【液晶パネル】 レノボ、ノート用タッチパネルを中国O-filmのGFFにシフトか コスト削減で

EMSOneより。
【液晶パネル】 レノボ、ノート用タッチパネルを中国O-filmのGFFにシフトか コスト削減で

PC大手の中国レノボ(Lenovo=聯想)が、タッチパネル搭載ノートPC(NB)に搭載するタッチセンサーを、
ガラス一体型OGS(One Glass Solution)からGFF (Glass-Film-Film)にシフトする模様だと
報じられています。
調達先はレノボと同じ中国系のO-film(欧菲光)との事です。
国内での調達によりリードタイムの短縮と低価格化を狙っているようです。
同じNBメーカーのASUSTeK(エイスース=華碩)、エイサー(Acer=宏碁)は台湾系ですので、同じく
TPK(宸鴻)やWINTEK(勝華)からの調達を続けるのではないでしょうか。
中国の場合は政府の方針の影響もあるでしょうから一概には言えませんが、
タッチパネルの部材調達が徐々に同一地域内での調達にシフトして来ているような印象を受けます。
価格の面ではインセルが供給メーカーも少ないためOGS vs Filmの図式になってきている気がします。

O-film(深圳欧菲光科技股份有限公司)
O-film logo
http://www.o-film.com/EN/index.aspx


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PC大手の中国レノボ(Lenovo=聯想)が、タッチパネル搭載ノートPC(NB)に搭載するタッチ技術を、ガラス一体型OGS(One Glass Solution)からGFF (Glass-Film-Film)にシフトする模様だ。台湾の経済紙『工商時報』(5月28日付)が報じたもので、タッチパネルの調達先も中国系企業に変更することにより、コスト削減と生産のリードタイム短縮を図り、より低価格での製品提供を目指す。

工商時報によると、レノボはNBに搭載するタッチパネルでOGSを主力としてきた。ただ、ASUSTeK(エイスース=華碩)、エイサー(Acer=宏碁)の台湾系2社が、タッチパネル搭載NBで低価格攻勢をかけている状況に対抗するため、製品の大量出荷と低価格化に向けコストの洗い出しに着手。結果、2013年下半期以降に投入するNBでは、タッチパネルをよりコストの安いGFFにシフトしていくことを決めた。

さらにレノボは、タッチパネルの調達先についても再検討。自社と同じ中国系のO-film(欧菲光)を第一サプライヤーとすることで、大量生産とより価格面での協力を取り付けたという。

同紙によると、米マイクロソフト(Microsoft)はタッチ機能をサポートするOS「Windows 8」推進に向け、タッチパネル搭載NBの販売促進に向けた動きを強化。その一環として、11.6型以下のタッチパネル搭載NB用OSの提供価格引き下げを近く予定しているという。また、プロセッサに米インテル(Intel)の「Celeron」「Atom」、米AMDの「Temash」の使用を奨励することで、NB本体価格の引き下げを促していく。

このほか同紙は、エイサー、ASUSTeKのタッチパネル調達先について、第1供給業者が台湾TPK(宸鴻)だと指摘。ただASUSTeKについては、13年下半期から台湾WINTEK(勝華)に対する発注比率を急速に拡大すると報じている。
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【産業動向】 サムスン、スマホ筐体を金属にシフトか 台湾大手に打診相次ぐ

EMSOneより。
【産業動向】 サムスン、スマホ筐体を金属にシフトか 台湾大手に打診相次ぐ

韓国サムスンがスマートフォン、タブレットPC筐体に金属の採用を拡大、
台湾系業者からの調達を増やす模様だと報じられています。
Casetek(鎧勝)、Catcher(可成)とJUTENG(巨騰)など台湾の主要筐体メーカーに対し、
金属筐体の見積依頼書(Request For Quotation=RFQ)を送ったとの見方もあるようです。
次世代のサムスン製スマートフォンは金属製の筐体を用いたものになるのでしょうか。


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韓国サムスン(Samsung)がスマートフォン、タブレットPC筐体に金属の採用を拡大、台湾系業者からの調達を増やす模様だ。台湾の経済紙『工商時報』(5月28日付)が台湾市場の話として伝えたもので、Casetek(鎧勝)、Catcher(可成)とJUTENG(巨騰)など台湾の主要筐体メーカーに対し、金属筐体の見積依頼書(Request For Quotation=RFQ)を送ったとの見方もあるようだ。

工商時報によると、現在既にサムスンに金属筐体を供給している台湾系業者には、JUTENGと、ノートPC(NB)やスマートフォンの受託生産大手、Pegatron(和碩)傘下のCasetekがある。ただ、いずれもNB用筐体がメーンで、スマートフォンとタブレット用は受注していない模様。また、携帯電話用機構部品の台湾SILITECH(閎暉)は、サムスンに携帯用の金属製機構部品を供給している。

サムスンはスマートフォンの2013年の旗艦モデル「GALAXY S4」でも、筐体にプラスチックを採用している。ところが工商時報によると、台湾市場では最近、サムスンが金属製筐体の採用比率を増やす方針を決め、業者との打ち合わせを重ねているとの観測が強まっている。

同紙によると、金属筐体大手、Catcherの洪水樹・董事長も先ごろ、「韓国系のあるブランドが、金属筐体のサプライヤーを積極的に探しているのは事実だ」と指摘。「おそらく、金属筐体大手のほとんどは、RFQを受け取ったのではないか」と述べ、同社自身もサムスンから金属筐体供給で打診を受けたことを示唆したとしている。

工商時報はさらに、Casetekの童子賢・董事長の発言も紹介。童氏は、「製品の薄型軽量化とディスプレイの大型化で、携帯電話用筐体に最も適するのはアルミ合金だ」と指摘。その上で、サムスンが筐体の戦略を見直し、金属筐体の採用を増やすとの考えを示したという。
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【SID】未来のディスプレイを実現する材料:液晶パネルの色域を大幅に広げる量子ドット

Tech-onより。
【SID】未来のディスプレイを実現する材料:液晶パネルの色域を大幅に広げる量子ドット

SID2013にて、米3M社が量子ドットを使ったフィルム「QDEF」のデモを披露し、
シンポジウムでは米QD Vision社が液晶ディスプレイ用途に向けた量子ドットの製造に関して
招待講演を行っています。

3Mが発表したのが量子ドットを使い、液晶ディスプレイの色域を大幅に広げられるQDEFと呼ぶフィルムです。
青色LEDとQDEFを組み合わせることによって、NTSC比100%の広色域を容易に実現することができるそうです。
 このQDEFは、3nm径と7nm径の量子ドットをフィルム中に分散させ、それを保護フィルムで挟み込んだ構造を
持っており、バックライトの導光板と液晶パネルの間に貼って用います。
バックライト光源には、青色LEDを使い、3nmの量子ドットで青色光を緑色光に変換し、
7nmの量子ドットで青色光を赤色光に変換します。
この事でRGBそれぞれのピークを持った光源になり、鮮やかさが増すという仕組みになっています。

QD Vision社はシンポジウムで、
「Quantum Dot Manufacturing Requirements for the High Volume LCD Market」と題して、
同社の量子ドット原材料の製造戦略について講演しています。
量子ドットを用いることで既存の巨大市場を持つ液晶テレビで色鮮やかなテレビを実現することが
出来るとしており、課題として材料の調達を挙げています。
例えば42型テレビに適用した場合、年間100トンの原材料が必要になるとの事です。
この解決策として量子ドットを使った材料を、バックライトと液晶パネルの間ではなく、
導光板の入り口に置く「On-edge」という方法が有効であると述べています。
同社の材料を用いた液晶テレビをソニーが2013年1月の「2013 International CES」で展示しています。
「Triluminos」と名付けられたこの製品では、色域のNTSC比を従来の70%から100%に高めており、
ここにQD Vision社の量子ドット技術が採用されているようです。

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図1 3M社の展示ブースでのQDEFのデモ
図1 3M社の展示ブースでのQDEFのデモ。左が従来品(NTSC比69%)、
中央がQDEFを入れたもの(NTSC比98%)、右は有機EL搭載品(NTSC比103%)。


図2 3M社の展示ブースでのQDEFのデモ。2台の大画面テレビを並べ、従来品(下)とQDEFを入れたもの(上)の色域の差を比較していた。
図2 3M社の展示ブースでのQDEFのデモ。2台の大画面テレビを並べ、従来品(下)と
QDEFを入れたもの(上)の色域の差を比較していた。

 ディスプレイの国際会議「SID 2013」(2013年5月19~24日、カナダ・バンクーバー)では、液晶ディスプレイの色域を大幅に広げて有機ELと同等にするための技術が発表され、多くの聴衆の注目を集めた。展示会場では米3M社が量子ドットを使ったフィルム「QDEF」のデモを披露し、シンポジウムでは米QD Vision社が液晶ディスプレイ用途に向けた量子ドットの製造に関して招待講演を行った。


3MのQDEF、青色LEDとの組み合わせでNTSC比100%
 これまで「DBEF」を代表とする様々なバックライト用フィルムで、液晶ディスプレイの表示性能向上に寄与してきた3M社が、新たな製品を市場に投入する。量子ドットを使い、液晶ディスプレイの色域を大幅に広げられるQDEFと呼ぶフィルムである。
青色LEDとQDEFを組み合わせることによって、NTSC比100%の広色域を容易に実現することができる。

 展示会場では、モバイル用の液晶パネルに適用したデモを実施(図1)。従来品の標準的な色域であるNTSC比70%から、有機ELと同等のNTSC比100%に高めた比較展示を行った。さらに、大型テレビ用では、従来品とQEDF搭載品の差をデモンストレーションした(図2)。このQDEFを搭載した大型テレビの試作品には、「BEST IN SHOW DISPLAY WEEK 2013」が授与された。

 このQDEFは、3nm径と7nm径の量子ドットをフィルム中に分散させ、それを保護フィルムで挟み込んだ構造を持つ。バックライトの導光板と液晶パネルの間に貼る。
バックライト光源には、従来の白色LEDに代えて青色LEDを使う。3nmの量子ドットで青色光を緑色光に変換し、7nmの量子ドットで青色光を赤色光に変換する。この結果、従来のブロードな波長特性を持つ白色LEDに対して、赤・緑・青の鋭いピークを持った光源になり、鮮やかな色彩を得ることができるという。

 この技術は、2012年から3M社がドイツNanosys社と共同で開発を進めてきた。現在はユーザー評価中であり、2013年第3四半期には製品出荷を始める計画である。展示会場では多くの見学客がデモ品を取り囲み、取材をする間も横からひっきりなしに質問が飛び込んでくる状況だった。


液晶への本格採用を意識、QD Visionの量子ドット製造戦略
 一方、QD Vision社の量子ドット技術を使った「Color IQ」と呼ぶ光学材料については、これを搭載した液晶テレビをソニーが2013年1月の「2013 International CES」で展示している。「Triluminos」と名付けられたこの製品では、色域のNTSC比を従来の70%から100%に高めており、ここにQD Vision社の量子ドット技術が採用されている。この技術は、青色LEDを光源とし、量子ドットを使った光学材料を液晶パネルとの間に入れることで、赤・緑・青の鋭いピークを持つ光によって鮮やかな色彩を出すことができる。これによって、有機ELと同等の色表現が得られるという。

 QD Vision社はシンポジウムで、「Quantum Dot Manufacturing Requirements for the High Volume LCD Market」と題して、巨大な市場である液晶ディスプレイに対応するための量子ドット原材料の製造戦略について講演した。
現在わずかな台数しか生産されていない有機ELテレビの立ち上がりを待つよりも、既に2億台を超える市場規模を持つ液晶テレビでこの技術を採用する方が、「色鮮やかなテレビ」を広めるためには有効であると主張した。一方、課題として、バックライトと液晶パネルの間にこの光学材料を導入する場合、大量の材料が必要になることを挙げた。粒径がそろった量子ドットを製造するためには、時間を要するからである。例えば、42型テレビについて計算すると、年間100トンの量子ドット原材料を製造しなければならないという。さらにモバイル機器やパソコン、モニターの用途も含めると巨大な量になる。

 市場の急速な立ち上がりをカバーするためには、この量子ドットを使った材料を、バックライトと液晶パネルの間に置くのではなく、導光板の入り口に置く「On-edge」という方法が有効であるという。この方法であれば、必要な年間生産量を1/100に削減できる。なお、LEDチップの表面に置く「On-chip」という方法では、年間生産量を1万分の1(10kg/年)にできるという。しかし、LEDの発熱を考慮すると、On-edgeが妥当な方式だとする。

 この講演は、シンポジウム最終日の最後のセッションであったにもかかわらず、多くの聴講者が集まり、熱心な質疑応答を繰り広げられ、ディスプレイ関係者の期待の大きさが見て取れた。先述の3M社のフィルムと併せて、量子ドットは液晶ディスプレイの性能向上に貢献するだけでなく、有機ELとの競争にも大きな影響を与える材料となるだろう。
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【SID】SELなどが130lm/Wのフレキシブルな有機EL照明、演色性は犠牲に

Tech-onより。
http【SID】SELなどが130lm/Wのフレキシブルな有機EL照明、演色性は犠牲に


半導体エネルギー研究所(SEL)の100%子会社であるアドバンスト フィルム ディバイス インク(AFD Inc)
とSELは、学会「SID 2013」で発光効率が130.6lm/Wの有機EL照明シートを開発したと
発表しています(講演番号66.4)。
この発光効率は、半球状の光取り出し層を用いていない中では世界最高水準とのこと。
この理由としてあるホール輸送材料を発光層に加えたことにより「エキサイプレックス」が構成され
エネルギー損失が減ったことを挙げています。

ただ、発光色は写真を見ても分かるようにかなり黄色が強いものとなっています。
この原因として今回の発光層に用いた材料のうち、青色だけがよいリン光材料がなく、エキサイプレックス化は
さらに難しいため蛍光材料を用いており、その中で発光効率を追求したことで今回の色味になったとのことです。

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AFD IncとSELが開発した360mm×300mmの有機ELパネル
AFD Inc.とSELが開発した360mm×300mmの有機ELパネル。

上のパネルを曲げた様子
上のパネルを曲げた様子


半導体エネルギー研究所(SEL)の100%子会社であるアドバンスト フィルム ディバイス インク(AFD Inc)とSELは、学会「SID 2013」で発光効率が130.6lm/Wの有機EL照明シートを開発したと発表した(講演番号66.4)。この発光効率は、半球状の光取り出し層を用いていない中では世界最高水準。ただし、発光色は黄色で、一般演色指数(CRI)は30と低いという課題を残した。

 AFD Incなどが開発したのは、寸法が56mm×42mmのフレキシブル有機ELシートである。輝度1000cd/m2の場合の発光効率は130.6lm/Wで、LEDでも照明器具込みではほとんど出せていない高い効率である。
光取り出し層は発光側の樹脂基板表面を加工したものを利用し、パネルは薄いまま。CIE色座標は(0.49、0.50)と鮮やかな黄色である。

 加えて、寸法が360mm×300mmという大面積のフレキシブル有機EL照明シートも発表し、オーサーズ・インタビューで公開した。これは発光効率が110lm/Wで、CIE色座標は(0.50、0.50)。形状保持のため、作製後に金属箔をシートの裏面に貼っているが、半径30mmまでは曲げられるとする。

 AFD Incによれば、今回の高い発光効率は、あるホール輸送材料を発光層に加えたことにより、「エキサイプレックス(exciplex)」が構成され、その結果としてエネルギー損失が減ったことによるという。エキサイプレックスは、異なる二つの分子間での電子遷移によって発光する材料構成を指す。今回は、発光層のホスト材料とホール輸送材料との間でエキサイプレックスが構成され、ホールのエネルギー損失が軽減した。電子遷移による発光波長も、長波長側へ大きくシフトした。同時に、駆動電圧も0.3Vほど低下した。


演色性はナトリウム・ランプ並み
 ただし、これを見た他のメーカーの技術者からは「あのままでは照明には使えない」という声が相次いだ。発光色が鮮やかな黄色で、演色性を示すCRIの値が非常に低いからだ。最近の有機EL照明パネルのCRIは低くても70台、高演色性のものは90以上を競っており、30という値はナトリウム・ランプなどに近い。

 これについてAFD Incは「今回の発光層に用いたオレンジ色と緑色、そして青色発光の3材料のうち、青色発光だけはよいリン光材料がなく、そのエキサイプレックス化はさらに難しいため、蛍光材料を用いた。そしてその条件の中で最も発光効率が高くなるようにしたため、発光色が黄色になった。白色にすることにこだわれば、100lm/W超は難しかっただろう」と説明した。
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【SID】AUOが65型フルHDの有機EL、RGB塗り分けで試作

Tech-onより。
【SID】AUOが65型フルHDの有機EL、RGB塗り分けで試作

台湾AU Optronics(AUO)は、SID2013のシンポジウムで、65型フルHの有機ELディスプレイを
試作したと発表しています(講演番号21.3)。
フルHDの有機ELディスプレイとしては1月に発表されたパナソニックとソニーの56型を超えて
世界最大級となります。
駆動回路にはInGaZnO(a-IGZO)TFTが使用し、素子構造はボトムエミッション型で
ホール輸送層(HTL)と電子輸送層(ETL)をそれぞれ2層ずつ備えているそうです。

特徴的なのは近年増えてきている「白色有機EL+カラーフィルタ方式」ではなく、
RGBの発光層をそれぞれ蒸着して積層する「RGB塗り分け方式」を採用している事。
蒸着の際は2枚のファインメタルマスク(FMM)を水平に動かすことでRGBの塗り分けを行っているようです。
先々は32型のフルHD有機ELディスプレイを第6世代(G6)ガラスの4枚取りで作成したいと述べています。

RGB塗り分け方式はサムスンのお家芸のようなところがありましたが、
AUOも着々と技術を進めているようです。
ソニーとの技術協力も背景にはあるのかもしれません。

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 台湾AU Optronics社(AUO)は、学会「SID 2013」のシンポジウムで、65型フルHの有機ELディスプレイを試作したと発表した(講演番号21.3)。フルHDの有機ELディスプレイとしては世界最大級である。バックプレーンにはアモルファスInGaZnO(a-IGZO)TFTを利用した。また、フルカラーの実現に、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)でそれぞれ発光する有機ELの画素を蒸着技術で塗り分ける方式を採用し、最近増えてきた「白色発光の有機ELとカラー・フィルタ」方式とは別の道を選んだ。

 AUOは今回、RGBの有機EL層の形成に、ファイン・メタル・マスク(FMM)を用いた蒸着技術を採用した。素子構造はボトム・エミッション型で、ホール輸送層(HTL)と電子輸送層(ETL)をそれぞれ2層ずつ備えている。これは「高い歩留りと低い駆動電圧を実現できるため」(AUO)という。

 RGBの発光層の形成手順はこうだ。まず、第6世代(G6)のガラス基板1枚から2枚の65型パネルが得られるように製造装置を開発した。その基板上にホール注入層(HIL)とHTLの各層を形成した後、B、G、Rの順に発光層を形成する。その際、基板は固定し、2枚あるFMMのシートを水平に動かすことで、RGBの塗り分けを図った。

 作製した65型ディスプレイは、表示部分の寸法が142.48mm×803.52mm。精細度は34ppiである。コントラスト比は10万対1で、階調は10ビットだが、色再現範囲がNTSC比で83%とまだ低い。

 AUOは今後、FMMの精細度を次第に高めていき、早い段階で32型フルHD有機ELディスプレイ(精細度は70ppi)の作製技術を確立して、G6のガラスで4枚のパネルを作製したいとする。その後、2013年内にも4K×2Kの65型有機ELディスプレイ(精細度は68ppi)、そして2014年には46~55型(精細度は80~96ppi)、2015年には40型(精細度は110ppi)の4K×2K有機ELディスプレイの開発を計画している。
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【SID】“曲げられる”有機ELディスプレイは高精細/大型に、パナソニックや東芝など

Tech-onより。
【SID】“曲げられる”有機ELディスプレイは高精細/大型に、パナソニックや東芝など

今回の「SID 2013」では、フレキシブル有機ELディスプレイの発表が多く、
また高精細化、大型化へのシフトが見られているようです。
シャープが力を入れているInGaZnO(IGZO) TFTについては今回発表のすべてのパネルで
採用されているそうです。

■パナソニック
フルカラー4型フレキシブル有機ELディスプレイ(講演番号18.4L)
素子構造:トップ・エミッション型
駆動回路:アモルファスIGZO(a-IGZO) TFT
画素数:224画素×224画素×RGB(赤色/緑色/青色)
精細度:80ppi(pixels per inch)
基材:PEN(ポリエチレンナフタレート)
曲率半径:10mm
プロセス温度:150℃以下

作製方法
①ガラス基板の上にPENシートを張り、その上に有機EL層などを形成する。
②メカニカルにガラスからPENを剥離する。

2012年12月の学会「International Display Workshops(IWD’12)」でも
他社との連名で同様の技術を発表しているそうですが、
今回のポイントは、ゲート電極をTi/AuからTi/Au/Tiにしたこと。
Tiがゲート電極とゲート絶縁層の接着を強化する効果があったとの事。

■東芝
10.2型フレキシブル有機ELディスプレイ(講演番号70.1L)
東芝 10p1OLED
画素数:1920画素×1200画素×RGBW
基材:ポリイミド基板
精細度:223ppi
素子構造:ボトム・エミッション型
     白色発光有機EL+RGBWカラー・フィルタ

■米Arizona State Universityと米Army Research Laboratoryの研究グループ
14.7型フレキシブル有機EL(講演番号70.2L)
画素数:960画素×720画素×RGB
精細度:81ppi
駆動回路:IGZO TFT
プロセス温度:200℃以下
構造:RGB発光素子を積層

記事本文は以下。


【SID】パナソニック、発光効率に優れる白色有機EL素子を開発

Tech-onより。
【SID】パナソニック、発光効率に優れる白色有機EL素子を開発

パナソニックは、照明向けに発光効率の高い白色の有機EL素子を開発したと発表しています。
発光面積が1cm2の同素子で、発光効率は114lm/Wと「世界最高」(同社)との事。
フィルムとガラス、空気の配置が最適になるように積層することで
光の内部反射を抑え、光の取り出し効率を従来から10%以上向上させ50%以上にしていること、
※(BLES: Built-up Light Extraction Substrate)技術
またリン光材料を用いた有機発光層を適切に多層化していることがポイントのようです。
照明へ応用すれば現行のLED照明と同等以上の発光効率が出せる可能性があるとの事です。

今回の発表はNEDOの委託を受けて2010年3月より推進している「次世代高効率・高品質照明の
基盤技術開発プロジェクト」の技術開発成果であり、出光興産株式会社、タツモ株式会社、
長州産業株式会社、国立大学法人山形大学、青山学院大学と共同で実施しており、
使用している高効率リン光材料は、
米国のUniversal Display Corporationからの提供によるものとの事。


パナソニックニュースリリース:
LEDに匹敵する照明用高効率白色有機EL素子を開発

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panasonic_発光効率に優れる白色有機LED素子
図◎発光効率に優れる白色有機LED素子

パナソニックは、照明向けに発光効率の高い白色の有機EL素子を開発したと発表した(図、ニュースリリース)。発光面積が1cm2の同素子で、発光効率は114lm/Wと「世界最高」(同社)。照明器具に応用した場合、現行のLED照明器具の発光効率である約80lm/Wと同等以上にできる可能性があるという。

 フィルムとガラス、空気の配置が最適になるように積層する「ビルドアップ」と呼ぶタイプの光取り出し基板技術を採用。有機EL素子への光の内部反射を抑え、外に出す割合(光の取り出し効率)を約50%と、従来の30~40%程度から引き上げた。

 加えて、高効率と長寿命を両立させるために、リン光材料を使った有機発光層を適切に多層化した。これにより、10万時間以上の素子寿命を実現しているという。

 新しい技術は、カナダで開催中の、ディスプレイ関連技術の国際学会と展示会である「SID Display Week 2013」で講演発表される予定。
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コーニング「ゴリラガラス3はサファイアガラスよりも高強度」─テスト動画を公開

リンゲルブルーメンより。
コーニング「ゴリラガラス3はサファイアガラスよりも高強度」─テスト動画を公開

Corningは自社ページにて今後普及が進むと予想されている「サファイアガラス」に対する
ゴリラガラスの利点を解説しています。
サイトには「サファイアガラス」と「ゴリラガラス3」を比較したストレステスト動画が公開されており、
ガラスに微細損傷を与えた状態での荷重試験でゴリラガラス3がサファイアガラスの3倍の強度を
発揮する事が示されています。
サイト内でもコーニング自身が指摘していますが、部材の採用はコストの面も影響しますので
単純に性能だけで特定の部材が普及する訳ではありませんが、
近年取りざたされているサファイアガラスについて意識しているのは間違いないようです。

当ブログ関連記事:
【EMS/ODM】 台湾系サファイア基板3社、中国での増産に力
iPhone 5Sのホームボタンはサファイアガラス製で指紋センサーを内蔵?【噂】


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Corningは自社ページにて今後普及が進むと予想されている「サファイアガラス」に対する
ゴリラガラスの利点を解説しました。

サファイア vs ゴリラ

サイトには「サファイアガラス」と「ゴリラガラス3」を比較したストレステスト動画が公開されており、
ガラスに微細損傷を与えた状態での荷重試験でゴリラガラス3がサファイアガラスの3倍の強度を
発揮する事が示されました。
一般的にサファイアガラスの方が遥かに高強度とされますが、ゴリラガラス3にはネイティブ傷抵抗と
呼ばれる機能があり、表面に微細な傷がついた状態でも強度が落ちにくいという特性を持っています。

http://bcove.me/l0kytjca

またゴリラガラス3の「軽量・薄型・高生産性・コスト10分の1」という特性を挙げ「サファイアガラスなど脅威ではない」と説明しました。なおCorningはゴリラガラスの将来製品に日光下でも画面が見やすい「低反射」技術や、タッチディスプレイ上で細菌の付着を防止する「抗菌技術」を取り入れる事を計画しているとも明かしました。

【液晶パネル】 日本写真印刷、9.7型用薄膜タッチパネル受注をJTOUCHにシフトか

EMSOneより。
【液晶パネル】 日本写真印刷、9.7型用薄膜タッチパネル受注をJTOUCHにシフトか

日本写真印刷(NISSHA)が、9.7型タブレットPCの新モデル用薄膜タッチパネルについて
受注の一部を台湾JTOUCH(介面光電)にシフトしたと報じられています。受注に対して
生産が追い付いていない模様です。
JTOUCHは自主開発した新技術「metal mesh」で量産のメドが立ったことから、
9.7型用薄膜タッチパネルの生産に向けて第5世代(G5)工場を再稼働するという話もありますが、
量産品であればコンパチ化を行うはずです。日写も同様の方式なのでしょうか。
JTOUCHは日写と同じくフィルム方式のタッチパネルを中心として製品ラインナップを
展開しています。顧客は主にサムスンが多いようですが、過去にも日写経由でサムスンの
製品を受注した経緯があるようです。


JTOUCH
JTOUCH logo

http://www.jtouch.com.tw/jp/index.php


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日本写真印刷(NISSHA)が、9.7型タブレットPCの新モデル用薄膜タッチパネルの生産が追いつかないことから、受注の一部を台湾JTOUCH(介面光電)にシフトした模様だ。台湾紙『経済日報』(5月24日付)が台湾市場の話として報じた。
経済日報によると、日本写真印刷から薄膜タッチパネルを受注したとのうわさについて、JTOUCHは5月23日、コメントを拒否した。ただ、同紙の伝えたJTOUCHに近い業界筋によると、JTOUCHは自主開発した新技術「metal mesh」で量産のメドが立ったことから、9.7型用薄膜タッチパネルの生産に向け、かつて米アマゾン(Amazon)の7型タブレット用を生産した第5世代工場を再稼働するという。
同紙によると、日本写真印刷の顧客が、2013年下半期に投入を予定する9.7型の新製品に薄膜タッチパネルを初めて搭載することを計画。
これを受け日本写真印刷では増産体制で臨むが、それでも生産能力が不足するため、受注の一部をJTOUCHにシフトすることを決めた。
経済日報は、JTOUCHがこれまでにも、日本写真印刷を経由する形で韓国サムスン(Samsung)から10.1型タブレット用タッチパネルを受注したことがあると報じている。
同紙はこのほか、ソニー(Sony)が最近、JTOUCHに対し、4型以上のスマートフォン用タッチパネルを大量発注したと指摘。
これによりJTOUCHでは台湾工場の稼働率が大幅に上がったとした。
さらに好調な販売を見せる中国系スマートフォンからの受注を背景に、JTOUCHの中国湖南工場ではフル稼働を達成。これを受け同社では、中国のスマホブランドXiaomi(小米科技)、Vivo向け製品の製造を、台湾工場で行うことにしたという。
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【液晶パネル】 タッチ制御IC各社、In-Cell参入の技術的ハードル高く 調査会社が指摘

EMSOneより。
【液晶パネル】 タッチ制御IC各社、In-Cell参入の技術的ハードル高く 調査会社が指摘

当該記事ではiphone5に採用されているインセル技術についてはTFT側とタッチパネル側それぞれに
チューニングが必要となりますのでタッチパネルIC専業のメーカーは参入が困難であり、
逆にディスプレイのドライバも手掛けている大手ICメーカーが有利と指摘しています。
以前の記事でもアップルがガラス2枚型の採用をやめ、ガラス-フィルム貼り合わせ型を採用する方針で
あると報じられていますが、ICメーカーについても淘汰が始まるのかもしれません。

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スマートフォンやタブレットPCの世界で薄型化、軽量化が進んでいることにより、タッチコントロールIC各社にとっては参入に対する技術的なハードルが上がった————。調査会社WitsViewがこうした内容のレポートを公開した。台湾の経済紙『工商時報』(5月21日付)が報じた。

レポートは、米アップル(Apple)は、2012年9月に発表したスマートフォン「iPhone 5」のタッチ技術を、従来のガラス2枚型から組込式「In-Cell」に変更することで、18%の薄型化と、20%の軽量化を実現したと指摘。さらに、タッチコントロールをサポートする米マイクロソフト(Microsoft)の新型OS「Windows 8」の登場により、ガラス一体型OGS(One Glass Solution)の出荷が増えているとした。

その上で、レポートは、スマートデバイスが製品の設計においてさらなる薄型、軽量化を求めていることにより、タッチ技術でこれまで主流だったガラス2枚型の地位にも変化が訪れたと指摘。具体的には、スマートフォン用タッチパネルにガラス2枚型の占める割合は2012年の15.4%から2013年には6.4%まで下落するとの見方を示した。タブレットPC用でも2013年は全体の41%と、前年比で3割の減少になると見込んだ。

さらに、アップルがiPhone 5で採用したIn-Cell技術について、「ディスプレイのドライバICとタッチコントロールICの設計能力を併せ持つ必要がある」と指摘。このため、大多数のタッチパネルICメーカーにとっては技術的なハードルが高すぎるとした。一方で、LCDチップの生産能力を持つIC設計大手にとっては、タッチパネルでの商機拡大につながると評した。
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【液晶パネル】 鴻海と清華大学、フレキCNTタッチパネル開発 HUAWEIらスマホに採用

EMSOneより。
【液晶パネル】 鴻海と清華大学、フレキCNTタッチパネル開発 HUAWEIらスマホに採用

台湾フォックスコン(ホンハイ)が清華大学と共同でカーボンナノチューブ(CNT)透明導電フィルムを
採用したタッチパネルの開発に成功したと報じられています。
既にHUAWEI(華為)、CoolPAD(酷派)、ZTE(中興)など中国系スマートフォン大手で
採用が進んでいるとのことです。開発したのは清華大学とフォックスコン傘下で天津に拠点を持つ富納源創科技。
生産についても同社で行っており、生産能力は直近で月産150万枚、既に700万枚を生産済みだとしています。

CNTouch

CNTouch logo

http://www.cntouch.com/Home.aspx


タッチパネルのデモ


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EMS(電子機器受託生産)世界最大手、台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)が、「中国のMIT」こと清華大学と共同で、フレキシブルなカーボンナノチューブ(CNT)透明導電フィルムを採用したタッチパネルの開発に成功した模様だ。中国紙『中国証券報』(5月21日付)が報じたもので、低価格、フレキシブルを評価したHUAWEI(華為)、CoolPAD(酷派)、ZTE(中興)など中国系スマートフォン大手で採用が進んでいるとしている。

上海証券報によると、CNT透明導電フィルムを採用したタッチパネルの開発に成功したのは、清華大学とフォックスコン傘下で天津に拠点を持つ富納源創科技。生産能力は直近で月産150万枚、既に700万枚を生産済みだとしている。生産は富納源創科技が行っている。

同紙によると、CNTはこれまで主流だった酸化インジウムスズ(ITO)に比べ、(1)炭素を原材料とするため、希少金属のインジウムを使う必要がなく、材料コストを抑えることができる、(2)折りたたみなどフレキシブルな使い方ができる、などの特性を持つ。

台湾紙『経済日報』(5月23日付)によると、フォックスコンのトップ、郭台銘・董事長は開発成功を高く評価したと報じている。
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【SID】SELとシャープなど、トップ・エミッション型フレキシブル有機ELディスプレイを作製

Tech-onより。
【SID】SELとシャープなど、トップ・エミッション型フレキシブル有機ELディスプレイを作製

半導体エネルギー研究所(SEL)とシャープ、アドバンスト フィルム ディバイス インクの3社は
SID 2013において、3.4型のフレキシブル有機ELディスプレイ・パネルを作製したこと、
およびその製法について講演を行いました(講演番号18.2)。
また、講演後のオーサーズ・インタビューで、パネルを実演しています。

パネルの製法としては
①ガラス基板上に金属の「分離層」を形成し、その上に封止層、TFT層、および有機EL層を形成する。
②カラーフィルタについても同様にガラス基板+分離層の上に封止層を介して形成する。
③有機EL層とカラーフィルタ層を接着剤を用いて張り合わせる。
④カラーフィルタ側、有機EL層側の順にガラス基板と分離層をそれぞれ剥離し、
 代わりにフレキシブル基板を張り合わせる。
金属の「分離層」がポイントなのではないかと思います。ガラス基板と分離層の剥離は
エッチングを用いているのでしょうか。
TFTにはCAAC(c-axis aligned crystal)構造のInGaZnO(CAAC-IGZO)を用いているようです。


パネルのスペックとしては下記になります。
サイズ:3.4型
表示部分サイズ:42.12mm×74.88mm
画素数:540画素×960画素×RGB
解像度:326ppi
厚み:70μm
重量:2g
曲率半径:4mm(パネル周辺部分)


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半導体エネルギー研究所(SEL)とシャープ、アドバンスト フィルム ディバイス インクの3社はSID 2013において、3.4型のフレキシブル有機ELディスプレイ・パネルを作製したこと、およびその製法について講演した(講演番号18.2)。また、講演後のオーサーズ・インタビューで、パネルを実演した。

 SELなどは、3.4型で表示部分が42.12mm×74.88mmの縦長のフレキシブル有機ELディスプレイ・パネルを開発した。
画素数は540画素×960画素×RGB、解像度は326ppi、厚みは70μm、重さは2gである。可能な曲げの曲率半径はパネルの周辺部分で4mmであるとする。

SEL-SHP OLED     SEL-SHP OLED2

SEL-SHP OLED3


 SELなどは2012年のSIDで、ステンレス箔上に形成したボトム・エミッション型の有機ELディスプレイ・パネルについて発表している(関連記事)。これに対して今回は画面寸法や画素数などは同じながら、トップ・エミッション型で、しかも最終的には転写技術で樹脂基板を備えたパネルを作製した。

 作製手順は以下の通り。まず、ガラス基板上に金属の「分離層」を形成し、その上に封止層、TFT層、および有機EL層を形成する。また、カラーフィルタについても同様にガラス基板+分離層の上に封止層を介して形成する。

 次に、有機EL層とカラーフィルタ層を接着剤を用いて張り合わせる。その後、カラーフィルタ側、有機EL層側の順にガラス基板と分離層をそれぞれ剥離し、代わりにフレキシブル基板を張り合わせる。これで、TFT層、有機EL層、カラー・フィルタ層を2枚の封止層で挟み込んだフレキシブル有機ELパネルができる。

 ここで用いたTFTは、SELが開発したCAAC(c-axis aligned crystal)構造のInGaZnO(CAAC-IGZO)TFTである。
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iPhone 5の背面がディスプレイになるケース「popSLATE」が予約開始(追記)

マイナビニュースより。
iPhone 5の背面がディスプレイになるケース「popSLATE」が予約開始

背面に画像を表示できるiphone5用ケース「popSLATE」が予約受付を開始しています。
以前に当ブログで取り上げた「Yotaphone」と同じコンセプトですね。
ケースに電子ペーパーディスプレイを搭載して画像を表示できるようにしています。
Lightningポートを経由してタップ操作による画像の切り替えも可能なようです。
今後カラー化も予定しているとのこと。
この方法なら端末に合わせての設計は必要ですが、どの端末でも対応できますね。
面白い製品だと思います。
紹介動画も面白く仕上がっています。


当ブログ内関連記事:
Yotaphone
Yotaphone 続報


2012年にクラウドファウンディングサイト「indiegogo」で出資を募っていたiPhone 5ケース「popSLATE」が製品版の予約受付を開始した。出荷は10月を予定。価格は129ドル。日本への送料は別途20ドルかかる。

popSLATE.jpg
iPhone 5の背面に任意の画像を表示できる

popSLATEは、専用アプリで撮影した写真、ウェブ上の画像など4インチサイズの任意の画像を表示し、何度でもデザインをカスタマイズすることができるiPhone 5専用のケース。画像表示は白黒での表示となるが、2014年の早い段階でカラー画像の表示をサポートする予定。

画像の表示と変更はLightningポートを経由して行うため装着時はケースがiPhoneを覆う形となる。表示画像はE-Inkディスプレイをダブルタップすることで切り替えも行える。
iPhoneの加速度センサーを利用してタップ操作にも反応する仕組みになっている。また、専用アプリを通じて他のユーザーと画像やメッセージの送受信も行える。

電力は主に画像切り替えの際に消費し、静的な画像が表示された状態で1週間ほど表示可能だという。カラーはブラック/ホワイトの2種。重さは75g。



(16/04/05追記)
popSLATE2がIndiegogoで出資を募っているようです。

popSLATE2_product_image1.jpg

CNET Japan
iPhoneに“5インチ背面ディスプレイ”を増やすバッテリ内蔵ケース「popSLATE 2」

    

【SID】未来のディスプレイを実現する材料:進化を続けるAGCのガラス技術

Tech-onより。
【SID】未来のディスプレイを実現する材料:進化を続けるAGCのガラス技術

SID2013での旭硝子の講演・展示内容についての報告記事が出ています。
今回のSIDでは先日発表されている高精細パネル用の低熱収縮ガラス基板である「AN Wizus」、
また0.5mmの搬送用ガラスと貼り合わせてパネルメーカーの生産ラインで
TFT基板とカラーフィルタ基板を実際に形成した0.2mmの超薄板ガラスである「Spool」が展示されています。
講演ではカバーガラスの付加価値向上として下記が挙げられています。
(a)AR(アンチリフレクション)、AG(アンチグレア)コーティング
(b)光学接合用樹脂付きカバー・ガラス(ニュースリリース済み)
(c)ディスプレイ周辺の額縁を彩る「カラーコーティングデザイン」
(d)ガラスの曲面成形を可能にする「ガラスフォーミング技術」

「Spool」については貼り合わせ技術も気になるところですが、
それ以上にどうやって剥がすのかが気になります。
簡便に剥がれてくれないとせっかくパターンを形成できても使用には適しません。
またスリミングが不要になるとしていますが0.2mm厚の基板同士をどうやってパネルに貼り合わせるかも
気になるところ。通常のスリミングは張り合わせた状態で実施するので厚みがある程度ありますので
取り扱いもできますが、0.2mmの基板の扱いはそれなりの技術を要するのではないかと思います。
是非現物を見てみたいですね。

当ブログ内関連記事:

【SID】旭硝子、表示デバイスへの直貼工程を簡素化するカバー・ガラス

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ディスプレイの国際会議「SID 2013」がカナダのバンクーバーで開幕した。筆者は昨年の会議・展示会の報告として、「未来のディスプレイを実現する材料」を3件取り上げた。今回も、その続きとして、様々な材料技術の進化を取り上げたい。最初は、昨年も報告したAGC(旭硝子)のガラスの1年後の姿である。

 シンポジウム開催前日の5月20日(現地時間)に「IHS/SID 2013 Business Conference」が開催され、ビジネス面から、モバイル市場、テレビ市場、新技術と材料などのテーマでFPD産業の技術や動向が議論された。その中で、AGC(旭硝子)の代表取締役専務執行役員 田村良明氏は、この1年の着実な進歩として、(1)超低熱収縮特性を有するガラス基板「AN Wizus(エイエヌ ウィザス)」、(2)超薄板ガラス「Spool」の実用化に向けた積層基板技術 、(3)カバー・ガラスの付加価値向上のための「Plus」ソリューション、の三つを紹介し、いずれも「Ready to go(いつでも対応可能)」 であることを強調した。同時に、21日からスタートした展示会に出展もしている。


パネルの高精細化に貢献する超低熱収縮ディスプレイ用ガラス基板
 展示会場では、既報(PDFのニュースリリースおよびTech-On!の記事詳細はこちら)の、低温多結晶Si(LTPS)などの高精細パネル用に超低熱収縮特性を実現したガラス基板であるAN Wizusの第6世代サイズの実物基板を見ることができる(図1)。このガラス基板を使うことによって、これまで以上に超高精細なディスプレイの製造が可能になり、「パネル開口率の向上と消費電力の低減に貢献できる」(田村氏)。

図1 第6世代サイズの「AN Wizus(エイエヌ ウィザス)」ガラス基板
図1 第6世代サイズの「AN Wizus(エイエヌ ウィザス)」ガラス基板

顧客のラインで実証された超薄板ガラスと搬送用ガラス基板の積層技術
 超薄板ガラスのSpoolは、昨年は素ガラスの貼り合わせだけであったが、今年は実際に顧客であるパネル・メーカーの生産ラインでパターンを形成したガラスを展示した(図2)。それぞれ0.2mm厚のTFT基板とカラー・フィルタ(CF)基板である。この2枚を貼り合わせれば、これまでのようにスリミング(薄型化処理)を施すことなく、0.4mm厚のセルが実現できることになる。「顧客の生産ラインでは2013年中の生産を目指す」(田村氏)という。

図2 厚さ02mmの超薄板ガラスを厚さ05mmの搬送用ガラス基板に乗せて実際にプロセス処理した積層基板。手前がCF基板、奥がTFT基板。共に、超薄板ガラスの搬送用ガラス基板から剥がす途中の状態。
図2 厚さ0.2mmの超薄板ガラスを厚さ0.5mmの搬送用ガラス基板に乗せて実際にプロセス処理した積層基板。
手前がCF基板、奥がTFT基板。共に、超薄板ガラスの搬送用ガラス基板から剥がす途中の状態。

カバー・ガラスもディスプレイの表示性能改善に寄与
 カバー・ガラスの付加価値を向上させるPlusソリューションでは、カバー・ガラスに以下の四つの機能を付加した。(a)表示画面をクリアに見せるためのAR(アンチリフレクション)やAG(アンチグレア)のコーティングを施す、(b)ディスプレイの表示をくっきり鮮やかにする光学接合用樹脂付きカバー・ガラス(ニュースリリース、Tech-On!関連記事)、(c)ディスプレイ周辺の額縁を彩る「カラーコーティングデザイン」、(d)ガラスの曲面成形を可能にする「ガラスフォーミング技術」である。
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【SID】旭硝子、表示デバイスへの直貼工程を簡素化するカバー・ガラス

Tech-onより。
【SID】旭硝子、表示デバイスへの直貼工程を簡素化するカバー・ガラス

旭硝子は、タブレット端末などの表示デバイスへの直貼りに向けたカバー・ガラスを開発したと
発表しています。カバーガラスの貼合面に独自設計の接合用樹脂を形成することで
従来の工程で必要だった高温高圧処理や樹脂硬化プロセスを削減できるとしています。

上記貼り合わせ工程は従来後工程メーカーが実施していましたので
今回の製品は後工程を取り込む取り組みだといえます。
ただいずれにしても貼り合わせの作業が必要になりますので、どこまで普及するでしょうか。
パネルの設計や従来品からどれだけ価格が変わっているかで採用の広がりが限定的に
なるかもしれません。

旭硝子ニュースリリース(PDF):
ディスプレイをくっきり鮮やかにする光学接合用樹脂付カバーガラスを市場に投入

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旭硝子は、タブレット端末などの表示デバイスへの直貼りに向けたカバー・ガラスを開発した(ニュースリリース:PDF)。カバー・ガラスと表示デバイスの直貼工程を大幅に簡素化でき、ディスプレイの表示コントラストを高めるという。

開発したカバー・ガラスを貼合面から見る(資料:旭硝子)
開発したカバー・ガラスを貼合面から見る(資料:旭硝子)

 携帯機器用ディスプレイでカバー・ガラスを直貼加工すると、光の反射を抑えて表示デバイスの映像を鮮明にできるが、従来は高温高圧処理や樹脂硬化プロセスなどの複雑な工程が必要だった。また、特に中・大型の液晶ディスプレイでは、表示ムラが発生しやすいという問題もあった。

液晶ディスプレイの構造。従来のディスプレイには空気層がある(資料:旭硝子)
液晶ディスプレイの構造。従来のディスプレイには空気層がある(資料:旭硝子)

 旭硝子は、カバー・ガラスの貼合面に新設計の接合用樹脂を形成し、表示デバイスとの接合時に生じる気泡をこの樹脂に吸収させることで隙間なく接合できるようにした。
この製品の直貼加工では、高温高圧処理などの複雑な工程が不要となり、従来工法に比べて生産性が向上するとともに、大きなサイズへの展開が期待できる。また、接合時の圧力により表示ムラが発生しやすかったIPS方式の液晶ディスプレイにも適しているという。

手前が新開発のカバー・ガラスを貼り合わせた液晶ディスプレイ。奥は空気層を持つ従来の液晶ディスプレイ(資料:旭硝子)
手前が新開発のカバー・ガラスを貼り合わせた液晶ディスプレイ。
奥は空気層を持つ従来の液晶ディスプレイ(資料:旭硝子)

 旭硝子はこのカバー・ガラスを、2013年5月20日~23日にカナダで開催中の「SID Display Week 2013(SID 2013)」に出品している。
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ジャパンディスプレイ、タッチセンサ機能内蔵のフルHD液晶モジュールを開発

マイナビニュースより。
ジャパンディスプレイ、タッチセンサ機能内蔵のフルHD液晶モジュールを開発

ジャパンディスプレイが開発したタッチセンサ機能内蔵フルHD液晶モジュール

ジャパンディスプレイが開発したタッチセンサ機能内蔵フルHD液晶モジュール

ジャパンディスプレイ(JDI)はスマートフォン向け5.0型フルHD対応TFT液晶パネルに独自の
タッチセンサ機能を搭載した液晶モジュール「Pixel Eyes」を開発したことを発表しています。

Pixel EyesはTFT上の電極とカラーフィルタ(CF)上の電極間の容量変化によりタッチを
検出する技術です。
利点として透過率・輝度の減少/厚みの増加の原因となるタッチパネルの外付けが不要になることが
挙げられます。加えてタッチパネルに必要な外周の取り出し電極も不要になるため、省ベゼル化にも
貢献します。また、従来からCF上に形成されているノイズ低減用の電極をパターニング
することで実現可能なため、工程の追加も最小限ですむことになります。
ソフトウェアも合わせてチューニングする必要があり、液晶の駆動タイミングとタッチ検出の
タイミングをずらすことで実現しています。
同社では6月から稼働予定の茂原の第6世代のラインにて上記モジュールの生産を予定しているとのことです。

<モジュールの仕様>
液晶モード:透過型 IPS
NTSC比:71%
コントラスト比:1000:1(Typ)
視野角:上下/左右 160度以上 (CR>100:1)
画面サイズ:対角 12.6cm (5.0型)
画素数:1080 x RGB x 1920 (Full-HD)
精細度:443ppi
外形寸法:64.3㎜(横) x 118.8㎜(縦) x 1.4㎜(厚)
画面輝度:500 cd/m2 (Typ.)

以前にイノベーションビークルとして発表されていた技術の一つです。
旧ソニーモバイルディスプレイが開発したインセル(オンセル?)技術になります。
搭載品は限られるかもしれませんが、タッチパネルメーカーにとっては懸念すべき技術ですね。

JDIニュースリリース:
スマートフォン向けFull-HD液晶モジュールの量産開始


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ジャパンディスプレイは5月20日、スマートフォン向け5.0型フルHD対応TFT液晶パネルに独自のタッチセンサ機能を搭載した液晶モジュール「Pixel Eyes」を開発したことを発表した。

同モジュールは、 TFT基板上の電極とカラーフィルタ基板上の電極の間の容量変化によりタッチを検出する技術を採用したほか、LCDドライバとタッチパネルドライバの間で同期をとるシステム構成にし、信号ノイズの影響を受けずにタッチ検出をする独自の駆動方式を採用することで、さまざまな環境下で高いS/N比を実現することが可能だという。

また、タッチ機能を液晶ディスプレイに内蔵することで、外付け部品としてのタッチパネルを不要としており、これにより外付けタッチパネル搭載の従来品比で約30%、タッチセンサ付きカバーレンズ搭載の従来品比でも約10%の薄型化を実現したとするほか、外付け部品としてのタッチパネルが存在しないため、部品界面での光学反射の減少により視認性が向上し、ディスプレイ本来の画質をクリアに表現できることに加えて、モジュール透過率が外付けタッチパネル搭載の従来製品比で10%向上し、輝度向上が可能となったとする。

さらに、他方式のようなタッチセンサ専用の製造工程が不要で、1回のセンサパターン形成工程が追加されるのみのため、高い生産性を有しているという。

なお、同社では、2013年6月から稼働させる予定の第6世代の新ラインにおいて、同モジュールの生産を予定しているとしている。
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【液晶パネル】 アップル、タブレットのタッチ技術をGF DITO薄膜式に統一か

EMSOneより。
【液晶パネル】 アップル、タブレットのタッチ技術をGF DITO薄膜式に統一か


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米アップルが2013年、タブレットPC「iPad」に搭載するタッチ技術を、「GF2(GF DITO)薄膜式」に
統一すると報じられています。
また、主力サプライヤーは台湾TPK(宸鴻)のようです。
アップルは第4世代のipadではガラス貼りあわせ方式(GOG)を採用していましたが、
ipadminiでは今回と同様のガラス-フィルム貼りあわせ方式(GF DITO)を採用しています。
GOG方式に比べ軽量化が図れることから、今後も同方式を採用していく方針なのかもしれません。

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台湾の経済紙『工商時報』(5月20日付)は、米アップル(Apple)が2013年、タブレットPC「iPad」に搭載するタッチ技術を、「GF2(GF DITO)薄膜式」に統一すると報じた。また、タッチパネル大手の台湾TPK(宸鴻)を主力供給業者だとしている。
工商時報によると、アップルは9.7型iPad(第4世代)にガラス2枚貼り合わせ型(GOG=Glass on Glass)を採用している。これに対し、7.9型「iPad mini」には、薄膜式のGF DITOを採用している。
同紙によると台湾市場では、アップルがiPad mini次世代モデルを13年第3四半期に発売。これを受けTPKでも同四半期から業績が上向くとしている。
ただTPKの同第2四半期業績見通しについては、アップルが新旧モデルの端境期にある影響を受け、営業収益が同第1四半期に比べ10〜15%の減少を見せると予想している。
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【SIDプレビュー】東芝が透過型片面発光有機ELの謎を種明かし、表と裏の輝 度比は70対1に

Tech-onより。
【SIDプレビュー】東芝が透過型片面発光有機ELの謎を種明かし、表と裏の輝 度比は70対1に

東芝は、SID2013にて、ライティングジャパン2013で参考出展した
「透過型片面発光有機ELパネル」の構造の詳細を発表するとしています(講演番号49.4L)。

消灯時に透明にできることも有機ELの特徴ですが、反面、光が表と裏の両側に出て行ってしまう事、
また発光時はどちらからも透明にならないという点があります。
今回東芝は片側(裏側)の電極を幅140um、500umピッチの非常に細いストライプ状の金属電極とすることで
金属電極上の光は表側に出ていき、金属電極がない部分の光は双方向に出ていく構造にしています。
これにより発光の際の表と裏の輝度比が70対1になり、また発光時も透明な照明を実現しています。

パネルのスペックは下記になります。
寸法:180mm×90mm 発光部寸法:164mm×72mm パネル厚み:1.4mm
輝度:450~800cd/m2 消費電力:0.7~1.6W 色温度:3300K
発光時のパネルの表と裏の輝度比:70対1 パネルとしての光透過率:68%

このパネルは物を照らしながら、パネルの裏からその物を見るといった用途に適用できます。
既に「光るポスター」や眼鏡のレンズ自体を発光させた「光るメガネ」は試作済みとのことです。
(下の画像)
歯の治療で利用したり、水槽やショーケースに利用したり、といった用途も検討しているとの事。
「光るメガネ」、用途はともかく一度かけてみたいですね。
このデザイン、明らかに狙ってやってますよね。
試作した人たちはニヤニヤしながら作っていたのではないでしょうか。

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東芝は、2013年5月20日に開幕するディスプレイ技術の学会「SID Display Week 2013(SID 2013)」において、透過型有機ELの詳細を発表する(講演番号49.4L)。明らかにするのは、2013年3月5~8日の展示会「ライティングジャパン」で参考出展した「透過型片面発光有機ELパネル」の構造の詳細である。

oled_glass.jpg
光るメガネ

oled poster
光るポスター

 消灯時に透明にできることは、従来の照明技術にない、照明用の有機ELパネルの大きな特徴の一つだ。一般に、有機ELパネルを透明にするには、パネルの両側に配置している電極に、ITOなどの透明電極を用いればよい。しかし、こうして作製した透明な有機ELパネルには二つ課題があった。一つは、パネルの表と裏の両側に光が出てくる点。この結果、用途によっては不都合が生じてしまう。例えば、窓にこの透明有機ELパネルを用いると、部屋だけでなく窓の外も照らしてしまうため、電力が無駄になるだけでなく光害にもなる。もう一つの課題は、発光するとパネルのどちらから見ても透明には見えなくなる点だ。つまり、発光時には透明という特徴が失われてしまう。しかし、一般的な構造の透明有機ELパネルで、光の取り出し方向を制御するのは、技術的に容易ではなかった。

透明でない有機ELをストライプ状に作製 
東芝はこの課題を、独自の手法で解決した。ITOなどの透明電極をパネルの両側に使うことをやめたのである。具体的には、パネルの裏側の電極に透明でない金属電極を用いた。ただし、形状を細いストライプ状にした。こうすると、パネルの中で金属電極がある部分は、いわゆる透明有機ELではないため、パネルの表側に大部分の光を取り出せる。一方、金属電極がない部分は、光が双方向に透過し、発光時でも透明なままである。この結果、パネルの裏側から見ると発光時でもパネルは透明に見える。「透明といわずに透過型といっているのはそのため」(東芝)だという。

ストライプ状の金属電極は、140μm幅の電極細線を500μmピッチで配置したもの。低温の蒸着技術で作製した。
パネルの寸法は180mm×90mm。発光部の寸法は164mm×72mm。パネルの厚みは1.4mmで、輝度は450~800cd/m2。消費電力は0.7~1.6W。色温度は3300Kである。
発光時のパネルの表と裏の輝度比は70対1。パネルとしての光透過率は68%、一方で電極の電気抵抗は非常に小さいという。

発光時も透明な照明 東芝は今後、この透過型有機ELパネルを本格的に商用展開していく計画。一般的な透明有機ELパネルとは異なる、新しい用途への展開が期待できるとする。具体的には、パネルで物を照らしながら、パネルの裏からその物を見るといった用途だ。既に「光るポスター」や眼鏡のレンズ自体を発光させた「光るメガネ」は試作済み。また、歯の治療で利用したり、水槽やショーケースに利用したり、といった用途も検討している。
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スマホ向け有機ELパネル試作、ジャパンディスプレイ

日本経済新聞より。
スマホ向け有機ELパネル試作、ジャパンディスプレイ


JDI製 52型フルHD有機ELパネル


ジャパンディスプレイ(JDI)が2014年春からスマートフォン向けに有機ELパネルの試作を
始めると発表しています。
石川県能美市の工場(元東芝モバイルディスプレイの工場です)に200億円を投じてラインを
設置し、材料・生産技術を検証しながら早ければ15年度に量産を開始するとの事。
生産ラインは4.5世代(730mm×920mm)のラインで月4000枚の生産能力のようです。

生産されるパネルは以前当ブログでも取り上げましたが、
5.2型FHD、RGBW方式のパネルのようです。
画素数は1080(横)×1920(縦)画素、精細度は423ppi となります。

以前のニュースで報道されていたように、同ラインにて量産技術の開発を
進めていくつもりなのではないでしょうか。

また同日に6月稼働予定の千葉県茂原市の茂原工場(元IPSアルファの工場です)にて
パネル組み立て工程の一部も手掛けるとの事。茂原で手掛ける製品の1~2%程度が対象になるそうです。

JDIニュースリリース:
高精細5.2型Full-HDを実現した有機ELディスプレイの開発と
パイロットラインの敷設について


当ブログ関連記事:
ジャパンディスプレイ、厚さ1mm未満の「フレキシブル型」ELパネル開発へ
ジャパンディスプレイが5.2型フルHD有機ELパネルを開発、白色+CF方式で実現
台湾AUO、スマホ向け5インチFHD有機ELディスプレイを開発

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中小型液晶最大手、ジャパンディスプレイ(東京・港、大塚周一社長)は21日、2014年春からスマートフォン(スマホ)向けに有機ELパネルの試作を始めると発表した。石川県の工場に約200億円を投じてラインを設ける。
材料や生産技術を検証し、早ければ15年度に量産を始める。中小型の有機ELパネルで9割のシェアを握る韓国サムスン電子を追い上げる。

 石川工場(石川県川北町)に試作ラインを設ける。生産するのは5.2型のスマホ用パネル。生産能力は4.5世代(730ミリメートル×920ミリ)のガラス基板ベースで月4000枚を予定している。

 パネルは白色の有機材料の上にカラーフィルターを載せる。
1インチ当たりの画素数は423ピクセルとフルハイビジョン(HD)を実現。サムスンは4月下旬に発売したスマホの新製品「ギャラクシーS4」でフルHDの有機ELパネルを搭載し、先行している。

 同日、6月に稼働する茂原工場(千葉県茂原市)でパネルの組み立て工程の一部を手がけることを明らかにした。茂原はガラス基板に成膜する「前工程」の工場だが、設備を部分改良して不良品発生率を抑える。茂原で手がける製品の1~2%程度が対象になるとみられる。

 ジャパンディスプレイは日立製作所、東芝、ソニーの中小型パネル事業が統合し、12年4月に発足した。13年3月期の売上高は前の期比でほぼ横ばいの4500億円程度だったようだ。
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LG電子、柔軟で割れない5インチ「プラスチックOLED」をSID2013で展示へ

リンゲルブルーメンより。
LG電子、柔軟で割れない5インチ「プラスチックOLED」をSID2013で展示へ

LGはバンクーバーで今週開催されるSID2013で5インチの「プラスチックOLED」を
展示すると発表しています。
年内にプラスチック有機EL搭載スマートフォンの発売を公言していますので、
今回のデバイスの出来栄えは気になります。
LGは今年に入って有機ELに非常に力を入れている印象がありますね。

当ブログ内関連記事:
LG電子幹部、プラスチックOLED搭載スマホを今年Q4に発売すると明かす
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LG flexOLED

LGはバンクーバーで今週開催されるディスプレイ展示会(SID2013)で柔軟で割れない5インチの「プラスチックOLED」を展示すると発表しました。

同OLEDは基板にガラスではなくプラスチック素材を採用し柔軟で割れにくい性質を持ち、ベゼル幅は1mmに抑えられスマートフォンに適用すれば更なるベゼルレスディスプレイも開発も可能です。
LG電子はプラスチックOLED搭載スマートフォンの年内発売を以前公言しており、ひょっとすると近く搭載スマートフォンが発売されるのかもしれませんね。

またLGはSID2013で7インチオキサイドTFT液晶や14インチ2560x1440ラップトップパネルも公開する予定です。
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【EMS/ODM】 アップル「iWatch」、鴻海が1000台試作か 筐体・パネル・タッチ技術も台湾系

EMSOneより。
【EMS/ODM】 アップル「iWatch」、鴻海が1000台試作か 筐体・パネル・タッチ技術も台湾系

iwatch apple

台湾フォックスコン(ホンハイ)が、米アップルのスマートウォッチである「iWatch」の試作を1000台分、
受注したと報じられています。
設計担当はインテルの北京法人であり、また当初1.8型の有機ELを提案したが大きすぎるとして
1.5型に修正されたそうです。
その他の部材としては有機ELの供給業者として台湾RITEK傘下のRiTdisplay、
タッチパネルはRITEK と台湾YoungFast(洋華)のガラス一体型OGS(One Glass Solution)生産合弁、
RitFastが供給すると報じています。
(ガラス一体型のタッチパネルだとすると画面は上の画像のような曲面ではないかもしれません)
一方で量産に向けての準備はまだされていないようですので、今回の試作品を通じて
市場の反応を窺うつもりなのかもしれません。

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EMS(電子機器受託生産)世界最大手の台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)が、米アップル(Apple)による2013年目玉商品の一つと目されるスマートウオッチ「iWatch」の試作を1000台分、受注した模様だ。台湾紙『経済日報』(5月20日付)が報じた。
経済日報によると、iWatchの設計を担当しているのは米インテル(Intel)の北京法人。また、インテルはディスプレイについて当初、1.8型の有機EL(OLED)を提案したが、アップルが大きすぎるとしてこれを却下。その後、1.5型に修正されたという。
同紙はまた、iWatchのOLED供給業者について、台湾RITEK傘下のRiTdisplayがアップルの認証を通過したと指摘。さらにタッチ技術については、RITEK と台湾YoungFast(洋華)のガラス一体型OGS(One Glass Solution)生産合弁、RitFastが供給すると報じた。
ただ、iWatchの市場投入時期については、なお確定していないようだ。経済日報の伝えた金融機関のアナリストは、「サプライチェーンに対する調査により、タッチパネル、パネル、IC設計の一部、筐体などは台湾系が供給する」と指摘。その上で、「ただ、供給各社ともiWach向けの大規模生産には取り掛かっていないし、受注規模もなお判明していない」と述べた。
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FPD向け新型ガラス、旭硝子とコーニングが相次いで発表

2013年5月20日からカナダのバンクーバーで開催される展示会
「Society for Information Display(SID)」に向けてディスプレイ向けガラス大手の
旭硝子とコーニングが新型ガラスを発表しています。

旭硝子は「AN Wizus(エイエヌ ウィザス)」、
コーニングは「Corning Lotus XT Glass」という名称です。


AN Wizusの外観
旭硝子「AN Wizus(エイエヌ ウィザス)」

Corningの新型ガラス「Corning Lotus XT Glass」
コーニング「Corning Lotus XT Glass」


いずれも熱収縮が従来品よりも小さいものとなっており、
旭硝子は600℃で10分間の熱処理後の収縮が7ppmで、現行製品「AN100」に比べて約1/5としており、
曲げに対する剛性(ヤング率)も、AN100の77GPaに対して85GPaと高く、光弾性は27nm/cm/MPaと、
AN100から約10%改善しています。
また、パネルを薄型化する際の加工処理もAN100より10%高速に行えるそうです。
同ガラスは2013年5月より発売するとのことで既にユーザーでの評価も行われているのではないでしょうか。
コーニングは数値を公表していませんが、「クラス最高の精度」(同社)と謳っています。

上記2社はタッチパネル向けの強化ガラスでも
旭硝子が「DragonTrail」、コーニングが「Gorilla」の商標でそれぞれ販売しています。

同じタイミングでの発表ですが、それぞれのガラス組成などはどうなのでしょうか。
特許のからみもあるでしょうし、微妙に異なるものではあると思いますが、
気になるところです。

旭硝子ニュースリリース(PDF):
世界最高の超低熱収縮ディスプレイ用ガラス基板「AN WizusTM」を販売開始

コーニングニュースリリース:
Corning Introduces Corning Lotus™ XT Glass and Showcases Glass Innovations
at SID Display Week 2013

Tech-onでの本文記事は下記から。

【人とくるま展】産総研と住友化学、夏季と冬季で太陽光の入射量を自動調節するシートを開発

Tech-onより。
【人とくるま展】産総研と住友化学、夏季と冬季で太陽光の入射量を自動調節するシートを開発

産業技術総合研究所(産総研)と住友化学は、ガラス窓などに張るだけで夏は日射光を遮蔽し、
冬は透過させる新しい自動調光型の省エネシートを開発したと発表しています。
この調整シートは夏と冬の日光の入射角の違いを利用したもので
シートの内部構造のみで自動調光を実現しています。面白いアイデアです。
経度が異なる他の国では設計が変わることになりますね。
実験データは名古屋で測定しているようですが、国内の北と南でも効果が変わるのでしょうか。
自分自身今は南の方に居住していますが、少なくとも日の長さは北と南で異なるのが実感できます。

住友化学のニュースリリース:
夏季と冬季で太陽光を自動調節する省エネ調光シート

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産業技術総合研究所(産総研)と住友化学は、ガラス窓などに張るだけで夏は日射光を遮蔽し、冬は透過させる新しい自動調光型の省エネシートを開発した(住友化学のニュースリリース)。夏季と冬季で太陽光の入射角が変化することを利用したもので、外の景色の見え方は変わらない。既存の窓に貼るだけで調光できるため、冷暖房の負荷の低減を期待できるとしている。

調光シートの基本原理
調光シートの基本原理

 この自動調光シートは、凹凸の関係にある透明シートを2枚張り合わせた構造を持つ。
一般に透明シートにある一定角度以上で入射した光は、シートを通過して出て行く際に全反射する。シートの表面と裏面を非並行にすると
より小さな角度で全反射が起こるため、夏の昼間の太陽光などを遮蔽できる。一方、入射角が小さい冬の太陽光は通過する。ただし、表面と裏面が並行でない透明体1枚を窓に貼っただけでは、屈折によって外の景色が浮き上がって見える。そこで、このシートを2枚貼り合わせることで、屈折を打ち消して違和感なく景色が見えるようにした。

 産総研では、透明体の界面での全反射現象を用いれば、太陽光の入射角の違いで調光できるガラスを実現できると考え、太陽光の反射・透過を解析する専用のレイトレーシング・プログラムを開発。
夏季の直達日射をできるだけ遮りつつ、景色は違和感なく見える調光シートの構造を見い出した。これを受けて、住友化学が同社の加工技術を生かしてプロトタイプの調光シートを作製した。

光の透過特性例
光の透過特性例

 今後、より高い遮蔽性が得られるように住友化学で作成法を改良するとともに、窓ガラスへの実装方法も検討し2~3年以内の実用化を目指す。なお、同社は、2013年5月22日~24日に横浜市で開催される「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2013」に同シートを展示する。
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NHK、100日でも劣化しないシート型有機EL「iOLED」

AVWatchより。
NHK、100日でも劣化しないシート型有機EL「iOLED」

NHKは、酸素や水分に強い有機ELデバイス「iOLED」を開発したと発表しています。
さらに、単一周波数ネットワークを使い、8Kのスーパーハイビジョン映像を地上伝送する
実験にも成功したとの事。
どちらも、5月30日~6月2日に開催する、「技研公開2013」で展示されるそうです。
SIDでも発表されるとの事。

iOLEDはNHKと日本触媒が共同で開発した有機ELデバイスで、
酸素や水の影響を受けにくい電子注入層の材料を開発し、
さらに劣化しにくい陰極用材料(ITOのようです)を使用した上で従来の有機ELに対して
陽極と陰極の位置を入れ替えています。
従来の構造だと陰極をITOにした場合有機層の上にスパッタ成膜されるため
有機層へのダメージが大きくなってしまいます。
名称の由来は逆構造OLED/inverted OLEDから。
結果、100日間大気に放置していた場合、通常の有機ELは発光面積が半分になるのに対して
iOLEDは劣化が発生していないそうです。
100日以上だとどこまで持つのか、陰極材料の違いによる発光特性はどうなのかなどが
気になるところですが、大気中でこれだけ持つのは凄いですね。
サムスンやLGなども封止(耐久性)の問題等によりフレキシブル有機ELの製品化に
苦戦しているようですが、樹脂基板上の有機ELの劣化に対する有力な対策の
一つになるのではないでしょうか。

NHKニュースリリース:酸素や水分に強い有機ELデバイスを開発

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NHKは、薄くて軽いシート型ディスプレイを実現するため、酸素や水分に強い有機ELデバイス「iOLED」を開発。さらに、単一周波数ネットワークを使い、8Kのスーパーハイビジョン映像を地上伝送する実験にも成功した。どちらも、5月30日~6月2日に開催する、「技研公開2013」で展示する。

有機ELデバイス

 NHKと日本触媒が共同で、フィルム基板上でも長期間安定して発光する有機ELデバイス(OLED)の開発に成功した。従来のOLEDは、基板上に陽極、有機層、電子注入層、陰極の順序で積層して成膜していくが、基板材料としてフィルムを使った場合、時間の経過とともに基板側と陰極側の両方向から、大気中の酸素や水分が進入。電子注入層と陰極を劣化させ、寿命を短くしていた。

 そこで、酸素や水分の影響を受けにくい電子注入層の材料を開発。さらに、劣化しにくい陰極用材料を使用。これらの材料を積層して成膜できるよう、陽極と陰極の位置を入れ替えた逆構造とすることで、長期間安定に発光する「iOLED」(逆構造OLED/inverted OLED)を実現した。iOLEDでは基板上に陰極を成膜するため、下地の劣化を考慮しなくて済むという。
左が従来のOLED構造、右がiOLEDの構造
左が従来のOLED構造、右がiOLEDの構造

 この結果、通常のOLEDは、100日間大気中にさらしておくと発光面積が約半分になってしまうが、iOLEDは同期間でも劣化しないことを確認したという。


スーパーハイビジョンの地上伝送


上の図がSFN送信のイメージ。送信側と受信側の双方で水平偏波用と垂直偏波用のアンテナを使用し、両方の偏波を同時に使用して伝送を行なう「偏波MIMO」技術を使用している。下図のように、2つの電波が弱め合うと、ビットの誤りが生じやすい周波数が発生する
上の図がSFN送信のイメージ。送信側と受信側の双方で水平偏波用と垂直偏波用のアンテナを使用し、両方の偏波を同時に使用して伝送を行なう「偏波MIMO」技術を使用している。下図のように、2つの電波が弱め合うと、ビットの誤りが生じやすい周波数が発生する

時空間符号化の仕組み
 NHKでは、スーパーハイビジョン(SHV/7,680×4,320ドット)映像の地上放送を実現するため、超多値OFDMと、偏波MIMOを組み合わせた大容量地上伝送技術を研究開発している。昨年の5月には、地上波でのSHV野外伝送実験に世界で初めて成功している。

 今回は新たに、時空間符号化の手法を用いた単一周波数ネットワーク(SFN)による地上伝送実験に成功した。現在の地上デジタル放送では、周波数を有効に利用するために、複数の送信局で同じチャンネルを使用するSFN技術が使われている。しかし、SFN技術では、2つの送信局から同一チャンネルで同じ波形の信号を送信するため、それらの電波を同時に受信すると、互いに弱め合う周波数が生じ、受信品質が劣化するという課題がある。

 そこで、新たに、時空間符号化を用いて送信所ごとに異なる波形の信号を生成し、各送信局から別々に送信。受信側では、異なる信号を受信するため、電波が互いに弱め合うことなく、より安定して受信できるようになったという。
時空間符号化の仕組み

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シャープの社長交代とサムスン・ホンハイとの関係

SHARP Photo by Takahisa Suzuki


記事としては出遅れてしまいましたが、当ブログでシャープ片山氏の動向について取り上げた直後の
5月14日に行われた取締役会にてシャープ社長の人事が内定されています。
現代表取締役 取締役社長の奥田氏が会長に退き、現 代表取締役 兼 副社長執行役員
プロダクトビジネスグループ担当の高橋興三氏が新社長に就任するとのことです。
また、現 取締役会長の片山氏はフェローに就任して経営から退き、技術指導や人材育成に専念するとの事。
奥田氏は社長に就任してから1年余りで会長に退くことになります。

合わせてこれまで進められていたホンハイとの交渉については
「ひとまず交渉は終結した。今後、両社が互いに望ましいと感じる提携内容が新たに出てくれば
交渉する余地はあるが、我々の株価が一時期より高くなったといったことを材料に(従来の条件での)
交渉を進めようとは思っていない」とコメントしており、交渉が終結したと認めています。
一方でサムスンとの協業については
「まずは60~70型の大型液晶パネルが中心的な協業対象になる。中小型パネルについても、
Samsung社は有機EL、我々はIGZOに強みを持っており、それぞれに(異なる)アプリへの適正がある。
ここでの協業についても当然、話をしていく」
と、協業の拡大を示唆しています。


関連記事
Tech-on:シャープ新社長に高橋興三氏、「今日が新生シャープの初日」と現社長の奥田氏
Tech-on:「Samsungとは協業関係を強化、鴻海との交渉はひとまず終結」とシャープ新社長に就く高橋氏


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続報:シャープとサムスンが資本提携へ
速報:シャープとサムスンが資本提携へ 液晶パネルをサムスンに優先供給

【液晶パネル】 INNOLUX、タッチパネルの業成を分離

EMSOneより。
【液晶パネル】 INNOLUX、タッチパネルの業成を分離

台湾INNOLUX(群創、旧CMI)が同社のタッチパネル貼り合わせ業務の中国子会社、
中国業成科技(深セン)を、同社から分離することを明らかにしました。
経営はホンハイへ移るとの事。
一方でINNOLUXはタッチパネルのワンストップサービスも手掛けており、
同サービス向けに一部の貼りあわせラインは残すようです。

関連記事:【液晶パネル】 パネルのINNOLUX黒字転換 13年Q1

当ブログ内関連記事:
【液晶パネル】 鴻海、タッチパネルで成果 アマゾン7型タブレット用受注 iPad mini用も拡大

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パネル大手、台湾INNOLUX(群創、旧CMI)は5月9日、同社のタッチパネル貼り合わせ業務の中国子会社、
中国業成科技(深セン)を、同社から分離することを明らかにした。
経営はEMS(電子機器受託生産)世界最大手、台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)へ
完全に移る。台湾の通信社『中央社』(5月10日付)が報じた。

INNOLUXは傘下の投資会社を通じる形で業成に出資する。中央社によると、INNOLUXの段行建・董事長は、
5月9日に開催した投資家向け説明会で、「核心事業の薄膜トランジスタ方式液晶ディスプレイ(TFT- LCD)に
注力するため、タッチパネル業務を分離して、業成に移行する。現在、移行の作業中で、
2013年6月には連結対象からも外れる」と述べた。

中央社によると、INNOLUXは台湾台南工場で行うタッチパネルのワンストップ・サービス向けに、
貼り合わせラインの3割を残す。自社でまかないきれないものについては業成の支援を仰ぐ。
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【液晶パネル】 アップル陣営不調 台湾系タッチパネル各社の13年4月業績

EMSOneより。
【液晶パネル】 アップル陣営不調 台湾系タッチパネル各社の13年4月業績

台湾系タッチパネル主要各社の2013年4月業績が出揃い始めていますが、
米アップルを主要顧客とする陣営の不振が目立っています。
対照的にサムスン向けやタブレット関連が好調のようです。

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台湾系タッチパネル主要各社の2013年4月業績が出揃い始めた。
米アップル(Apple)を主要顧客とする各社が、アップルの在庫調整の影響を受け
業績が伸び悩みを見せた半面、アップル以外のブランドがメーンの各社は、新機種向け出荷で
営業収益を増やした。台湾の経済紙『工商時報』(5月11日付)が報じた。

アップル供給チェーンの2013年4月営業収益は、タッチパネル最大手のTPK(宸鴻)が
前月比2.9%減の153億1100万NTドル(1NTドル=約3.4円)だった。同社傘下でガラス一体型のO
GS(one glass solution)供給のCando(達鴻)は、同1%減の10億8200万NTドルだった。

13年第2四半期の見通しについてTPKは、営業収益が前期比約10~15%減少すると見込んだ。
これについて、工商時報が伝えた台湾の市場関係者は、Candoの営業収益も前期比約10%減少するとの
見通しを示した。

一方、アップル供給チェーン以外では、薄膜式タッチパネルのJTOUCH(介面光電)は13年4月の営業収益が
前月比16.81%増の10億3700万NTドルと、単月最高を更新した。台湾の市場関係者はJTOUCHの業績見通しに
ついて、PC大手、台湾ASUSTeK(エイスース=華碩)から受注したタブレットPC向け、ソニー(Sony)から
受注のスマートフォン向けなどに牽引される形で、2013年は好調を持続すると予測。
中でも13年第3四半期は、営業収益が前期比5割増の30億NTドルに達するとの見方を示した。

このほかsintek(和鑫)は、前月比29%増の12億6600万NTドルだった。
同紙によると、韓国サムスン(Samsung)から受注したアクティブマトリクス式有機EL(AMOLED)用
タッチセンサーや、第5.3世代ラインで生産する中国レノボ(聯想=Lenovo)、ASUSTeK、
台湾エイサー(Acer=宏碁)のタブレットPC用が成長を牽引した。
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Samsung、フレキシブルOLED搭載タブレットのデザイン特許を取得

リンゲルブルーメンより。
Samsung、フレキシブルOLED搭載タブレットのデザイン特許を取得

Samsungは米国特許商標庁向けにフレキシブルOLEDを搭載したタブレットのデザイン特許を
取得した模様です。
画面の一部を折ることでその部分をキーボードとして使用できるようです。
筐体の方も折った状態で安定するように非対称のデザインとなっています。
動画の方では折りたたまれる部分に線が入ってしまっていますが、
この部分だけ寿命が短くなりそうではありますね…。

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Samsungは米国特許商標庁「USPTO」向けにフレキシブルOLEDを搭載したタブレットの
デザイン特許を取得しました。

sumsung pentablet patent


特許を取得したのはフレキシブルOLEDを採用する折り畳み式のタブレット端末で、
画面の一部を折ることで、仮想キーボードのエリアとして使えたりするようです。
折りたたみの部分には継ぎ目は一切ないため、フレキシブルAMOLEDを採用するものと推測されます。

Samsungは自由に「フレキシブルOLED」を今後スマートフォンやタブレットPC、ノートPC製品に
適用する予定です。



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企業:HengHao Technology(恒顥科技)

企業:HengHao Technology(恒顥科技)

台湾コンパル(Compal Electronics=仁宝電脳)傘下のタッチパネルメーカー。
2010年12月設立。
HH logo

http://www.swenc.com/en/index.html

HH company-photo-1

■業態
タッチセンサー生産、カバーレンズ生産、ICは外部より調達しタッチモジュール生産を手掛ける。
またLCDを外部より調達してタッチモジュールとLCDの貼りあわせも実施している模様。
HH service


■製品ラインナップ
HengHao TSPラインナップ

■センサー構造(例)
HH TSP Stack

■センサー方式
G/G、G/F/F、OGS、G/Fをラインナップ。
フィルムセンサーの電極は銀(Ag)を用いていると思われる。
ガラスセンサーの電極は言及ないが、MAM(Mo-Al-Mi)かと思われる。
HH Sensor Layer

SITO構造
カバーガラスとガラスセンサーをラミネーションしてタッチモジュールを形成。
HH SITO Solution

OGS構造
シート生産方式を採用していると思われる。
セル加工後に2次強化しているらしいが、プロセスは不明。
フッ酸による端面処理?
HH OGS Solution

■工場
<台湾>
Hukou工場(ガラスセンサー)
PingJhen工場(フィルムセンサー)
J.V Tai-Chun CFOC(晨豐光電)(カバーガラス)
J.V Fi-Chou(華樂光電)(カバーガラス)
<中国>
Kun Shan Cover Glass Fab(カバーガラス)
Kun Shan (バックエンド・ラミネーション)

HH Fab map




【液晶パネル】 タッチパネルの台湾HengHao、歩留まり7割に改善 コンパル傘下

EMSOneより。
【液晶パネル】 タッチパネルの台湾HengHao、歩留まり7割に改善 コンパル傘下

ノートPC(NB)受託生産大手、台湾コンパル(Compal Electronics=仁宝電脳)の陳瑞聡・総経理は
5月9日に開催した投資家向け説明会で、同社傘下のタッチパネルメーカー、
HengHao Technology(恒顥科技)で生産歩留まりが13年4月、7割まで上昇したことを明らかにしました。
前月が6割だったようですので1割の大幅増加です。とはいえタッチパネル単体で考えると
7割という数字は決して高いものではないように思えますが、インチサイズが大きくなれば
その分欠陥などにより不良となる確率も上昇します。
出荷先の7割が親会社のコンパルのようですのでNB向けの大型タッチパネルなのではないかと
考えられます。大型タッチパネルの歩留については他社の状況も気になるところです。


HengHao Technology(恒顥科技)
HH logo

http://www.swenc.com/en/index.html


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ノートPC(NB)受託生産大手、台湾コンパル(Compal Electronics=仁宝電脳)の陳瑞聡・総経理は
5月9日に開催した投資家向け説明会で、同社傘下のタッチパネルメーカー、
HengHao Technology(恒顥科技)で生産歩留まりが13年4月、7割まで上昇したことを明らかにした。
その上で陳氏は、タッチパネル搭載NBの需要拡大を見込み、HengHaoの生産能力を拡大していく考えが
あることを明らかにした。台湾の金融情報サイト『理財網』(5月9日付)が報じた。

コンパルの陳総経理は、同社のNB出荷にタッチパネル搭載モデルの占める比率について、
13年第1四半期が4~5%だったほか、同第2四半期も9~10%にとどまるとコメント。
ただ、タッチ機能をサポートする「Windows 8」搭載NBの販売に米マイクロソフト(Microsoft)、
PCブランド各社とも今後一層、注力すると見られることから、同第4四半期には、
同社の出荷比率も20%まで高まるとの見通しを示した。

その上で陳氏は、コンパル傘下でタッチパネルのHengHaoについて、歩留まりが13年3月の6割から、
同4月には7割まで上昇したと表明。4月は単月で黒字化も実現するなどコンパルの経営にも
貢献することが期待されることから、HengHaoの生産能力を拡張する方向で検討していると述べた。

陳氏によると、HengHaoの生産能力は月産40万枚(14インチ、歩留まり8割で計算)。
出荷先の内訳は直近でコンパル向けが7割、その他の受託生産メーカー向けが3割だという。
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