貴方の価値は?

モダンタイムス

先日の記事でも書きましたが、2週間ほど入院をしていました。

入院中に有難いなと思うのがお見舞いで、単調になりがちな入院生活で外の様子や
雰囲気を感じられるのは楽しいものです。
今回の入院中も有難いことに休み毎に会社の上司・同僚・先輩・後輩がかわるがわるに
お見舞いに来てくれ、感謝することしきりでした。

さてその際に皆さん口を揃えて「ゆっくり休んでください」と言ってくれます。

根が心配性だからなのか、入院中で心細いからなのか、
有難いと同時に不安になります。
「自分がいなくてもよいのではないか?」

自分が所属している会社はそれなりに大きな会社なので一人二人抜けても破綻することはありませんし、
そうあるべきなのですが、ついつい「自分の価値はどこにあるのか」と考えてしまうわけです。
「モダンタイムス」ではないですが自分が取り替えのきく歯車であることを
否応なく自覚させられる出来事でした。

「自分の社会における価値とはなんであるか」を改めて考えさせられた入院でした。
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入院→退院

事情によりしばらく更新が滞っていました。

まあタイトル通り入院をしていました。2/4に救急搬送されてから2/19、本日までですので
約2週間、正確には15日の入院生活を余儀なくされていました。

病名は「肺血栓塞栓症」および「深部静脈血栓症」の複合で「静脈血栓塞栓症」でした。
詳細はwikipediaに詳しいですが →静脈血栓塞栓症-Wikipedia
要は何らかの原因で四肢などの末端に生じた血の塊(血栓)が肺まで行ってしまい、
肺の血管を塞いでしまったようです。そのため酸素の交換ができなくなり呼吸困難の状態でした。
タクシーに乗る余裕もなくて、救急車を呼ぶ始末でして、結果的に肺梗塞も発生していたようです。
レントゲン写真を見ると左肺が白くなっており、そこが壊死している可能性があるとのこと。

とりあえず今は血液を固まりにくくする薬を服用して血栓は縮小しています。
(まだ完全になくなってはいないようです)
副作用としては「怪我等の際に血が止まりにくい」「痣が大きくはれ上がる」等
あるようですが、致し方ないですね。

原因については色々調査をしてもらいました。
感染性の疑いがあったため、C型肝炎・AIDSなどの感染症の調査、
また癌患者に多発傾向があるとのことで腫瘍マーカーの調査、
遺伝的な傾向も調べましたが、結局わからずじまいでした。

いわゆる「エコノミークラス症候群」と呼ばれる症例ですので
長時間同じ姿勢でいたかなどヒアリングされましたが、心当たりなし。
ただここの所土日も休み無しで出勤していたのと、夜勤も挟まり
生活リズムが崩れて、場合によっては日に3時間程度しか寝られなかったこと等が
あるんじゃなかろうかと(勝手に)思っています。

原因がわからないのが正直気持ち悪いですが、
体からの緊急サインだと認識して、今後は健康的な生活を心がけようと思います。
(夜勤など仕事の都合はどうしても発生しますが…)

色々入院中は思うところありましたので、
そのあたりもおいおい書いていこうかなと考えています。

まあ、とりあえず生きてて良かった。

人工知能から考える「知性」

http://ascii.jp/elem/000/000/417/417954/
「酢鶏」作者が語る「一家に一台、人工無脳」の未来像

2009年と、もう4年前の記事ですが、
前回記事でちょっと話題にした「人工無脳」酢鶏の作者のインタビュー記事です。

sudori_588x.jpg




興味深いところをいくつか。


過去の会話ログから似たような流れを抽出して言葉を選ぶのが基本のプログラムになるんですが、
少し喧嘩腰の会話の流れがあったとして、
酢鶏が「氏ね!」などの言葉を拾ってきたらマズいですよね。
あと、誰かの個人情報が書き込まれているログを拾ってしまうのも問題です。
その辺りの調整を続けて、そうしたワードをピックアップしないようにする
フィルターを加えていく作業が必要になるわけです。

いわゆる「空気を読む」というやつですね。
「空気を読まない」というのが酢鶏の面白さですが、
確かに完全にランダム抽出だと、とんでもない語句を拾ってきてしまうため
ある程度の調整が必要なようです。
これ、小さい子供が外で変な言葉を覚えてきたときに
「そういうことは言ってはいけません」って教えるのと同じじゃないかと思うのです。
そう考えるとやはり情動(というより社会性?)が発達していない子供のうちって
会話ボットと同じでひたすら外部からの刺激を吸収している状態なんですね。
そこに意味を見出す、自分で考えるようになるのってどういうメカニズムなんでしょうね。



私が考える人工無脳の価値というのは、プログラムが作った文章単体ではなく、
その文章を介して起こるコミュニケーションです。
酢鶏がちょっとズレたコメントを出したときに、「おいおい! スゲー飛んだな!」と
盛り上がるなら、それは価値があると思うんですよ。
もちろん、そうした面白みが出るためには人工無脳を楽しんでくれる人が必要です。
つまり、受け手側となる人間に依るところが大きいんですよ。

さっきの話もそうですが、子供との会話も受け手側の大人がどう対応するかで
社会性がどう形成されていくかが異なると思うのです。
人がどうやって社会性を持つ生き物になっていくのか、
動物はどうやっているのか?
行動心理学や社会学の領域に人工知能というテーマは問いを喚起してくれそうです。



実際のところ、「酢鶏2」や「酢鶏3」を作る計画はあるんですけど、
現在の酢鶏とは別の性格になってしまうんですよ。
以前、こっそり酢鶏に「酢鶏2」を入れてみたことがあるんですが、
やはり雰囲気が変わってしまうんです。
普段酢鶏と会話している人たちから即座に「酢鶏、おかしくない最近?」
「いつものキレがないよ」といった反応が返ってきたので、すぐに戻しました。
エンジンを変えると、同じような性格に設定したつもりでも微妙な違いが出てくるんですよね

これも興味深い話で、人工無脳でもエンジンごとに違いが出てしまい、
それを変えてしまうと会話をしている相手に違和感を与えてしまうとのこと。
これはもう「キャラクターが出来ている」ということなんじゃないかと思います。
「自己」は無いけど、「キャラクター」がある。
つまり「自己」は内部からの定義づけに立脚しているが、
「キャラクター」というのは、観測している外部からの定義づけに立脚しているということですね。
考えてみれば当たり前のことなんですが。


しかし人工知能のことを考えると、必然的に対照となる人間のことを考えてしまいます。
人工の知能を作ろうとしたときに、どういうテストで「人工の知能ができた」と証明すれば
良いのか、つまり知能(知性)っていったいどう定義づければ良いのか?

チューリングテストなんてのはそのひとつの回答例です。
とはいえチューリングテストを考案するにあたり、
チューリングはあえて「知性」を定義していないみたいですね。

チューリングテストにも反論として「中国語の部屋」がありますし
そこのあたり、専門に研究している方々がどう捉えているのか、興味はつきません。







関係ない話ですがチューリングテストに代表される思考実験はネーミングが秀逸ですよね。
チューリングテスト
中国語の部屋
中国脳…攻殻機動隊を思い起こさせます。
コウモリであるとはどのようなことか
哲学的ゾンビ
マリーの部屋
逆転クオリア
水槽の脳…まんまホラーですね。胡蝶の夢を思い起こさせます。胡蝶の夢は思考実験ではなく説話ですが。
スワンプマン(沼の男)


湧き出すさかな

ねとらぼより
なにこれ? 凍った池に穴を開けたら魚がプリプリ湧き出してきた
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1301/24/news138.html


ロシアでの凍った池での魚とりの様子。
凍った池に穴を開けるだけで魚が押し出されてきています。

元記事ではコメント欄を参考にその理由を記載しています。

>>>>>
一体なぜこんなことが起こるのか? 動画のコメント欄によると、凍った池に穴を開けると、氷の重みで水が吹き出してくるのだそう。加えて表面が凍ったことで水中の酸素が少なくなっており、酸素を求めて魚が自ら穴のほうに寄ってくるため、こうした現象が起きるのだそうです。これは漫画「釣りキチ三平」でも「ドン突き漁」として登場したことがある漁法。氷上に打ち上げられた魚を手づかみでわっさわっさと回収していく様子は、釣りとはまた違った醍醐味がありそうにも見えますね。

「うわー」「ぎゃー」という魚の悲鳴が聞こえてくるようです。

「言葉」の取り扱い方

桜宮高校バスケ部キャプテンの自殺の原因は「体罰」ではない
大阪市立桜宮高校で、バスケ部の顧問の教師に暴力を受けていた男子生徒が自殺した。
この問題を受け、マスコミは連日のように「体罰」として取り上げているが、どうもしっくりこない。
この教師がやったことは「体罰」ではないからだ。

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1301/15/news022.html

大阪市立桜宮高校で発生した男子生徒の自殺事件が問題となっていますが、
上記記事はその報道のされ方に疑問を呈しています。
自殺の原因となった顧問教師の暴力をマスコミは「体罰」と報道していますが、
実際に行われたことは「体罰」ではなく「虐待」ではないかと指摘しています。

確かに今回の問題に関しては「体罰」という言葉が一人歩きしており
記事の最後の方で指摘しているように、「体罰教師を見つけ出す」のが目的と
なってしまっているような印象を受けます。


少年たちのスポーツ指導の現場に軍隊式の「公開処刑」を持ち込んだ非常識な男を責めなくてはいけないはずが、
いつの間にか、「体罰教師」をあぶりだす魔女狩りになってきた。
こうなると、問題行動を起こす子どもに対して“厳しい指導”をするまともな教育者が、
モンスターペアレンツからの密告を恐れて萎縮する。


今回の場合について、指導に暴力が使われるのは全く不適切で、
それは「虐待」といってもよい内容だと思いますが、イコール「体罰教師を排除する」と
いう内容に繋がってしまっているところに「言葉」の取り扱いの危うさを感じました。
差別表現についても、そういった言葉が生まれたことで差別自体が顕在化してしまうこともあります。
悲しいかな、人間は主に言葉を用いなければコミュニケーションを取れない生き物です。
だからこそ、その「言葉」の取り扱いには敏感でいなければならないと思いました。






ここからは記事のテーマとは離れて、個人的な考えになりますが、
教師の暴力を伴った指導が良いとは決して思いません。
親がきちんと物事を教えていれば、子供は義務教育を受け始める年齢になった段階で
言葉を持って教え諭すことができるくらいの理解力を持っていると思うからです。
ですが残念なことにすべての子供がそのようなきちんとした親の教育を受けられているかというと
そうではない場合もあるのではないかと思います。
おおよそ子供の問題というのはイコール親の問題です。
知人にも教師をしている人間が何人かいますが、問題行動を起こす子供では
当人よりも親の方に問題がある場合があると聞いています。
そういった子供たちを教え諭すことに関して、大半の教師の方々は
日々悩みながら向き合っており、この顧問教師のやったことはそういった人たちに対しての
冒涜だと思います。
親も、教師も、大人とはいえ良いところも悪いところもある只の一人の人間です。
でも子供にとってはほとんど世界のすべてです。
理想論かもしれませんが、真剣に子供たちと向き合っている教師の方々に対して
胸を張れるような子供を育てられる親になりたいと思っています。





本文記事は下記にて。

本当に久しぶり。

テストもかねて4年以上ぶりに更新しました。
前回の投稿時はまだ新人でしたね。
今ではすっかり中堅社員ですね。

引き続きまったりしながら意味のある事も書けていくといいな…。

小学館問題

今更ながら小学館問題について。

「金色のガッシュ!」の作者の雷句誠先生が出版社の小学館を
原稿紛失のかどで提訴した問題です。

すでにあちこちで言われていますが、出版業界の構造的な問題点が
浮かび上がってきたものなのかなと思います。
(関係者ではありませんので想像するしかないのですが…。)

「アニメがお仕事!」でアニメ業界の問題を石田先生が描かれてますが、
こことも似ているなと思いました。
作品をつくる側が「下請け」であるという構造になってしまっている、
力関係が発生してしまっているという問題です。
「もっと安いお金でやる人は一杯いる」という認識が双方にあるが故に
発生しているのかもしれません。

しかしネットが発達して誰もが作品を発表する機会が増え、
作者と読者が直接結びつくようになってきた今、
あくまで仲介者である出版社の存在意義というものが
問われている気がします。
(ここらへんは昨日のエントリーにも通じるものがあるように思います)

マスメディアとは何者か?

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT11000010062008

先日起きた秋葉原の事件では現場に居合わせた人が多数いたために
ネットに情報が即座に流れたようですね。

たしかに今や誰もが情報発信者になる時代。
ネットリテラシーどころではなく、
「(発信者の意味での)メディアリテラシー」を誰もが求められるのかも知れません。

その中で電車の中吊り広告にはあいかわらず「オタク」の文字が踊っていますが…。
いまや「オタク」も母数が増えているでしょうし、
昔よりも犯罪を犯した人間の中に占める割合が増加しているのではないでしょうか。

昔よりは「オタク」が住みやすい世の中になったのかも知れませんが、
(オタクというだけで阻害されなくはなったのですかね?)
理解できないものを排除する思考はいつでもあるのかもしれません。

もちろん殺人はいかな理由があれ赦されるものではありません。
また、最近ほとんどニュースを見ていないので、かなり正確な情報が欠けた状態で
書きつづっていますので、容赦ください。

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  • Author:miyabi
  • 2013/1よりディスプレイ周りの技術情報を掲載。

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