場投入で価値を作り上げていくことが必要
 現在の「有機EL+酸化物半導体」の組み合わせによる開発は、技術的には20年前の「液晶+アモルファスSi」開発と同じフェーズにある、という声を長年ディスプレイの開発に携わってきた方々からよく聞く。当時、液晶ではノート・パソコン市場を目指して、多くの企業が技術開発と製品適用を競って市場を立ち上げた。信頼性の問題などもまだ抱えていたが、とにかく新しい市場の創造に向けた各社の競い合いが、大きな市場を創り上げた。

 大型テレビを目指した開発が続けられている現在の「有機EL+酸化物半導体」は、技術開発レベルでは20年前の液晶と同様、課題をクリアしながら着実に進歩しているフェーズである。
最大の違いは既に市場に液晶という先駆者がいるということである。もしこの液晶テレビがなければ、有機ELが新しい市場のリーダとして大きな市場を獲得していけるだろうということは、万人が認めるところであろう。しかし、既にある市場の中で戦わなければならないところに、有機ELの苦しさがある。

 この困難な状況をどのように克服すれば良いかというのが、各事業者を悩ます最大のポイントである。とにかく新しい市場を目指すべきだということで、「フレキシブル」をキーワードにした開発も精力的に行われている。この場合、最大の課題は「スピード」である。競争相手となる液晶は、止まって待っていてくれるわけではない。液晶は、参入者が多い分だけ競争も激しく、進歩のスピードはまだ衰えていない。この中で有機ELが生き延びていくためには、早く製品化して市場の荒波の中で継続的に改良を加えながら、進歩を続ける液晶を追い抜くスピードを持たなければ勝つことはできない。

 後続記事(その2)で、今回のSIDで感じた、液晶の進化をレポートする。

【液晶パネル】 タッチパネルのJ Touch、スマホ用でHTCから新規受注

EMSOneより。
【液晶パネル】 タッチパネルのJ Touch、スマホ用でHTCから新規受注

タッチパネルの台湾J Touch(介面)が、台湾HTC(宏達電)から、「HTC Butterfly 2」及び
「HTC Desire」用タッチパネルの受注を新規に獲得した模様と報じられています。
また同社のメタルメッシュについても台湾クアンタ(Quanta Computer=広達電脳)、
台湾コンパル(Compal Electronics=仁宝電脳)のノートPC(NB)に採用されたとの事。
NBへのメタルメッシュ採用が増えてきている模様です。
メッシュパターンや構成、製造方法などが気になりますね。
同社のwebページを見る限り、印刷で形成しているようですが、どうでしょうか。

Jtouch
JTOUCH logo
http://www.jtouch.com.tw/jp/technique.htm


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タッチパネルの台湾J Touch(介面)が、スマホの台湾HTC(宏達電)から、近く投入する「HTC Butterfly 2」及び「HTC Desire」用タッチパネルの受注を新規に獲得した模様だ。台湾紙『経済日報』(6月14日付)が報じた。同紙はまた、J Touchが新規に導入したmetal mesh製造プロセスは、コスト面で酸化インジウムスズ(ITO)プロセスを40%下回ると指摘。これを評価した台湾クアンタ(Quanta Computer=広達電脳)、台湾コンパル(Compal Electronics=仁宝電脳)のノートPC(NB)受託生産2社が、J Touchのmetal meshの採用を決めたとしている。
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【EMS/ODM】 筐体のCATCHER、アップル・サムスンからダブル受注

EMSOneより。
【EMS/ODM】 筐体のCATCHER、アップル・サムスンからダブル受注

筐体大手、台湾CATCHER(可成)の洪水樹・董事長は、同社が米アップル(Apple)の7.9型タブレット
「iPad mini」用筐体でサプライチェーン入りに成功したことを示唆しています。
アップルの新製品や、韓国サムスン(Samsung)のスマートフォン用筐体でも受注獲得の可能性があるとのこと。
サムスンは噂のアルミ筐体でしょうか。さすがにRFQから受注までが早すぎますかね…。

当ブログ関連記事:
【産業動向】 サムスン、スマホ筐体を金属にシフトか 台湾大手に打診相次ぐ

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筐体大手、台湾CATCHER(可成)の洪水樹・董事長は6月13日、同社が米アップル(Apple)の7.9型タブレット「iPad mini」用筐体でサプライチェーン入りに成功したことや、アップルの新製品や、韓国サムスン(Samsung)のスマートフォン用筐体でも受注獲得の可能性があると示唆した。台湾紙『経済日報』(6月14日付)が報じた。
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【EMS/ODM】 台湾筐体各社のカーボンファイバー取り組み

EMSOneより。
【EMS/ODM】 台湾筐体各社のカーボンファイバー取り組み

台湾での国際見本市「COMPUTEX TAIPEI 2013」で、米デル(Dell)、ソニー(Sony)が出品した筐体に
カーボンファイバーを採用したノートPC(NB)やタブレットPCが注目を集めたそうです。
台湾の筐体メーカー各社
(Ju Teng(巨騰)、CATCHER(可成)、Ting Hisin (頂新グループ)傘下のInhontech(応宏)など)は、
カーボンファイバーの取り組みを強化しているようです。
タブレットなど常時持ち歩くような製品が増えていることで、筐体に求められる剛性や耐久性も
今まで以上の向上が求められそうです。
スマートフォンについてもサムスンがアルミ筐体の採用を検討しているなど、デザイン性と強度を
どういった材料で担保するかが課題となりそうですね。

関連記事:
リンゲルブルーメン:Samsung、Galaxy S5でアルミボディの採用を計画─関係筋

当ブログ関連記事:
【産業動向】 サムスン、スマホ筐体を金属にシフトか 台湾大手に打診相次ぐ

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台湾の経済紙『工商時報』(6月13日付)は、このほど台湾台北で開催されたコンピュータの国際見本市「COMPUTEX TAIPEI 2013」で、米デル(Dell)、ソニー(Sony)が出品した筐体にカーボンファイバーを採用したノートPC(NB)やタブレットPCが注目を集めたと指摘。その上で、台湾系筐体のJu Teng(巨騰)、CATCHER(可成)、Ting Hisin (頂新グループ)傘下のInhontech(応宏)が、カーボンファイバーの取り組みを強化していると紹介した。うちInhontechは2013年、台湾エイサー(Acer=宏碁)にカーボンファイバー製筐体を供給するとしている。
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【液晶パネル】 次世代Nexus 7、AUOがパネル受注か タッチパネルはWINTEKの観測

EMSOneより。
【液晶パネル】 次世代Nexus 7、AUOがパネル受注か タッチパネルはWINTEKの観測

米グーグル(Google)「Nexus7」次世代モデル用パネルは
ジャパンディスプレイ(JDI)、韓国LGディスプレイ(LGD)台湾AUO(友達)が受注したと報じられています。
タッチパネルは台湾WINTEK(勝華)のカバーガラス一体型のOGS(One Glass Solution)の模様です。
スペックなど気になるところですね。

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台湾の経済紙『工商時報』(6月13日付)は、米グーグル(Google)のタブレットPC「Nexus 7」次世代モデル用パネルを、ジャパンディスプレイ(JDI)、韓国LGディスプレイ(LGD)台湾AUO(友達)が受注したと報じた。また、タッチ技術はカバーガラス一体型のOGS(One Glass Solution)で、主要供給業者は台湾WINTEK(勝華)だとしている。
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カネカ、青森に有機ELの実証設備 照明用パネル量産へ

SankeiBzより。
カネカ、青森に有機ELの実証設備 照明用パネル量産へ

 化学メーカーのカネカは照明用の有機ELパネル量産に向け、実証設備を子会社の
OLED青森(青森県六ケ所村)の工場に導入したと発表しています。
蒸着装置は「面蒸着方式」を採用。既存設備と比べ、面内蒸着膜厚分布を5%から3%以内に抑えることと、
材料使用効率を約5%から20%強へ向上させることにより、有機材料の使用量を抑え、変動費を
従来の約40%に削減可能となったとの事です。
照明用途の有機ELであり、塗り分けの必要がないため大面積の蒸着の方が効率は良くなると思われます。
一方で面内均一性の確保が難しいところですが、どこの装置を採用したかが気になりますね。
有機EL製膜装置ではULVACやキャノントッキが大手ですが、日立造船なども面蒸着装置を取り扱っています。

ちなみにOLED青森は2010年に民事再生法手続きを申請した東北デバイスの事業を譲り受けて
設立された会社です。東北デバイスは当時青森県が掲げていた「クリスタルバレー構想」を受けて
設立された会社です。事業が根付いていくと良いのですが…。

カネカニュースリリース:有機ELパネル量産実証設備をOLED青森で増設

カネカ有機EL事業webページ:
カネカ 有機EL ロゴ
http://www.kanekaoled.jp/index.php

関連記事
日本経済新聞:東北デバイス、カネカが再建支援 有機EL本格進出
Tech-on:カネカが照明向け有機EL事業を本格展開,東北デバイスから事業を譲り受け


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 化学メーカーのカネカは12日、照明用の有機ELパネル量産に向け、実証設備を子会社のOLED青森(青森県六ケ所村)の工場に導入したと発表した。

 電圧をかけると発光する有機材料の使用量を減らすことで、従来設備よりも安くパネルが作れる。有機ELは、照明用では発光ダイオード(LED)に続く次世代の電子材料で、薄くて熱を帯びにくいのが特長だが、高価なことが課題。
 カネカは早期に量産技術を確立し、2015年度にはパネルの販売価格を現在の10分の1程度に下げて事業拡大を目指す。
 実証設備は、ガラス基板上に付ける有機材料の膜の厚みがばらつくのを抑える「面蒸着方式」を採用した。
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Apple、タッチパネル上に貼るジョイスティックの特許を取得

リンゲルブルーメンより。
Apple、タッチパネル上に貼るジョイスティックの特許を取得

Appleがタッチパネルの上に貼るジョイスティックの特許を取得していたことが明らかになっています。
米国特許商標庁の資料によると、同特許はジョイスティックを含めて、ボタンなどのアクセサリーを
タッチパネルの上に貼って、ボタンとして機能させるための技術で、
タッチスクリーンの上に捻じったり曲げたりできるアクセサリーを置く事でタッチパネル上で
ジョイスティックやボタンを利用できるようになるとの事。
誤操作防止には適していますが、せっかくの画面が埋まるのはちょっと嫌ですね。
スマートフォンよりもタブレットに向いているかもしれません。

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Appleはタッチスクリーン上でゲームを楽しむ方法として、タッチパネルの上に貼るジョイスティックの特許を取得していたことが明らかになりました。

apple touchpad


米国特許商標庁より公開された資料によると、同特許はジョイスティックを含めて、ボタンなどのアクセサリーをタッチパネルの上に貼って、ボタンとして機能させるための技術で、タッチスクリーンの上に捻じったり曲げたりできるアクセサリーを置く事で、タッチパネル上でジョイスティックやボタンを利用できるようになるそうです。

タッチスクリーンでゲームをする際の問題点として、ユーザーが誤って別の画面領域に触れてしまい、意図しない動作が発生してしまう点が挙げられますが、同特許に示されたアクセサリーを用いればそれは解決できるように思えます。

また同特許はゲームだけでなく、ATMやPOS端末など広範的な用途に利用できると伝えられています。ただ同特許が出願されたのは2008年で、約5年前となります。

情報元:CNET
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物材機構、耐久性5倍でフルカラー発光する有機性液体材料を開発

日刊工業新聞より。
物材機構、耐久性5倍でフルカラー発光する有機性液体材料を開発

 物質・材料研究機構の中西尚志主幹研究員らは、市販品よりも5倍以上耐久性が高く、フルカラーで発光する有機性液体材料を開発したと発表しています。
 一般的な蛍光色素である「アントラセン」という物質に、アルキル鎖を結合させて、
青色に発光する液体を作成したとの事。
この材料はアントラセン部位間の凝集がなく、融点が約-60℃、約300℃までの熱安定性を持ち、
室温で粘度が約0.3Pa·sの低粘性の液体です。
絶対蛍光量子収率は約55%と市販のアントラセン色素に比べ5倍以上の光安定性をもつ青色発光液体との事です。

アントラセン材料
図1
(a)本研究に用いたアントラセン分子(1)の化学構造式。赤色部分がアントラセン骨格。
(b)1の分子構造模型。アントラセン部分がアルキル鎖により覆われ、隔離されている。
(c, d)1の可視光下(c)および 365 nmの紫外光下(d)の写真。
(e, f)1の溶液中ならびに無溶媒液体の紫外-可視吸収スペクトル(e)および蛍光スペクトル(f)。

この液体に他の色素を種類や混合比を変えて混ぜることでフルカラー発光が可能となっています。

アントラセン発光
図2
(a)アントラセン液体(1)に、緑色(ドーパント-D1)および赤色(ドーパント-D2)発光
   の色素を混和することにより調整されたフルカラー発光。
(b)CIE色度図に今回調整したフルカラー発光アントラセン液体材料の発光色を配置。

アントラセンカラー
図3 青色発光するアントラセン液体(1)( 左 : 写真)を素材に調整された365 nmの
  紫外光照射下におけるフルカラー発光パネル

物質・材料研究機構ニュースリリース:
(PDF)優れた光安定性、フルカラー発光するアントラセン液体を開発
(web)優れた光安定性、フルカラー発光するアントラセン液体を開発

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 物質・材料研究機構の中西尚志主幹研究員らは、市販品よりも5倍以上耐久性が高く、フルカラーで発光する有機性液体材料を開発した。液体なので折り曲げても割れたり破れたりしない。
企業などとの連携を視野に入れており、共同研究を進めて実用化を目指す。
 一般的な蛍光色素である「アントラセン」という物質に、炭素と水素でできたアルキル鎖という分子を結合させて、青色に発光する液体を作成した。この液体に他の粉末状の色素を混ぜて波長365ナノメートルの光を当てると、発光する色を変えられる。使う色素やその混合比を調節することで、フルカラー発光が可能だ。
 約300度Cの耐熱性を持つ。アルキル鎖が色素分子を覆って保護することで、通常のアントラセンよりも耐久性が5―10倍向上する。
また与えた光エネルギーに対して発光するエネルギーの割合は約55%。アルキル鎖がアントラセン分子同士の凝集を防いで、発光性を維持する。
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東レ・ファイン 光学用アクリル系UV硬化粘着剤開発

化学工業日報より。
東レ・ファイン 光学用アクリル系UV硬化粘着剤開発

東レ・ファインケミカルは、高機能性と低コストを両立した光学用途向けの
無溶剤型アクリル系UV(紫外線)硬化粘着剤を開発したと報じられています。
ポリマー構造の工夫によりポリプロピレン(PP)など難接着素材にも優れた粘着性を示すとの事。
タッチパネル用途を中心とした光学用透明粘着剤として、今後サンプル出荷を本格化するようです。

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 東レ・ファインケミカル(千葉県浦安市、山本善行社長)は、高機能性と低コストを両立した光学用途向けの無溶剤型アクリル系UV(紫外線)硬化粘着剤を開発した。ポリマー構造制御に優れたリビング重合技術を応用することで、通常用いられているラジカル重合に比べて反応がマイルドになり、要求に応じて特性値を調整可能。ポリマー構造の工夫によりポリプロピレン(PP)など難接着素材にも優れた粘着性を示す。汎用設備で製造可能なほか、原料の制約も少ないため低コスト化につながる。タッチパネル用途を中心とした光学用透明粘着剤として、今後サンプル出荷を本格化する。
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理研など、塗るだけで良好な電気特性示す半導体ポリマー開発-薄膜太陽電池材に有効

日刊工業新聞より。
理研など、塗るだけで良好な電気特性示す半導体ポリマー開発-薄膜太陽電池材に有効

理化学研究所と高輝度光科学研究センターは、塗るだけで良好な電気特性を示す半導体ポリマー
(π(パイ)共役系ポリマーあるいは導電性ポリマー)を開発したと発表しています。
実際に太陽電池の素子に適用したところ、エネルギー変換効率が従来比3・2ポイント増の
8・2%に改善したとのこと。
ナフタレンを基本構造に持つ結晶性の高いポリマーに、直列に炭素原子が並んだアルキル基を導入すると
溶解性を高めることになり、またSpiring-8でのX線回折測定ではポリマーの配向性も向上することが
分かったそうです。溶解性と配向性を同時に向上できたことがポイントのようです。

ポリマー1とポリマー2の構造式
(a)2012年に開発した半導体ポリマー1
ポリマー1は基板に対してポリマーが垂直なエッジオン(edge-on)配向。

(b)アルキル基を導入した半導体ポリマー2
アルキル基は溶媒との相互作用が強いため、溶解性を向上させる。
ポリマー2は基板に対してポリマーが平行なフェイスオン(face-on)配向。

作製した素子の模式図
(a)塗布型有機薄膜太陽電池の構造(上)と電流—電圧特性(下)
縦軸が負であるため、電流密度が上昇するほどプロットは下方に移動する。

(b)モデル素子の構造(上)と電流—電圧特性(下)
どちらの素子でも、ポリマー2の方がポリマー1に比べて電流値が高い。

掲載予定の論文
•Itaru Osaka, Takeshi Kakara, Noriko Takemura, Tomoyuki Koganezawa, Kazuo Takimiya. "Naphthodithiophene–Naphthobisthiadiazole Copolymers for Solar Cells: Alkylation Drives Polymer Backbone Flat and Promotes Efficiency". Journal of the American Chemical Society, 2013,doi:10.1021/ja404064m

理化学研究所ニュースリリース:
塗るだけできれいに配列する半導体ポリマーを開発
-塗布型有機薄膜太陽電池の高性能化に向け大きな一歩-


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理化学研究所と高輝度光科学研究センターは4日、塗るだけで良好な電気特性を示す半導体ポリマーを開発したと発表した。理想的な結晶・配向状態が作れ、塗布型で作る有機薄膜太陽電池に適した材料だという。実際に太陽電池の素子に適用したところ、エネルギー変換効率が従来比3・2ポイント増の8・2%に改善した。
 開発したのは、結晶性と配向性の良さに加えて、印刷プロセスに適用するための高い溶解性を持つ半導体ポリマー。研究グループは、ナフタレンを基本構造に持つ結晶性の高いポリマーに、直列に炭素原子が並んだアルキル基を導入すると溶解性を高めることを見いだした。
 さらに、大型放射光施設、スプリング8(兵庫県佐用町)で試料のX線回折測定を行ったところ、アルキル基を導入するとポリマーの配向性も向上することを突き止めた。試作した太陽電池素子は、変換効率とともに、電荷移動度が約10倍高まることを確認した。
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プラスコート、伸縮性高い基材レス導電性フィルム発売

日刊工業新聞より。
プラスコート、伸縮性高い基材レス導電性フィルム発売

プラスコートは伸縮性能の高い基材レス導電性フィルムを開発し、3日に発売すると発表しています。
価格は1平方メートル、厚みが70マイクロメートルで1万500円。
銀コート銅粉にアクリルゴムを混合した上で熱乾燥させてフィルム状にしたものとの事です。
伸び性能は200%、表面抵抗率は0・15オームで導電性布と同等の低いレベルになるそうです。
同社は電磁波シールドなどEMC/ノイズ対策の機器を取り扱っている会社です。

プラスコート株式会社
http://www.plascoat.co.jp/index.html

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 【京都】プラスコート(京都府久御山町、二宮康行社長、075・632・1568)は伸縮性能の高い基材レス導電性フィルムを開発し、3日に発売する。導電性製品の「ポリカームシリーズ」として展開する。従来のフィルムでは難しかった複雑な形状の部品などに貼り付け加工できる。
価格は1平方メートル、厚みが70マイクロメートルで1万500円。幅1メートル、長さ50メートルのロールでの受注も受ける。

基材レス導電性フィルム
曲面に貼り付けた基材レス導電性フィルム

 銀コート銅粉にアクリルゴムを混合した上で熱乾燥させてフィルム状にした。
従来の導電フィルムのようにポリエチレンテレフタレート(PET)など基材を使わないため、伸びや曲げなどフレキシブル性能を持つ。伸び性能は200%、表面抵抗率は0・15オームで導電性布と同等の低いレベルになる。

 曲面など従来製品では難しかった部品にフィルムでコーティングしたり、ケーブルシールド用などテープのように巻き付けるなど自在に使える。
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東大など、グラフェンデバイスの性能劣化原因とされる高抵抗領域の形成メカニズム解明

日刊工業新聞より。
東大など、グラフェンデバイスの性能劣化原因とされる高抵抗領域の形成メカニズム解明

東京大学放射光連携研究機構の尾嶋正治特任教授、東北大学電気通信研究所、東大工学部の共同研究グループは、
グラフェンFETの電子状態を調べ、デバイスの性能劣化の原因とされる高抵抗領域の形成メカニズムを
明らかにしたと報じられています。
Spring-8に設置した3次元ナノESCA装置を使って、グラフェンFETの電子状態を70nmの空間分解能で
測定し、グラフェンFETのニッケル電極とグラフェン単層膜との界面を調べたところ、グラフェンから電極に電荷が移動しており、界面でp型領域が形成されていることを突き止めたとの事です。
研究成果は以下の論文にもなっているようです。

グラフェンFET画像


Rev. Sci. Instrum. 82, 113701 (2011); http://dx.doi.org/10.1063/1.3657156 (6 pages)

Scanning photoelectron microscope for nanoscale three-dimensional spatial-resolved electron spectroscopy for chemical analysis
K. Horiba1,2,3, Y. Nakamura1, N. Nagamura1, S. Toyoda1, H. Kumigashira1,2,4, M. Oshima1,2,3, K. Amemiya3,5, Y. Senba6, and H. Ohashi6

1Department of Applied Chemistry, The University of Tokyo, Tokyo 113-8656, Japan
2Synchrotron Radiation Research Organization, The University of Tokyo, Tokyo 113-8656, Japan
3Core Research for Evolutional Science and Technology (CREST), Japan Science and Technology Agency (JST), Tokyo 102-0075, Japan
4Precursory Research for Embryonic Science and Technology (PRESTO), Japan Science and Technology Agency (JST), Saitama 332-0012, Japan
5Photon Factory, Institute of Materials Structure Science, High Energy Accelerator Research Organization (KEK), Tsukuba 305-0801, Japan
6JASRI/SPring-8, Hyogo 679-5198, Japan


■Abstract
In order to achieve nondestructive observation of the three-dimensional spatially resolved electronic structure of solids, we have developed a scanning photoelectron microscope system with the capability of depth profiling in electron spectroscopy for chemical analysis (ESCA). We call this system 3D nano-ESCA. For focusing the x-ray, a Fresnel zone plate with a diameter of 200 μm and an outermost zone width of 35 nm is used. In order to obtain the angular dependence of the photoelectron spectra for the depth-profile analysis without rotating the sample, we adopted a modified VG Scienta R3000 analyzer with an acceptance angle of 60° as a high-resolution angle-resolved electron spectrometer. The system has been installed at the University-of-Tokyo Materials Science Outstation beamline, BL07LSU, at SPring-8. From the results of the line-scan profiles of the poly-Si/high-k gate patterns, we achieved a total spatial resolution better than 70 nm. The capability of our system for pinpoint depth-profile analysis and high-resolution chemical state analysis is demonstrated.

Spring-8 ニュースリリース:三次元ナノESCA装置を用いて70nm空間分解能で角度分解測定を実証


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東京大学放射光連携研究機構の尾嶋正治特任教授、東北大学電気通信研究所、東大工学部の共同研究グループは、グラフェンFETの電子状態を調べ、デバイスの性能劣化の原因とされる高抵抗領域の形成メカニズムを明らかにした。
この知見を基にグラフェンの作製方法を変えれば、デバイスの高速化につながる電子移動度が従来比約4倍に向上する。
 尾嶋特任教授らは、永村直佳東北大学助教、堀場弘司高エネルギー加速器研究機構特任准教授と共同で開発した、大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)の東大放射光アウトステーションに設置した3次元ナノESCA装置を使って、グラフェンFETの電子状態を世界最高精度である70ナノメートルの空間分解能で測定した。
 この装置を使ってグラフェンFETのニッケル電極とグラフェン単層膜との界面を調べたところ、グラフェンから電極に電荷が移動しており、界面でp型領域が形成されていることを突き止めた。
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シャープ、MEMSディスプレイの試作品を公開

ケータイWatchより。
シャープ、MEMSディスプレイの試作品を公開

シャープは、クアルコムの100%出資子会社であるPixtronix(ピクストロニクス)と共同で開発を進めている
IGZOを利用したMEMSディスプレイの試作品を、6月10日に奈良県天理市のシャープ総合開発センターで
公開しています。
今回の試作品は7インチで解像度は1280×800との事。
動作原理としてはシャッターとLEDを高速で動作させ色を表示するというもの。シャッターが開いている間のみ
バックライトのLEDの光が通過してRGB3色を表示できることになります。
液晶パネルの液晶がMEMSシャッターに代わったと考えれば分かりやすいでしょうか。
シャッターがどういうものかは勉強不足で知りませんが、シャッターが閉まっている間は光が全く
透過しないようなものであればコントラスト比は有機ELに匹敵するものと思われます。
シャッターの動作速度・安定性が気になるところですね。

当ブログ関連記事:クアルコムがシャープへの出資完了へ、総額108億円

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 シャープは、クアルコムの100%出資子会社であるPixtronix(ピクストロニクス)と共同で開発を進めているIGZOを利用したMEMS(Micro Electro Mechanical System:微小電子機械システム)ディスプレイの試作品を、6月10日に奈良県天理市のシャープ総合開発センターで、報道関係者を対象に実施した新事業分野戦略説明会において公開した。

公開されたMEMSディスプレイ
公開されたMEMSディスプレイ

 公開したIGZOを用いたMEMSディスプレイは、7型のもので、1280×800ドットの解像度を実現。タブレットやスマートフォンなどへの応用が見込まれている。

公開されたMEMSディスプレイ2
公開されたMEMSディスプレイ2

 Pixtronixが保有するMEMSディスプレイ技術は、シャッターとLEDを高速で動作させて、色を表示。シャッターが開いた部分だけLEDバックライトの光が通り、これにより、RGBのLEDが表示されるという仕組みを持つ。既存の生産インフラを活用して生産が可能であるほか、液晶生産現状の液晶ディスプレイや有機ELと比べて、省電力性や色再現性、広視野角や高速応答などが実現できる次世代ディスプレイとして注目されており、Pixtronixが保有するMEMSディスプレイ技術と、シャープが保有するIGZO-TFT技術の統合によって、両社は、次世代MEMSディスプレイの実用化技術の共同開発を行い、将来における実用化に向け取り組むことを目的とする共同開発契約を結んでいる。また、共同開発契約による提携を確実に推進するため、クアルコムと出資契約を締結していた。

MEMSディスプレイの原理
MEMSディスプレイの原理

シャープ 代表取締役副社長 水嶋繁光氏
シャープ 代表取締役副社長 水嶋繁光氏

 今回、試作品を公開したことで、実用化に向けて開発が順調に進んでいることを示した格好となる。シャープは6月7日、米クアルコムから2回目の第三者割当増資の払い込みが6月24日に完了することを発表している。
クアルコムによる出資は、2012年12月4日に決定し、第1回の払い込みが12月27日に完了していたが、3月29日を期限とした第2回の払い込みは、「共同開発による新型パネルの量産化技術の確立で目途が立っていない」(シャープ)という理由により延期。このほど、課題の解決とともに、第2回目の払い込みが完了することになる。

 次世代MEMSディスプレイの試作品を見せられる段階にまで至ったことは、同社の財務戦略上にも大きな意味を持ったものだといえよう。第1回目に払い込みは約49億円、第2回目の払い込みは約59億円となり、合計で108億円を出資。これにより、シャープに対するクアルコムの持ち株比率は3.53%となり、韓国サムスン電子の103億円を上回り、第3位となる。

 なお、シャープの代表取締役副社長 水嶋繁光氏は、次世代MEMSディスプレイをはじめとする新規事業分野において、2015年度に800億円の売上高を目指すことを明らかにした。
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