Yotaphone

週アス+より。

ロシアのYota Device製のYotaphoneが面白そうです。
表面は液晶ディスプレー、背面は電子ペーパーと、裏表の2画面構成。
売り文句は“世界初のハイブリッド・デュアルディスプレースマートフォン”

見た目は標準的なスマートフォンですが、
特長は裏面に電子ペーパーが仕込んである点です。

表側は液晶。
yotaphone 表
裏側は電子ペーパー。
yotaphone 裏


使い方については記事の抜粋を参照ください。
>>
そして裏返して背面側を見ると、そこには4.3インチの電子ペーパーディスプレーが内蔵されています。
電子ペーパー側にはメールやソーシャルフィード、カレンダーなどを表示するのはもちろん、
電子ブックを読んだりギャラリーの写真を見ることもできます。

 そして電子ペーパーの特性を生かした使い方も便利。たとえば飛行機のEチケットを表示しておけば、
YotaPhoneの電源を切っても電子ペーパーディスプレーにはチケットは表示されたまま。
また太陽光の下では電子ペーパーの表示は見づらくなりにくいため、旅行先で地図を表示しながら
街歩きを楽しむ、といった用途にも使えます。

なるほど、考えたなという印象。
色々と面白い使い方ができそうですね。
電子ペーパー側に好きな画像を表示させておけばお手軽に着せ替えを楽しむこともできそうです。
欲をいうと電子ペーパーはカラーがいいですね。
コンセプトも実用性もなかなかなのではないでしょうか。
唯一の懸念点は日本人にとっては名前がいまいち…?

関連記事
液晶+電子ペーパー端末のYotaPhoneを操作してみた:MWC2013
【MWC 2013】表は液晶、裏はE-ink、ロシア発のスマホ「Yota Phone」に触れた

スポンサーサイト

Talking Rock! (トーキングロック) 増刊 BRAHMAN (ブラフマン) 特集 2013年 03月号 [雑誌]

Talking Rock! (トーキングロック) 増刊 BRAHMAN (ブラフマン) 特集 2013年 03月号 [雑誌]Talking Rock! (トーキングロック) 増刊 BRAHMAN (ブラフマン) 特集 2013年 03月号 [雑誌]
(2013/02/16)
不明

商品詳細を見る


久しぶりに音楽雑誌購入。
お目当ては山中さわおさんです。







MAN WITH A MISSIONも載っていたので読みふけりました。
しかし、MAN WITH A MISSIONの記事は全編カタカナが多用されているので、
読みにくいことこの上ないですね(笑)
音楽は聴きやすくて好きなんですが…。
お気に入りは以下の2曲。



有機EL照明光取り出し技術(動画)

YOUTUBEに各社の有機EL光取り出し技術の動画がありましたのでご紹介。
http://opto.tv/







東京の地霊(ゲニウス・ロキ)  3.文京区 護国寺

護国寺

3.文京区 護国寺
 明治の覇者達が求めた新しい地霊
 -その「茶道化」の立役者 高橋箒庵

音羽の護国寺の話。
自分と地縁がある訳ではありませんが、面白い話だったので。

建立は元禄五(1692)年、発願は桂昌院。この人は三代将軍徳川家光の側室、
そして五代将軍徳川綱吉の生母です。よってこの寺のパトロンは幕府そのもの。
(こういう寺を「幕府一建立の寺(ばくふいちこんりゅうのてら)」というらしい)
と、いうことは時代が江戸から明治に移り変わる中で衰退してしまうのでは…と
思いきや、この寺はそうではありませんでした。

理由の一つが陸軍墓地として敷地の一部を提供したことらしいですが、
そのため明治の偉人と呼ばれる人たちのお墓が多いそうです。
例を挙げれば、
三条実美山縣有朋大隈重信大倉喜八郎・安田善次郎・団琢磨・田中光顕などなど。
ジョサイア・コンドルのお墓もあるそうです。
そして実は都内屈指の茶道のメッカであり、それに箒庵高橋義雄という人物が深く絡んでいるとのこと。
高橋箒庵


実際、本書でも解説されていますが護国寺には茶室が多くあります。
正門を上った先の不老門の右手に箒庵と仲麿堂。
左手上の方に不昧軒、円成庵、宗澄庵。
庫裏の一角にも月窓軒、化生庵、艸蕾庵といくつもの茶室が並んでいるそうです。

月光殿


さてこの高橋氏、明治末期に寺から財政再建を持ちかけられると手始めに自分の知り合い
(大倉喜八郎・安田善次郎・団琢磨など)を誘い墓を作らせ仲麿堂・三笠亭・箒庵を寄進。
そしてちょうど関東大震災の復興で愛宕山にある松平不昧公という大茶人の墓所を引っ張ってきます。
これを機に円成庵と不昧庵という茶席を建立し、またその後原六郎の邸内にある慶長館(元三井寺月光院)を
移し月光殿と定め、昭和九年に化生庵、十一年に艸蕾庵の寄進を受けます。

この一連の流れに自分は日本建築の特長、ひいては日本人の精神構造の一端を垣間見た気がしています。
つまり日本の建物はその建物の持つ精神ごと“移設できる”のです。
伊勢神宮の式年遷宮の例を引くまでもなく、日本では神様も「のれん分け」や「引っ越し」をします。
これは日本の建築が基本的に木造であり、かつ釘を多用しない建築方法であること、また地震大国であり
自然災害により建物が喪失しやすいために「建物の移動性」が容認されたのではないでしょうか。

護国寺のプロデュースというエピソードを知り、そんなことを考えた次第です。


関連ページ
個人ページ 古今建物集-護国寺(写真が豊富に掲載されています)
護国寺HP

東京の地霊(ゲニウス・ロキ) (ちくま学芸文庫)東京の地霊(ゲニウス・ロキ) (ちくま学芸文庫)
(2009/02)
鈴木 博之

商品詳細を見る

東京の地霊(ゲニウス・ロキ)  1.港区六本木

六本木周辺
1.港区六本木
 民活第一号の土地にまつわる薄幸
 -時代に翻弄された皇女の影を引きずる林野庁宿舎跡地

六本木1丁目周辺の話。
東京ほど常に「再開発」している土地は無いのではないかと思いますが、
例えば六本木ヒルズは近年の再開発の代表ではないでしょうか。
とはいえ着工は2000年4月、竣工は2003年4月。完成してから10年経っており、
本書の発行は1990年と更に10年前と時代の流れの速さを感じさせます。

この土地も森ビルグループに払い下げられたそうですが
(六本木ヒルズがある6丁目とはちょっと離れています)、その前は林野庁の土地でした。
ではその前はというと「皇族賜邸地」、つまり宮家の屋敷用地だったそうです。
住人は初め静寛院宮、つまり皇女和宮です。
宮家の有栖川熾仁と婚約していたが、幕末の公武合体政策の元、徳川家茂と結婚させられたという方です。
その後、わずか50日間の終戦内閣総理の東久邇宮稔彦の邸地となり、終戦後のGHQによる
皇族財産の凍結→国有化という流れから旧帝室林野局→農林省林野庁へと編入され国有化、
民間払い下げへと至るわけです。

本書の他の章でもしばしば出てきますが、都内の大型ホテルやビルが建っているあたりは
元々皇族の土地であったり、その前は大名の屋敷であったりが多いように思えます。
そういった土地を訪れた際にはそんな歴史の綾に思いを馳せるのもいいのではないでしょうか。

東京の地霊(ゲニウス・ロキ) (ちくま学芸文庫)東京の地霊(ゲニウス・ロキ) (ちくま学芸文庫)
(2009/02)
鈴木 博之

商品詳細を見る

東京の地霊(ゲニウス・ロキ) (ちくま学芸文庫) 鈴木博之

東京の地霊(ゲニウス・ロキ) (ちくま学芸文庫)東京の地霊(ゲニウス・ロキ) (ちくま学芸文庫)
(2009/02)
鈴木 博之

商品詳細を見る



入院中に読んだ本の一つ。入院中は積読状態だった本の消費ができました。
思いのほか長くなってしまったので、別記事に分けて感想を書きたいと思っています。

著者の鈴木博之氏は東大建築学科卒。
本書の発行当時は東京大学工学系研究科建築学専攻の教授をされているようです。
(現在は名誉教授)
本書はサントリー文学賞受賞の作品です。

全13章から成り、1章ごとに東京各地の様々な土地に係る物語を記載しています。
元々は1990年発行のため、土地の状況については現在と異なる場合がありますが、
それを合わせても楽しめるのではないかと思います。

私自身は東京に住んだことがない上州出身の田舎者ですので、本書に登場する各地所になじみがある
わけではなく、元々地図、地名の来歴が好きなので衝動的に購入した一冊です。
本書の中で興味を持って読めた内容は、自分が何らかの形で関わりを持った土地の物語でした。
こと土地の物語については自分との“距離感”が大事なのだなと感じた次第です。
全く知らない土地の話を見聞きしても「ふ~ん」で終わってしまいますからね。

以下、いくつかの章を順次取り上げますが、いずれも個人的な関わり、もしくは興味がある土地です。
人によってこれは異なりますので読む人ごとに惹かれる章が異なるのではないでしょうか。

旭硝子、タッチパネル用カバー・ガラスの化学強化設備を尼崎の工場に新設

日経Tech-ON関連記事
AGCニュースリリース(PDF)
AGC Dragontrail特設ページ(動画など)

旭硝子がカバーガラス向け化学強化ガラス「Dragontrail」の化学強化設備を国内に新設するようです。
近年スマートフォン向けなどで採用が伸びている「カバーガラス一体型タッチパネル」ですが、
その需要増を見込んだ投資と考えられます。
強化工程ではオン交換処理のために大判(今回のDragontrailでは1850×1500以上)のガラスを
高温の化学処理漕(例えば380℃程度に加熱した硝酸カリ溶融塩)に浸漬する必要がありますので
主にその化学処理漕を新設したのだと思われます。
現物を見たことはありませんが、大判ガラスを扱いますから搬送系も
大がかりになるのではないでしょうか。


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
旭硝子は、スマートフォンやタブレット端末のタッチパネルのカバー・ガラスとして使う特殊ガラス
「Dragontrail」の化学強化設備を関西工場(兵庫県尼崎市)に新設する。

第6世代サイズのDragontrail(写真:旭硝子)


カバー・ガラスにタッチ・センサを直接形成した、2層構造のタッチパネル
(いわゆるワン・グラス・ソリューション、以下OGS)の今後の需要を見込んで、
OGS向けガラス事業を本格化する。

従来型タッチパネルとOGSの断面図(図:旭硝子)

 OGSは、これまで主流になっていた3層構造のタッチパネルに比べて薄型軽量であることが特徴。
今後は、液晶パネルにタッチ・センサを組み込んだインセル型などとともに需要の伸びが期待される。
OGSの生産法としては、大型の化学強化済みガラス基板にタッチ・センサを一度に多数形成し、
その後、スマートフォンなど向けのサイズの個片に切り分けるのが効率的とされている。

OGSの効率的な生産法(図:旭硝子)

 旭硝子が新設する設備では、第6世代ガラス(1850mm×1500mm)の化学強化が可能。
これまでは海外の関連会社で行っていた大型ガラスの化学強化を国内の自社工場でも可能にし、
本格量産を始める。稼動開始は2013年3月を予定している。



ちなみに化学強化ガラスは切断してしまうと切断面に発生するマイクロクラックにより
その強度が落ちてしまいます。(切断方法による所もありますが)
記事のように生産効率としてはタッチセンサー形成後に切断という順番が良いのですが、
強度は低下してしまう訳です。ただこれはどこまで強度を求めるかという問題ですので
使用上(仕様上)どこまでを設定するかについては最終製品を提供する
メーカー次第という所でしょうか。


関連記事
財経新聞 旭硝子、薄型タッチパネル向け特殊ガラスの化学強化設備を関西工場に新設
ASCII.JP 「ゴリラガラス」スマホを包む化学強化ガラスの秘密

TRUCK&TROLL (講談社文庫) 森博嗣

TRUCK&TROLL (講談社文庫)TRUCK&TROLL (講談社文庫)
(2012/06/15)
森 博嗣

商品詳細を見る


Tokyo FM 携帯サイトに連載された音楽エッセイ+対談の第二弾。
連載されていたのは2009年なのでタイムラグが結構ありますが、なにしろ著者は森博嗣です。
よって問題なし(笑)
タイムリーなネタなんてものは一切なく、本人も「抽象化」を心がけているとの事。
それが文章の「シャープさ」、「エッジさ」に効いているのではと思う事しきり。
テーマはいつもの“森博嗣節”のリフレインであり、森読者ならおなじみのテーマでしょう。

いくつか抜粋しますと

#23 新しいものとは

 >>>最も根本的なのは「誰にとって新しいか」という点だ。

 >>>僕が、芸術に対して「新しい」と思うのは、僕にとって新しいものである。

 >>>きっと、多くの人は社会から孤立したくない、と無意識に感じているから
   「社会的新しさ」、すなわち同時代性を求めるのだと思う。

#26 自由な感性

 >>>たとえば、自分が何を好きになるか、自分がどう感じるか、何をどう考え、
   何を信じるのか、といった自分自身の生き方であり、それらに伴う
   (他者に影響がない範囲での)自分の行動が思いどおりになっている状況が、
   すなわち自由だ。
   「そんなことならば、誰だって自由じゃないか」と思われるかもしれないが、
   そう、そのとおり、生まれながらにして「誰だって自由」なのである。

#27 さらに自由について

 >>>自由というのは、自分の意志で行動できること、である。

 >>>自由というのは、常に思いどおりに自分を導くことであって、肉体的な要求とか、
   世間のしがらみとか、そういったあらゆるものの支配を受けないことなのだ。

 >>>たとえば、聴いていけない音楽はないし、着てはいけない服もない。
   体重を減らすことは自由だ。職業の選択も自由だ。住む場所も自由に決められる。
   いつ寝ても良い。どこへ行っても良い。どれだけ勉強しても、何を調べても捕まったりしない。
   信じたいものを信じられる。知りたいものを知ることができる。

#34 ファンの反応

 >>>創作者には、ニーズを作り出す能力が要求される。
   誰も考えもしなかったものを新たに作ることが、真の創作である
   だから、最初はどこにもニーズというものが存在しない。
   誰も気づかないし、求めてもいない。
   しかし、それが現れた瞬間、「あ、これが欲しかったものだ」と感じさせる。
   それが、新たなニーズの創造である。
   ファンの反応ばかりに目を奪われていると、このもっとも大切な「新しさ」を
   逃すことになる。多くの企業がこの道理で失敗しているように観察される。


#34の一文については、そのまま経営書に載っていても良いのでは、という文章です。
何度も繰り返しになってしまいますがそれを工業製品で具現化したものの一つが
「iphone」ではないでしょうか。
同時に人は「飽きる」生き物ですので、ihone5が目新しい機能・感動を具現化できなかった隙に、
次の一手をどの企業が打てるのかが、注目です。

案外、次のアイデアはアーティストと呼ばれる人たちがすでに示しているのかもしれません。
現代アーティストのインスタレーションから技術者は何か学べないでしょうか。

貴方の価値は?

モダンタイムス

先日の記事でも書きましたが、2週間ほど入院をしていました。

入院中に有難いなと思うのがお見舞いで、単調になりがちな入院生活で外の様子や
雰囲気を感じられるのは楽しいものです。
今回の入院中も有難いことに休み毎に会社の上司・同僚・先輩・後輩がかわるがわるに
お見舞いに来てくれ、感謝することしきりでした。

さてその際に皆さん口を揃えて「ゆっくり休んでください」と言ってくれます。

根が心配性だからなのか、入院中で心細いからなのか、
有難いと同時に不安になります。
「自分がいなくてもよいのではないか?」

自分が所属している会社はそれなりに大きな会社なので一人二人抜けても破綻することはありませんし、
そうあるべきなのですが、ついつい「自分の価値はどこにあるのか」と考えてしまうわけです。
「モダンタイムス」ではないですが自分が取り替えのきく歯車であることを
否応なく自覚させられる出来事でした。

「自分の社会における価値とはなんであるか」を改めて考えさせられた入院でした。

日韓 有機ELテレビの動向

韓国LG Displayは先日発表された55型の有機ELテレビ用のパネルについて量産ラインを立ち上げるようです。
サイズはG8.5と液晶パネルの最新ラインと同様の大型サイズですので、
かなり思い切った投資かと思われます。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1801T_Y3A210C1EB2000/

 【ソウル=尾島島雄】韓国のLGディスプレーは18日、ソウル近郊の坡州(パジュ)市の工場に
7063億ウォン(約610億円)を投資し、テレビ用有機ELパネルの量産ラインを設置すると発表した。
有機ELテレビの基幹部品となるパネルの大規模な量産ラインは世界初となる。
液晶テレビの次世代品として期待する有機ELテレビの事業化が本格的に動き出す。
 第8.5世代(2200ミリ×2500ミリ)のガラス基板を使う新ラインを導入し、2014年上半期から量産する計画。
月間の生産能力は2万6千枚(ガラス基板投入ベース)。
同世代の基板は現在の主流である液晶パネルの最先端ラインと同じ大きさとなる。
 当面は55型のテレビに使うパネルを生産する。
グループのLG電子は18日、世界で初めてとなる55型の有機ELテレビの出荷を韓国で開始。
3月までに米欧、今春に日本市場でも発売する方針だ。
現在の製品に搭載するパネルは試験的なラインで生産している。
 LGが採用する製造方法は、白色の有機EL材料で画面を照らす方式で、映像を表示するには
液晶テレビと同様にカラーフィルターなどが必要。
サムスン電子などの方式に比べて消費電力は多いが、製造がしやすく「現実解」(パネルメーカー幹部)と
業界で評価されている。
 一方、サムスンは赤緑青の3色の有機材料を高温で気化させてガラス基板の上に形成する方式を採用。
テレビ向けの研究を続けているほか、すでにスマートフォン(スマホ)に採用している。
大画面を作る場合、有機材料を均一に形成するのが難しく、歩留まりが低下。
サムスンは有機ELテレビの発売が遅れている。
 日本勢ではソニーパナソニックが共同でパネルの製造技術の開発を進めている。
ソニーは台湾の友達光電(AUO)とも技術開発を急いでおり、13年中にも
低コストで高品質のパネル製造技術を確立する考えだ。
 米NPDディスプレイサーチによると、世界の有機ELテレビ市場の本格化は14年から。
13年に5万台程度の市場規模は14年には170万台まで拡大する見通し。
日韓メーカーのほか中国勢も参入をうかがっている。


一方、有機ELの4Kテレビを発表したソニーパナソニックは共同生産会社を設立する模様です。
有機ELテレビの動きが俄かに慌ただしくなってきました。

gooニュース
ソニー、パナソニックが有機ELで共同生産会社 「日の丸連合」巻き返し


ソニー・パナソニック 有機ELパネル生産会社


ソニーパナソニックが次世代テレビ技術と期待される有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを
生産する共同出資会社の設立に向け協議に入ったことが15日、分かった。
官民ファンドの産業革新機構も出資する方向で調整し、2013年度にも設立する。
有機ELテレビの商品化ではサムスン電子など韓国勢が先行しているが、
ライバル関係にある両雄がタッグを組み、「日の丸連合」で巻き返しを図る。
 共同出資で投資負担を減らし、生産コスト引き下げを加速するのが狙い。
革新機構も出資し日本の「お家芸」だったテレビ産業の復活を支援。
生産会社の資本金や出資比率、工場の立地場所など詳細は今後詰める。
 共同出資会社で生産した有機ELパネルは、ソニーとパナソニックがそれぞれ引き取り、
自社の家庭用テレビや、医療機関や放送局などで使用する業務用モニターなどに組み込んで販売する計画だ。
パネルを他のテレビメーカーなどに販売することも検討している。
 両社は昨年6月、有機ELパネルの研究開発で提携、年内の量産技術確立を目指している。
今回、提携関係を生産段階にまで拡大し国際競争力を高める。
 有機ELは電圧をかけると発光する有機物でできた電子材料で、液晶テレビよりも薄くできるほか、
画質も高く、消費電力も少ないといった特徴がある。
有機ELテレビをめぐってはLG電子が今年2月の発売を計画し、
サムスン電子は今年前半にも発売するとみられている。
 ブラウン管テレビの時代に世界市場を席巻したソニーとパナソニックだが、
薄型テレビの普及とともに韓国勢が大規模な設備投資で攻勢をかけ、競争が激化した。
これに対し、ソニーはブラウン管時代の成功体験が抜けきれず、薄型テレビ用パネルの投資で出遅れた。
一方のパナソニックは数千億円規模の巨額を投じ、パネルの新工場を国内に建設して韓国勢に対抗したが、
製品価格の下落や円高などで採算が悪化。結果的に「過剰投資になった」(同社幹部)。

SMK,車載仕様 静電容量式 ガラス+ガラス タッチパネル(相互容量式)を開発、レパートリーを拡充

車載仕様 静電容量式
ガラス+ガラス タッチパネル(相互容量式)を開発、
レパートリーを拡充

SMK G+G TP印刷形成

SMKニュースリリース

>>>>>>>
当社はこのほど、車載仕様 静電容量式 ガラス+ガラス タッチパネル(相互容量式)を開発し、
レパートリーを拡充しました。
 スマートフォンやタブレット端末の普及により、軽快なタッチ操作感が浸透し、
車載用入力機器についても同様な操作感が得られる静電容量式タッチパネル搭載の
要求が高まっています。
 車載向けタッチパネルは、主にカーナビゲーションやセンターコントロール部に設置されます。
直射日光の影響を受ける環境下で、一般的には反射を低減させる方法として
偏光板を貼り合わせる構造が取られていますが、これまでタッチパネルの構造によっては
虹模様が発生するなどの問題点もありました。
 本製品は、上下電極をガラスで構成することにより、偏光板を貼り合わせても
虹模様の発生を防止し、タッチパネルと液晶表面の反射の低減を実現しました。
この構造にARフィルムを追加することで、反射率を1.5%程度まで低減することが可能です。
また、静電容量式タッチパネルセンサー部の形成時に使用されている
フォトリソグラフィー(露光)技術を使用せず、印刷方式にてセンサー部を形成するため
製造コストを低減することが可能となりました。
 生産は、フィリピン工場で月産10万台を計画しております。


SMKが車載向けのガラス+ガラス静電容量方式のタッチパネルを開発したとニュースリリースしています。
センサーの形成時にはフォトリソグラフィー技術を使用せず、印刷方式にて形成しているとのこと。
金属配線部については印刷技術にてL&S=50um/50um程度の技術は色々報告されていますが、
今回の製品はどうでしょうか。
センサー部の形成も印刷と発表されているので、一般的にITOをフォトリソグラフィー+エッチングで
パターニングするのではなく、透明導電膜を直接印刷しているのでしょうか?
ニュースリリースに掲載されている写真を見る限りセンサー内部のパターンは視認できませんが、
あえてパターニングしていないものを掲載している可能性もありますので、詳細は不明ですね。
電極部分もさほど光沢がないように見えますので、よく印刷に使われる銀ペーストによる配線パターンにも
あまり見えませんが…。強いて言えば一般的に使われるMAM(Mo/Al/Mo)配線に見えますね。

実際に印刷方式のみでセンサー形成できているなら、コストダウンにはなるでしょう。
詳細については発表されないかもしれませんが、気になるところです。

有機EL照明 特許総合力ランキング 

パテントリザルト社HPより(2011年12月6日)
有機EL照明 特許総合力ランキング 
トップ3はコニカミノルタ、富士フイルム、住友化学


弊社はこのほど、有機EL照明の関連技術について、参入企業の競争力に関する調査を行いました。
1993年から2011年10月末までに日本の特許庁で公開された関連特許5,974 件を対象に、
個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」による評価を実施し、
特許の質と量から総合的に見た「特許総合力ランキング」を集計しました。

 集計の結果、1位 コニカミノルタホールディングス、2位 富士フイルム、3位 住友化学となりました。

有機EL照明 特許総合力ランキング


1位 コニカミノルタは、出願件数、総合力がともにトップとなっています。
同社は2000年代前半に入り出願件数を飛躍的に伸ばし、2005年には年間100件と過去最高の出願がありました。
注目度の高い特許には、「平滑性が高い透明導電性フィルム」や、
「高輝度で演色性に優れた有機EL素子」などに関する技術があります。

 2位の富士フイルムは、2009年以降に著しい出願件数の伸びが見られることから、
直近で同分野に力を入れているものと考えられます。国際出願や早期審査の割合が比較的多く、
権利化への意欲の高さが伺えます。
注目度の高い特許には、「高輝度で耐久性に優れた有機電界発光素子」や、
「高い発光効率で青色領域の発光が可能な発光素子」などがあります。

 3位の住友化学は、2012年の事業化に向けて開発を進めています。
「低電圧駆動、高輝度の有機EL素子」や「均一性に優れた発光層を形成できる高分子材料」などに
注目度の高い特許があります。

 また、4位の半導体エネルギー研究所は、国内優先権主張や分割の件数が多い点、
5位の出光興産は他社特許の拒絶に引用された件数が多い点に特徴があります。
有機EL照明 パテントスコア

有機EL 成膜技術(ウェットプロセス) 特許総合力ランキング 

パテントリザルト社HPより(2012年2月7日)
有機EL 成膜技術(ウェットプロセス) 特許総合力ランキング 
直近5年間ではコニカミノルタHDが大躍進


有機ELディスプレイは、液晶に代わる次世代ディスプレイとして有望視されており、
近年、スマートフォンを筆頭にタブレット端末、デジカメなどに採用され、急速に普及し始めています。
スマートフォン等に利用されている有機ELディスプレイの成膜では主に低分子の発光材料を用いた、
真空蒸着に代表されるドライプロセスを採用していますが、この方式を大型ディスプレイに用いることは、
製造上の問題から困難であるとされています。

 一方、ウェットプロセスは、ドライプロセスと比べてパネルサイズの大型化が可能であり、
生産性も高い技術であると期待されています。

 そこで弊社は、有機EL 成膜技術のうち、ウェットプロセスが関連する技術に注目し、
参入企業の競争力に関する調査を行いました。
1993年から2011年12月末までに日本の特許庁で公開された関連特許5,837件を対象に、
個別特許スコアリング指標「パテントスコア」による評価を、現在、2006年末の2つの時点で実施し、
各時点での特許の質と量から総合的に見た「特許総合力ランキング」を集計しました。

有機EL 成膜技術(ウェットプロセス) 特許総合力トップ5(パテントリザルト社のデータを元に管理人が作成)
有機ELディスプレイ 成膜技術(ウェットプロセス) 特許総合力ランキング

 集計の結果、1位 セイコーエプソン
次いで2位 半導体エネルギー研究所
3位 コニカミノルタHDとなりました。

 1位 セイコーエプソンは、出願件数、総合力ともに圧倒的な強さを見せています。
同社は2002年から2005年の期間に件数を伸ばしました。

 また、直近5年間の特許総合力ランキングの変化では、
コニカミノルタHDが30 → 3位、パナソニックが15 → 4位と、大きく順位を上げる結果となりました。

有機ELディスプレイ 成膜技術(ウェットプロセス)パテントスコア


インクジェット関連技術だと思いますが
セイコーエプソンはウェットプロセスで圧倒的な強みを持っているようです。

またパナソニックが近年でスコアを上げているのも注目です。
以前の記事のように、大型有機ELにおいてパナソニックはウェットプロセスでの作成を行っており、
特許の面からも開発を進めてきていた様子が伺えます。

またコニカミノルタについては特許から見るに近年非常に有機ELに力を入れている様子が伺えます。
応用製品として照明用途で有機ELを活用しようとしているようです。
詳細は次の記事参照いただければと思いますが、
コニカミノルタ社のHPでも機能材料事業の製品群の中に有機EL照明があります。
ブランド名:Symfos[シンフォス]として2011年に製品として発売済みです。
http://www.konicaminolta.jp/symfos/index.html
更に「未来のあかりプロジェクト」と題してデザイナーとコラボレーションを行ったりと
世間への有機EL照明の周知を積極的に行っています。
研究開発においても特にページを割いてリン光型有機EL照明・青色リン光材料の解説をしています。

有機EL 成膜技術(ドライプロセス) 特許総合力ランキング

パテントリザルト社HPより(2012年2月9日)

有機EL 成膜技術(ドライプロセス) 特許総合力ランキング
トップはSAMSUNG MOBILE DISPLAY
直近5年間ではアルバック、富士フイルムが躍進


有機ELディスプレイは、液晶に代わる次世代ディスプレイとして有望視されており、
近年、スマートフォンを筆頭にタブレット端末、デジカメなどに採用され、急速に普及し始めています。
現在、市場に流通している有機ELディスプレイの成膜では主に低分子の発光材料を用いた、
真空蒸着に代表されるドライプロセスを採用しています。

 そこで弊社は、有機EL 成膜技術のうち、ドライプロセスの関連技術に注目し、
参入企業の競争力に関する調査を行いました。
1993年から2011年12月末までに日本の特許庁で公開された関連特許4,387件を対象に、
個別特許スコアリング指標「パテントスコア」による評価を、現在、2006年末の2つの時点で実施し、
各時点での特許の質と量から総合的に見た「特許総合力ランキング」を集計しました。

有機EL 成膜技術(ドライプロセス) 特許総合力トップ5(パテントリザルト社のデータを元に管理人が作成)
有機ELディスプレイ 成膜技術(ドライプロセス) 特許総合力ランキング


 集計の結果、
1位 SAMSUNG MOBILE DISPLAY、
次いで2位 半導体エネルギー研究所、
3位 セイコーエプソンとなりました。

 また、直近5年間の特許総合力ランキングの変化では、
アルバックが10 → 4位、富士フイルムが28 → 5位と、大きく順位を上げる結果となりました。

そのほかの注目企業としては、過去5年で躍進したGLOBAL OLED TECHNOLOGY、コニカミノルタHDのほか、個別に注目度の高い特許を保有している城戸淳二氏(山形大学)などが挙げられます。

有機ELディスプレイ 成膜技術(ドライプロセス)パテントスコア

入院→退院

事情によりしばらく更新が滞っていました。

まあタイトル通り入院をしていました。2/4に救急搬送されてから2/19、本日までですので
約2週間、正確には15日の入院生活を余儀なくされていました。

病名は「肺血栓塞栓症」および「深部静脈血栓症」の複合で「静脈血栓塞栓症」でした。
詳細はwikipediaに詳しいですが →静脈血栓塞栓症-Wikipedia
要は何らかの原因で四肢などの末端に生じた血の塊(血栓)が肺まで行ってしまい、
肺の血管を塞いでしまったようです。そのため酸素の交換ができなくなり呼吸困難の状態でした。
タクシーに乗る余裕もなくて、救急車を呼ぶ始末でして、結果的に肺梗塞も発生していたようです。
レントゲン写真を見ると左肺が白くなっており、そこが壊死している可能性があるとのこと。

とりあえず今は血液を固まりにくくする薬を服用して血栓は縮小しています。
(まだ完全になくなってはいないようです)
副作用としては「怪我等の際に血が止まりにくい」「痣が大きくはれ上がる」等
あるようですが、致し方ないですね。

原因については色々調査をしてもらいました。
感染性の疑いがあったため、C型肝炎・AIDSなどの感染症の調査、
また癌患者に多発傾向があるとのことで腫瘍マーカーの調査、
遺伝的な傾向も調べましたが、結局わからずじまいでした。

いわゆる「エコノミークラス症候群」と呼ばれる症例ですので
長時間同じ姿勢でいたかなどヒアリングされましたが、心当たりなし。
ただここの所土日も休み無しで出勤していたのと、夜勤も挟まり
生活リズムが崩れて、場合によっては日に3時間程度しか寝られなかったこと等が
あるんじゃなかろうかと(勝手に)思っています。

原因がわからないのが正直気持ち悪いですが、
体からの緊急サインだと認識して、今後は健康的な生活を心がけようと思います。
(夜勤など仕事の都合はどうしても発生しますが…)

色々入院中は思うところありましたので、
そのあたりもおいおい書いていこうかなと考えています。

まあ、とりあえず生きてて良かった。

有機EL 高分子発光材料 特許総合力ランキング

パテントリザルト社HPより(2012年1月19日)
有機EL 高分子発光材料 特許総合力ランキング
上位2社は住化グループ、直近5年間ではコニカミノルタが躍進


有機ELディスプレイは、液晶に代わる次世代ディスプレイとして有望視されており、
韓国のLG電子、サムスンなどが、2012年後半にも日本で大型の有機ELテレビを発売すると発表しています。
現状、スマートフォン等に利用されている有機ELディスプレイには低分子の発光材料が用いられておりますが、
低分子発光材料を大型ディスプレイに用いることは、製造上の問題から困難であるとされています。

 そこで弊社は、大型有機ELディスプレイの発光材料として期待される高分子発光材料技術に注目し、
参入企業の競争力に関する調査を行いました。
1993年から2011年11月末までに日本の特許庁で公開された関連特許2,855件を対象に、
個別特許スコアリング指標「パテントスコア」による評価を、現在と2006年末の2つの時点で実施し、
各時点での特許の質と量から総合的に見た「特許総合力ランキング」を集計しました。

の2つの時点で実施し、各時点での特許の質と量から総合的に見た「特許総合力ランキング」を集計しました。

有機EL 高分子発光材料 特許総合力ランキング(パテントリザルト社のデータを元に管理人が作成)
有機ELディスプレイ 高分子材料 特許総合力ランキング



 集計の結果、1位 住友化学、次いで2位 CAMBRIDGE DISPLAY TECHNOLOGY、3位 MERCK PATENTとなり、
上位1, 2位を住友化学グループが占めるという結果となりました。

 昨年末の報道では、住友化学は、大画面有機ELパネル向けの高分子発光材料を開発。
2012年から量産するとのことで、今後も研究開発が強化されるものと推測されます。

 また直近5年間の特許総合力ランキングの変化では、コニカミノルタHDが17 → 5位と、
大きく順位を上げる結果となりました。
そのほかの、注目すべき企業としては、昭和電工や、三菱化学がこの5年間で大躍進を遂げています。

有機ELディスプレイ 高分子発光材料 パテントスコア

有機EL 低分子発光材料 特許総合力ランキング 

株式会社パテントリザルトHPより(2012年1月24日) 
有機EL 低分子発光材料 特許総合力ランキング 
トップは出光興産、直近5年では富士フイルム、コニカミノルタが躍進


有機ELディスプレイは、液晶に代わる次世代ディスプレイとして有望視されており、
近年、スマートフォンを筆頭にタブレット端末、デジカメなどに採用され、急速に普及し始めています。
現在、流通している有機ELディスプレイの中核素材である発光材料は、
低分子タイプと呼ばれるものが主流となっています。

 そこで弊社は、有機ELディスプレイの発光材料である低分子発光材料技術に注目し、
参入企業の競争力に関する調査を行いました。
1993年から2011年11月末までに日本の特許庁で公開された関連特許6,436件を対象に、
個別特許スコアリング指標「パテントスコア」による評価を、現在、2006年末の2つの時点で実施し、
各時点での特許の質と量から総合的に見た「特許総合力ランキング」を集計しました。

有機EL 低分子発光材料 特許総合力ランキング(パテントリザルト社のデータを元に管理人が作成)
有機ELディスプレイ 低分子材料 特許総合力ランキング

 集計の結果、1位 出光興産、次いで2位 富士フイルム、3位 コニカミノルタHDという結果となりました。
出光興産は、昨年4月にはパナソニック電工と照明用有機ELパネルの開発・製造・販売を目的とした
合弁会社を設立、同年10月には韓国に有機EL材料の製造会社を設立するなど、
今後も研究開発が強化されるものと推測されます。

 この直近5年間の特許総合力ランキングの変化では、
富士フイルムが6 → 2位、コニカミノルタHDが11 → 3位と、順位を上げる結果となりました。

有機ELディスプレイ 低分子発光材料 パテントスコア

 ※総合力上位5社について現在と2006年の競合状況を比較。社名が記載されているバブルが現在のポジション。

有機ELディスプレイ 特許総合力ランキング

パテントリザルト社HPより(2011年11月30日)
有機ELディスプレイ 特許総合力ランキング
トップ3はエプソン、半導体エネルギー研究所、サムスン
 


弊社はこのほど、有機ELディスプレイの関連技術について、参入企業の競争力に関する調査を行いました。
1993年から2011年9月末までに日本の特許庁で公開された関連特許26,908件を対象に、
個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」による評価を実施し、
特許の質と量から総合的に見た「特許総合力ランキング」を集計しました。

 集計の結果、1位 セイコーエプソン、2位 半導体エネルギー研究所、3位 サムスンとなりました。

有機EL 特許総合力ランキング(パテントリザルト社のデータを元に管理人が作成)
有機ELディスプレイ 特許総合力ランキング

1位 セイコーエプソンは、出願件数が他社に比べて圧倒的に多いことが特徴的です。
1990年代後半より有機ELディスプレイ関連特許の出願を始め、2001年から2003年にかけて、
件数を大きく伸ばしました。注目度の高い特許には、
アクティブマトリックス型有機ELディスプレイの製造方法や、
駆動電圧の低電圧化と表示品位の向上を両立させるための技術などがあります。

 技術開発企業である2位の半導体エネルギー研究所は、2003年頃から継続的に2位ではありますが、
近年着実に総合力を高めており、1位のセイコーエプソンとの差が縮まってきています。
注目度の高い特許には、低消費電力で、寿命の長い発光素子に関する技術や、
インクジェット方式によるEL層の形成を簡便でかつ高速に処理するための技術などがあります。

3位のサムスンは、近年の出願件数が大きく伸びている企業の1つで、
積極的な技術開発に取り組んでいることが伺えます。
過去に合弁会社を設立していたNECが有機EL事業から撤退したことにより、
同社から譲渡を受けた特許も多く保有しています。この中の注目度の高い特許には、
素子の輝度を向上させるための技術や、画素の点灯応答の遅れを改善するための技術などが見られます。

※サムスン:サムスンモバイルディスプレイ、サムスン電子、サムスンSDIを含めて集計
※パナソニック:パナソニック、パナソニック液晶ディスプレイを含めて集計


有機ELディスプレイ 特許総合力ランキング パテントスコア


1993-2011までのデータではセイコーエプソンが一位でした。
特許を多く出願していることが特徴のようです。
2位の半導体エネルギー研究所は特許件数こそセイコーエプソンの約半分ですが、
総合力では比類しています。
3位のサムスンは近年出願を大きく伸ばしているようで、LGと同時に大型有機ELテレビを発表しています。
市場へのリリースはLGに先を越されていますが
4位のソニー、5位のパナソニックについてもCESで同時に4K対応の56型有機ELテレビを発表し、
協力体制を鮮明にしており、2社合わせての総合力では3位のサムスンを上回ります。
2011までのデータですので、そこから現時点まで各社がどのような特許戦略を取っているのか、
今後とも注目したいところです。

特許に見る近年の各社技術動向

株式会社パテント・リザルトのHPに
いくつかの技術分野における近年の特許動向の概要が載っているのを見つけました。
なかなかに興味深い内容でしたので、いくつかご紹介したいと思います。

有機ELディスプレイ 特許総合力ランキング
有機ELディスプレイ 低分子材料 特許総合力ランキング
有機ELディスプレイ 高分子材料 特許総合力ランキング
有機EL 成膜技術(ドライプロセス) 特許総合力ランキング
有機EL 成膜技術(ウェットプロセス) 特許総合力ランキング
有機EL照明 特許総合力ランキング

もちろん技術開発は日進月歩で進んでいくものですし、特許というのは基本的に
投稿されてから1年以上経過してから公開されるものですからリアルタイムの情報と
いうわけではないのですが、近年の動向を俯瞰するのには有用なのではないでしょうか。

ちなみにパテント・スコアという指標で評価がなされていますが、
パテント・リザルトのHPで解説を確認しますと
>
出願人、審査官、競合他社の3者のアクションに着目し、
同一技術分野、出願年の他の特許との相対比較により 偏差値で評価します。
◆出願人の権利化への意欲
 (早期審査請求、国際出願など)
◆先行技術としての審査官からの認知度
 (拒絶理由通知に引用された回数など)
◆競合他者からの注目度
 (無効審判、異議申立の有無など)

出願人による権利化への意欲が高い特許や、
審査官や競合他社から注目される特許ほど、パテントスコアによる評価結果は高くなります。

とのことです。

2番目の「引用回数が多いほどスコアが上がる」仕組みはウェブ検索でも適用されていますね。
リンクが多いほど検索上位に上がりやすい。
(それを逆手にとってリンクを張りまくるページもたくさんありますが)
情報の価値の算定基準としては妥当なのでしょうね。

【ナノテク展】東芝、グラフェンとAgナノワイヤの複合透明電極を大面積化

Tech-on
【ナノテク展】東芝、グラフェンとAgナノワイヤの複合透明電極を大面積化


130131_東芝_透明導電膜 130131_東芝_透明導電膜の分散液

東芝は、展示会「nano tech 2013」にグラフェンと銀(Ag)ナノワイヤを共に
塗布プロセスで成膜した透明導電膜を出展した。
同社は2012年9月にこの透明導電膜を発表しているが、当時より大面積のものを作製できたという。

東芝が「nano tech 2013」にAgナノワイヤとグラフェンを組み合わせた透明導電膜を展示しているようです。
特性は下記になります。
シート抵抗値 4.9Ω/□
透過率 T>75%(@550nm)

作成方法は
ガラス基板上に酸化グラフェン分散液を塗布→還元→Agナノワイヤ分散根気を塗布→剥離してフィルム上に転写

昨日の記事で紹介した透明導電フィルムと構成は似ていますが、作成方法が異なるようです。


>
Agナノワイヤは導電性を高めるにはよいが、塗布法で透明導電膜を作製した場合は光透過率がトレードオフになりやすい。また、空気中の硫黄(S)と化合して劣化しやすいという課題もあった。

 一方、グラフェンはキャリア移動度は高いが、キャリア密度が小さい上に、欠陥のないシートを作製することは容易ではないため、導電性は比較的低い。特に、塗布プロセスが利用できる、酸化グラフェンを還元して作製するグラフェン・シートは欠陥や粒界が多いため、シート抵抗値は数百Ω/□かそれ以上と非常に高くなる。一方で、グラフェンには高いバリア性能があることが知られている。

 東芝は、このAgナノワイヤの高い導電性とグラフェンの高いバリア性能を組み合わせて、透明導電膜としての性能と耐久性の高さを両立させることを狙い、今回の透明導電膜を作製したとする。シート抵抗値は4.9Ω/□、光透過率75%以上(波長550nmの場合)、シートの寸法は10cm角である。2012年9月に発表した際の寸法はおよそ3cm×2cmほどだった。

 作製手順はこうだ。まず、ガラス基板上に酸化グラフェン粉末を分散させた溶液を塗布し、それを還元する。次に、Agナノワイヤを分散させた溶液を塗布して成膜する。その後、剥離してフィルム上に転写するという。


カーボンナノチューブ・グラフェン (最先端材料システムOne Point 1)カーボンナノチューブ・グラフェン (最先端材料システムOne Point 1)
(2012/06/22)
高分子学会

商品詳細を見る
プロフィール

miyabi

  • Author:miyabi
  • 2013/1よりディスプレイ周りの技術情報を掲載。

    Twitter @deep2black
カレンダー
01 | 2013/02 | 03
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 - -
最近の記事
タグリスト
カテゴリー
アーカイブ
リンク
人気記事
ブログ内検索
関連書籍
RSSフィード
Twitter